暗号資産投資の4つのリスクを理解して、上手に付き合う方法をご紹介

暗号資産(仮想通貨)は総じてボラティリティが激しく、ニュースによって価格が急変するケースがあります。最近では、イーサリアムクラシック(ETC)が51%攻撃に晒されており、過去1か月で資産価値が30%減少しました。これに続いてコインチェックやbitFlyerなどの大手取引所がETCの取扱いに制限をかけるなど、ETCにとってネガティブな要因が続きました。(51%攻撃はブロックチェーンを制御して、データを改ざんしようとする行動です)。

ユーザーの中には、取引所による突然のアナウンスに動揺した方も多いでしょう。しかし、ネガティブな話題に直面する度に「やっぱり暗号資産は危険なんだ」と落胆してしまったり、投資を辞めてしまうのはもったいないことです。暗号資産投資のリスクを理解して、予め対策しておくことで冷静に対処することが可能になります。ここでは、暗号資産投資初心者向けに気を付けるべきリスクについて説明します。

目次

  1. 暗号資産投資で押さえておきたいリスク
    1-1. 価格変動(ボラティリティ)リスク
    1-2. 暗号資産取引所及びID・パスワードのハッキングリスク
    1-3. 暗号資産自体がトラブルを抱えるリスク
    1-4. システム障害やメンテナンスで取引機会を逃すリスク
  2. 分散投資によるリスク低減
  3. 暗号資産投資におすすめの取引所
    3-1. 国内最多!14種類の暗号資産を取り扱っている「Coincheck」
    3-2. マイナス手数料を導入している「GMOコイン」
    3-3. SBIグループの暗号資産取引所「SBI VC トレード」
  4. まとめ

①暗号資産投資のリスク

1-1. 価格変動(ボラティリティ)リスク

価格変動リスクは暗号資産の価格が変動することによって元本割れするリスクです。暗号資産は伝統的なアセットクラス(株や債券)よりも値動きが大きいため、リスク管理もより困難になります。前述のように、ファンダメンタルズの変化によって価格変動することは度々あります。一方、トレードにおいてボラティリティは利益を得るチャンスでもあります。暗号資産をスタートしたいと思う方の中には、ボラティリティに魅力を感じている投資家も少なくありません。

1-2. 暗号資産取引所及びID・パスワードのハッキングリスク

暗号資産は電子データであるため、インターネットを経由して不正に操作され、移送されるリスクがあります。日本国内の暗号資産取引所でも、暗号資産が不正に移送される事件がありました。その後、暗号資産取引所のセキュリティ体制に対する規制が強化されています。

2020年5月に施行された「改正資金決済法」において、暗号資産交換業者は「業務の円滑な遂行等のために必要なものを除き、顧客の暗号資産を信頼性の高い方法(オンラインによる取り扱いが発生しないコールドウォレットなど)で管理すること」が義務づけられました。取引所の中には95%~100%のコールドウォレット管理を表明している取引所もあります。

また取引所の顧客のIDやパスワードがハッキングされ、暗号資産が盗まれるといったケースもあります。それを防ぐために、取引所では2段階認証設定の徹底やパスワードの使い回しを避けるよう呼びかけています。

1-3. 暗号資産自体がトラブルを抱えるリスク

暗号資産のネットワーク上の脆弱性が攻撃されたり、プログラム上の欠陥が見つかった場合、取引所は取引を停止するケースがあります。特に比較的時価総額が低いアルトコインで発生した事例が続いています。2018年には、モナコインのブロックチェーンが攻撃され、MONA価格が下落しました。

1-4. システム障害やメンテナンスで取引機会を逃すリスク

システム障害のリスクは、暗号資産取引特有のものではなく金融商品全般に起こり得るものです。DOS攻撃や相場の急変動などで取引所のサーバーに負荷がかかり、何時間も取引ができなくなることがあります。

システム障害はオンライン取引にはつきものですが、シャットダウン中のポジションの強制清算で失った資産の補償などの対応は、暗号資産取引所の判断に委ねられています。中には補償を行う企業もありますが、重要なリスクとして押さえておきましょう。またメンテナンス中は取引所にアクセスできなくなるので、その間に価格変動があると対処できなくなります。

②分散投資によるリスク低減

取引所のハッキングやシステム障害、メンテナンス、暗号資産自体のリスクは自身で管理できませんが、複数の暗号資産取引所に資産を分散したり、あるいは複数の暗号資産に分散投資することで、上記に挙げたリスクを低減することは可能です。分散投資は投資対象を多様化させることで、価格変動リスクを低減させることができます。

暗号資産市場で最も需要が高く、時価総額の大きいビットコイン、次にイーサリアムをポートフォリオの中心に据えることがベターです。時価総額の低いアルトコインへの比重を抑え、全体としてのボラティリティを極力抑えるようにしましょう。

③暗号資産投資におすすめの取引所

3-1. 国内最多!14種類の暗号資産を取り扱っている「Coincheck」

Coincheck
Coincheckは、マネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営する暗号資産取引所です。Coincheckは、国内でも最多の暗号資産を取り扱っており、ネム(XEM)やモナコイン、ステラなど、他の取引所では取り扱いが少ない暗号資産を購入することができます。Coincheckの最小注文数量は500円であり、少額から人気の高いアルトコインを購入できます。

Coincheckはまた、自動積立サービス「Coincheckつみたて」を提供しています。これは毎月1万円~10万円の範囲で1,000円単位で設定でき、口座振替手数料と積立サービス手数料無料で暗号資産を自動的に購入できるので便利です。

取扱い銘柄

ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リスク、イーサリアムクラシック、モナコイン、ネム、ファクトム、ステラルーメン、クアンタム、BAT、IOST

3-2. マイナス手数料を導入している「GMOコイン」

bitFlyer
「GMOコイン」は、東証一部上場のGMOインターネット株式会社のグループ会社であるGMOコイン株式会社が運営する暗号資産取引所です。GMOインターネットはグループ会社にGMOクリック証券などの金融サービスの提供実績があり、GMOコインにおいても金融ノウハウを活かした運営が行われていることが特徴です。

GMOコインは「販売所」と「取引所」、「暗号資産FX」の3つの取引サービスを提供しています。販売所と暗号資産FXでは9種類の暗号資産を売買でき、取引所は5種類の銘柄で現物取引とレバレッジ取引を利用できます。取引所のメイカー(指値注文)でマイナス手数料を採用しているため、頻繁に取引を行う方にとって特にメリットがあります。取引所(レバレッジ取引)のマイナス手数料はBTC/JPYのみとなっています。

取扱い銘柄

ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、ネム、ステラルーメン、BAT、OMG

3-3. SBIグループの暗号資産取引所「SBI VC トレード」

VCTRADE
SBI VCトレード(VCTRADE)はSBIグループのSBI VCトレード株式会社が運営する暗号資産販売所です。SBIグループが金融機関として培ったノウハウを活用し、セキュリティや運営面はもちろん、取扱通貨やスプレッド、流動性まで、顧客を第一に考えた取り組みが特徴です。グループ会社である住信SBIネット銀行との連携もSBI VCトレードの特徴のひとつで、同行の利用者であればおさえておきたい取引所です。

SBI VCトレード の販売所ではXRP、ビットコイン、イーサリアムの3種類が取り扱われており、成行注文と価格指定注文をすることができます。またリップル/円をはじめとした銘柄において、業界最狭水準のスプレッドを強調しています。板形式のVCTRADE Proでも、マーケットメイカー(MM)が常時流動性を供給しているので継続的な取引機会が提供されています。

取扱い銘柄

XRP、ビットコイン、イーサリアム

④まとめ

暗号資産投資にとって分散投資は大切ですが、アルトコインへの投資はくれぐれも慎重に判断しましょう。初心者の方は、ビットコインやイーサリアムだけで長期投資をして資産形成する方が得策です。慣れてきた段階で、ビットコインの長期投資をベースに、アルトコインのファンダメンタルズに基づいて短期投資を行うなどの投資戦略がおすすめです。

今回ピックアップした取引所では1,000円以下の少額購入も可能なので、一定期間毎に少額でも一定の金額を同じ対象資産で購入するドルコスト平均法で投資することが可能です。ドルコスト平均法は、投資におけるリスクを効果的に軽減する投資方法なので、ぜひ参考にしてください。

取引所によって取り扱い銘柄や最小注文数、サービス内容が異なっています。口座登録は無料でできるので、投資目的に応じて使い分けるなどが可能です。複数の口座に資金を分散させることで、取引機会を逃すリスクを避けることができます。この機会に暗号資産各社のサービスを試してみてください。

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立花 佑

立花 佑

自身も仮想通貨を保有しているWebライターです。HEDGE GUIDEでは、仮想通貨やブロックチェーン関連の記事を担当。私自身も仮想通貨について勉強しながら記事を書いています。正しい情報を分かりやすく読者の皆様に伝えることを心がけています。