【暗号資産投資初心者向け】コインチェックのメリット、デメリットについて解説

暗号資産取引所コインチェックは、取扱銘柄数の多さ、インターフェイスのわかりやすさで高い評価を受けています。特にモバイルアプリが洗練されており、スマホを日常的に使っている若者を中心に支持されている様です。

例えば、コインチェックが2020年8月に約2,500人のユーザー向けに実施したアンケートによると、コインチェックを利用している理由について、「アプリや画面が使いやすい」「アプリダウンロード数No. 1(多くの人が使っているから)」「取扱い通貨数が多いから」という回答が全体の56%を占めていました。

実際のところ、コインチェックのアプリの累計ダウンロード数は2020年8月時点で300万件を超えており、「デイリーアクティブユーザー数(DAU)」でも国内No.1(2020年1月~6月 データ協力:App Annie)となっています。

スマホアプリの使いやすさに加えて、コインチェックは多くの暗号資産を取り扱っており、関連サービスも豊富に揃えているなどの特徴があります。ここではコインチェックのサービス概要、メリット・デメリットについて解説していきます。

目次

  1. コインチェックの概要
  2. コインチェックのメリット
    2-1. スマホアプリの使いやすさ
    2-2. 国内最多の計14種類を取扱う販売所
    2-3. 自動積立投資サービス「Coincheck つみたて」
    2-4. 最大年利5%の仮想通貨口座「貸仮想通貨」
    2-5. 顧客資産の100%をコールドウォレットで管理する安全性
  3. コインチェックのデメリット
    3-1. 「取引所」の取扱い通貨が少ない
    3-2. 比較的スプレッドが広い
    3-3. レバレッジ取引ができない
    3-4. 過去に起きた暗号資産の不正流出事件
  4. まとめ

①コインチェックの概要

Coincheck
コインチェックはマネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営している暗号資産取引所です。コインチェックは「販売所」と「取引所」の2種類の売買サービスを提供しており、取引所では主にビットコインを手数料無料で売買できます。取引以外のサービスも充実しており、自動積立てや、貸仮想通貨(レンディング)、ポイント投資サービスなども備えています。

②コインチェックのメリット

2-1. スマホアプリの使いやすさ

コインチェックのスマホアプリは初心者でも直感的に利用しやすいと評判で、2020年上半期のダウンロード数は国内No. 1(対象期間2020年1月〜6月:App Annie調べ)、2020年8月にはアプリの累計ダウンロード数300万件を突破しました。
coincheck userbility
公式ブログによると、コインチェックは一般の人たちに仮想通貨を身近に使ってもらえるように、「ワクワクするユーザー体験」を提供しようと務めています。スマホアプリは「ヌルッと下から出てくるアクションページ、ヒュンと動くチャートタブ、クルンと回る総資産グラフ」などと使用感が追及されており、操作の快適さがますます向上しています。

2-2. 国内最多の計14種類を取扱う販売所

コインチェックの販売所は、国内の最多となる14種類の暗号資産(ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リスク、イーサリアムクラシック、モナコイン、ネム、ファクトム、ステラルーメン、クアンタム、BAT、IOST)を取り扱っており、最低注文量は500円相当から取引できます。コインチェックは積極的に暗号資産を追加で取り扱っているので、アルトコインに興味がある方は特に注目です。

2-3. 自動積立投資サービス「Coincheck つみたて」

「Coincheckつみたて」は、毎月一定額を暗号資産に自動的に投資できるサービスです。1万円~10万円まで1,000円単位で設定でき、銀行口座を指定しておくことで入金から購入まで自動で行います。口座振替手数料、積立サービス手数料は無料となっています。コインチェックによると、2020年6月の積立件数は前年比で約5.6倍に増加しており、人気のサービスとなっています。

おすすめは毎月の入金額を日割りで買い付ける「毎日つみたてプラン」です。価格変動リスクを抑えながら投資をすることができるので、投資初心者でも長期的な投資に取り組みやすくなっています。現在のところ、コインチェックつみたては計12種類の暗号資産(前述の14種類のうちファクトムとモナコインが対象外)に対応しています。

2-4. 最大年利5%の仮想通貨口座「貸仮想通貨」

貸仮想通貨(レンディング)とは、投資家が保有している暗号資産(仮想通貨)をコインチェックに貸し出し、一定の料率で計算した利用料をその暗号資産で受取るサービスです。コインチェックの「貸仮想通貨サービス」は最低10万円(相当)から利用でき、14種類の仮想通貨が対象となります。

期間に応じて両立が異なり、14日間・30日間・90日間・180日・365日間(年率は1%~5%)の計5パターンから選択できます。着実に暗号資産の保有量を増やせるので、長期目線の投資家におすすめのサービスです。

2-5. 顧客資産の100%をコールドウォレットで管理する安全性

2020年5月の資金決済法の施行により、顧客資産の管理方法に関するルールも改訂されています。暗号資産交換業者は、顧客の預かっている暗号資産の95%以上をコールドウォレット(インターネットを遮断したデバイスで秘密鍵を保管している)で管理する必要があります。コインチェックはこれに準拠し、顧客の預かり資産の全てをコールドウォレットで管理し、高い安全性を維持しています。

③コインチェックのデメリット

3-1. 「取引所」の取扱い通貨が少ない

取引所は株式市場のような「板」情報に基づいて暗号資産を売買する方法です。コインチェックは取引所の取り扱い銘柄を追加していますが、現在のところ4種類の暗号資産(ビットコイン、ファクトム、イーサリアムクラシック、モナコイン)に限られています。人気の高いアルトコインであるXRPやイーサリアムなどは、販売所で購入する必要があります。取引所を好む暗号資産に慣れたユーザーにとってはネックとなるでしょう。

3-2. 比較的スプレッドが広い

販売所は「買い値」と「売り値」の価格差(スプレッド)があるため、短期間に売買を繰り返すと、資金が目減りする場合があります。例えば、SBIVCトレードの決算資料(2018年7月)によると、コインチェックのスプレッドは4.38%と報告されています。実際のスプレッドは市場環境に応じて変動し、暗号資産の銘柄によっても異なりますが、それほど実態とかけはなれていない様です。販売所の利用は、事前に利確・損切ポイントを決めてから、中長期目線で取り組む方が良いでしょう。

3-3. レバレッジ取引ができない

コインチェックは現物の暗号資産を豊富に取り扱っていますが、レバレッジ取引は提供していません。バイアンドホールドでキャピタルゲインを狙うのには十分なのですが、スイングトレードや、デイトレードを好むユーザーには物足りなさを感じるかもしれません。

3-4. 過去に起きた暗号資産の不正流出事件

コインチェックは、2018年1月に約580億円相当の「ネム(XEM)」が不正流出した過去があります。その後、コインチェックはネム保有者約26万人に日本円で返金しており、同4月にはマネックスグループによる買収を受け入れて完全子会社となりました。2019年1月には金融庁から暗号資産交換業として認可を受け、着実に体制を整えています。

現在、コインチェックは改正資金決済法による管理体制構築と管理強化に対応して、安全性の維持に努めています。経営体制の見直しをはかり、ガバナンス体制構築、経営戦略の見直しも実施、内部管理やシステムリスク管理を強化するために経営資源を投入しています。

④まとめ

コインチェックは国内で最も多くの暗号資産を取り扱っており、国内で最も人気の高い暗号資産取引所の一つと言えます。販売所は直感的にわかりやすく、取引所は手数料無料でビットコインを取得できるので、投資初心者が最初に利用するならコインチェックがおすすめです。その際、今回記載したデメリットに注意しながら、計画的に投資に取り組んで頂けると幸いです。

これまでコインチェックは自動積立や貸暗号資産サービスなど、ユニークなサービスを他社に先駆けてリリースしてきました。今後も国内の取引所がまだ取り扱っていないアルトコインの追加や、業界で最初の新サービスが登場するかもしれません。コインチェックの口座開設は無料でできますので、これを機にぜひ確認してみてください。

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立花 佑

立花 佑

自身も仮想通貨を保有しているWebライターです。HEDGE GUIDEでは、仮想通貨やブロックチェーン関連の記事を担当。私自身も仮想通貨について勉強しながら記事を書いています。正しい情報を分かりやすく読者の皆様に伝えることを心がけています。