急速に成長するDeFiに暗号資産初心者が投資するには?イーサリアム投資をスタート地点にしよう

昨今、暗号資産・ブロックチェーン業界ではDeFi(分散型金融)の分野が注目されています。スマートコントラクト上にロックされた資産規模を計測するTVL(トータル・ロック・バリュー)という指標は8月後半に60億ドルを突破しています。DeFi市場はわずか数か月で数倍に拡大しており、「バブル」と見る声も少なくありません。

そこで、ここでは急速に成長しているDeFi市場についてご説明します。また、難解なDeFiのトレンドに乗り切れないという暗号資産初心者がどのように向き合えばいいのかについても解説していきます。この機会にDeFiに投資する価値があるかどうか検討してみてください。

目次

  1. 急速に成長を遂げているDeFi
  2. DeFiを利用するには
  3. DeFiバブルに「参加しない」で恩恵を受けるのも手
  4. イーサリアムを購入するのにおすすめの暗号資産取引所
    1. 指値注文の手数料がお得!送金手数料が無料のGMOコイン
    2. 現物取引手数料や送金手数料などが無料!DMM Bitcoin
    3. 初心者でも利用しやすい取引ツールを提供するCoincheck
  5. まとめ

①急速に成長を遂げているDeFi

DeFi(分散型金融)とは一般的にイーサリアム上の金融サービス群やそのエコシステムを総称する言葉として知られています。ステーブルコインやレンディング、分散型取引所サービスなどがその例です。資産はユーザーの手元のウォレットで管理したまま、誰でもインターネット上でアクセス可能です。

最近では、イーサリアム系のトークン(ERC20規格に準拠)をスマートコントラクトにロックすることで金利やトークンを獲得する、「流動性マイニング」や「イールドファーミング」と呼ばれる手法が投資家に注目されています。

DeFiレンディングサービス「Compound」の「ガバナンストークン(Comp)の流動性マイニングを使った配布が始まった6月以降、TVLは2か月間で3倍強に膨らみました。Compoundは分散型の運営を目指しており、意思決定に「ガバナンストークン」を使用します。

Defipulse

これは「Web3.0プロジェクト」の特徴であり、MakerDAOやCurveなど複数のプロジェクトが同様に、独自のガバナンストークンを発行しています。ガバナンストークンの保有量によって、そのプロジェクトへの影響力が変わってきます。

Compトークンは、流通量もままならないままに配布開始から数週間で主要な取引所に上場しており、時価総額は一気にトップ30まで大躍進を遂げました。この動きを受けて、ガバナンストークンが軒並み高騰しています。

しかし、DeFiプロジェクト全体が雰囲気で買われているため、各トークンの価値が適切に測定されている訳ではないことに注意が必要です。既に過熱市場(バブル)となっている可能性があります。

②DeFiを利用するには

DeFi系プロジェクトの多くは、イーサリアム・ブロックチェーン上で構築されています。代表例としてCompoundの利用方法をご紹介します。

Compoundはレンディングプロトコルです。「MetaMask」などのイーサリアムウォレットを経由して、イーサリアムやBATなどのトークンを貸し出すことで、利息を得ることができます。逆に借り入れることもでき、その場合、Compoundのスマートコントラクトに資産をロックします。

Compoundに参加するためには、先ず日本の暗号資産取引所でイーサリアムを購入します。そのイーサリアム を「MetaMask」などのウォレットへ送付します。イーサリアムを使い、Compound内で自身の資金を貸し付けることが可能になります。なお、途中でERC20型のステーブルコイン(米ドルの価格と連動している暗号資産:USDC、USDC、DAIなど)に交換して、それをCompoundに貸し出すことも可能です。それぞれ資産の変動幅と金利を考慮して判断することになります。

APY
【引用】Compound Market Overview

貸付に成功すれば金利とCOMPトークン(Compoundのガバナンストークン)を得ることができます。このように手順をいくつかクリアする必要があるので、暗号資産やブロックチェーンの知識、ウォレットへの扱いなどに慣れておく必要があります。

③DeFiバブルに「参加しない」で恩恵を受けるのも手

DeFiのエコシステムを活用しているサービスは1つだけでなく、複数存在します。中にはハイリターンを主張するプロジェクトもありますが、迂闊に信用することにはリスクが伴います。

今のDeFiブームは、以前のICOバブルに酷似しているとも言われています。ICOバブルでは、ほとんぼ中身のないアルトコインに大きな資金が集まったことで、ICO市場は急激に加熱しました。今回も乱立するDeFiプロジェクトの中には、コードをコピーしただけのものや、コード監査を経ていないものも含まれています。そもそもガバナンストークンの価値に疑問を呈す専門家も少なくありません。

むやみにDeFiに参加するのではなく、理解するまでは「参加しない」という判断もありえるでしょう。それでもこの「DeFiバブル」を体験したいという方は、ビットコインやイーサなど主要な暗号資産を保有しておくことで、市場全体の利益を享受という手もあります。

④イーサリアムを購入するのにおすすめの暗号資産取引所

1. 指値注文の手数料がお得!送金手数料が無料のGMOコイン

bitFlyer
GMOコインは、東証一部上場のGMOインターネット株式会社のグループ会社であるGMOコイン株式会社が運営する暗号資産取引所です。GMOインターネットはグループ会社にGMOクリック証券などの金融サービスの提供実績をもっており、GMOコインにおいても金融ノウハウを活かした運営が行われていることが特徴です。

GMOコインの取引所は、ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコインの5種類を取引できます。GMOコインの売買手数料はメイカー取引にマイナス手数料(メイカー:-0.035%、テイカー:0.04%)を採用しています。これは、取引の際に本来かかるべき手数料が報奨金として付与される仕組みで、指値注文を出すトレーダーにとって有利な条件です。

またGMOコインでは法定通貨の出金、暗号資産の入出金の手数料が無料に設定されています。また法定通貨の入金では、GMOあおぞらネット銀行、ジャパネット銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行が手数料無料で振込ができます。少額投資をする場合、まとまった資金を振り込むことが難しいケースがあるので、こういった手数料無料をうまく活用しましょう。

2. 現物取引手数料や送金手数料などが無料!DMM Bitcoin


「DMM Bitcoin」は、株式会社DMM.comのグループ会社である株式会社DMM Bitcoinが運営する暗号資産取引所です。DMM.comはグループ会社で10年近く金融サービスを提供した実績もあるため、DMM Bitcoinにおいてもグループ会社の金融ノウハウを活かした運営が行われていることが特徴です。

DMM Bitcoinでは新規注文や決済注文の取引手数料が無料な他、ロスカット手数料や法定通貨の入出金、暗号資産の入出庫も無料となっていることが特徴です。ツーウェイ・プライス方式の「販売所」に特化しており、現物取引とレバレッジ取引を提供しています。現物取引に対応している暗号資産は3種類(ビットコイン、イーサリアム、XRP)です。

一方、レバレッジに対応している暗号資産は11種類(ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、ネム、イーサリアムクラシック、ステラルーメン、モナコイン、クアンタム、BAT)となっています。DMM Bitcoinは日本円だけでなく暗号資産建ての取引にも対応しており、取引パターンの組み合わせは計18種類に上ります。販売所に特化しているので暗号資産初心者から、トレーディング目的のトレーダーまで幅広いニーズからの定評があります。

3. 初心者でも利用しやすい取引ツールを提供するCoincheck

Coincheck
Coincheckはマネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営している仮想通貨取引所です。Coincheckは直感的に使いやすいインターフェイスが特徴で、初心者でも取引サービスにスムーズにアクセスして暗号資産を購入できるよう設計されています。

Coincheckは「販売所」と「取引所」で仮想通貨の売買サービスを提供しています。取引所ではビットコインを取り扱っており、取引手数料は無料となっています。販売所では14種類と国内の暗号資産引所の中で最も多くの暗号資産を取り扱っています。またCoincheckでは他にはないユニークなサービスがあり、積立購入ができる「Coincheckつみたて」や最大年率5%の「貸仮想通貨サービス」があります。

⑤まとめ

DeFiはイーサリアム上の新しい金融サービスとして今後発展していく可能性はありますが、現状、暗号資産初心者が無理をして参加する必要はありません。この機会に、ブロックチェーンに対する知識を改めて身に付けたり、自分の暗号資産を取引所ではなく自分自身で管理するところから始めてみましょう。

DeFiを含むブロックチェーン技術が世界的に活用されることで、暗号資産自体の価値が上がってくる可能性もあります。今の段階からベース資産であるイーサリアムやビットコインを、コツコツ積み立てる戦略が望ましいでしょう。

今回ピックアップした取引所のように、暗号資産取引所の中には手数料が抑えられているところがあり、サービスも異なります。登録は無料なので、1社に絞らず、2、3社に口座を開設し、自分に合ったところをメインにしながら、用途に合わせて使い分けてみましょう。

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立花 佑

立花 佑

自身も仮想通貨を保有しているWebライターです。HEDGE GUIDEでは、仮想通貨やブロックチェーン関連の記事を担当。私自身も仮想通貨について勉強しながら記事を書いています。正しい情報を分かりやすく読者の皆様に伝えることを心がけています。