長期投資におすすめの暗号資産取引所。コインチェックとGMOコインを徹底比較

近年、暗号資産(仮想通貨)投資に乗り出す個人投資家が増えてきています。米大手決済ペイパルは暗号資産取引サービスを開始し、トレードアプリのロビンフッド・クリプトでは今年だけで約600万人の新規顧客を獲得しています。

国内市場を見ても、主要な仮想通貨取引所コインチェックのアプリダウンロード数は前年同月比で20%増加しており、本人確認済みの口座数も同時期に13%増加しています。

マネックスグループ、決算資料より引用

新型コロナウイルスの影響により資産形成の考え方や行動に変化が起きて、投資をスタートした人も少なくないようです。投資初心者におすすめの投資戦略は、価格変動に翻弄されずに安定的に投資できる長期投資です。ここでは長期投資向けのサービスを提供している2つの暗号資産取引所、コインチェックとGMOコインについてご紹介します。

目次

  1. マネックスグループの暗号資産取引所コインチェック
    1-1. 自動積立投資サービス「Coincheckつみたて」
    1-2. 年利最大5%の貸仮想通貨サービス
    1-3. リスク(LSK)のステーキングサービス(β)
  2. GMOインターネットグループのGMOコイン
    2-1. GMOコインの「つみたて暗号資産」
    2-2. 最大年利3%の貸暗号資産サービス
    2-3. テゾス(XTZ)のステーキングサービス
  3. コインチェックとGMOコインの取扱銘柄・手数料等を比較
  4. まとめ

①マネックスグループの暗号資産取引所コインチェック

Coincheck
コインチェックは、大手金融会社マネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営する暗号資産取引所です。同社はUI(ユーザーインターフェイス)が優れていると評判で、現在までにコインチェックの本人登録済みのユーザー数は104万口座で国内No.1となっています(2020年10~12月期のマネックス決算報告より)

1-1. 自動積立投資サービス「Coincheckつみたて」

コインチェックは毎月一定額を自動的に投資できる「Coincheckつみたて」を提供しています。1万円~10万円まで1,000円単位で設定でき、銀行口座を指定しておくことで入金から購入まで自動で行います。口座振替手数料、積立サービス手数料は無料となっています。「毎日つみたてプラン」は価格変動リスクをより軽減できるので、投資経験の少ない方にも取り組みやすいサービスです。

1-2. 年利最大5%の貸仮想通貨サービス

コインチェックは、ユーザーが所有している暗号資産を貸し出して、最大年利5%を獲得できるレンディングサービスを提供しています。5種類(14日・30日・90日・180日・365日間)の貸し出し期間に対して、年利はそれぞれ1~5%に設定されています。暗号資産の長期保有を決めている人にとっては確実に利息が得られるメリットがあります。

1-3. リスク(LSK)のステーキングサービス(β)

所定の暗号資産を条件に沿って一定期間保有することでネットワークに貢献し、報酬を得る仕組みは「ステーキング」と呼ばれています。保有しているだけで報酬を得ることができるので、投資家の間で近年注目が高まっています。

コインチェックは、DPoSというコンセンサスアルゴリズムの仕組みをもつリスク(LSK)のステーキングサービス(β)を提供しています。コインチェックでLSKを保有しておくと、保有量に応じて報酬がLSKで付与されます。保有しているだけでローリスクで資産を蓄積できるので、初心者でも利用しやすいサービスです。

②GMOインターネットグループのGMOコイン

bitFlyer
GMOコインは、東証一部上場のGMOインターネット株式会社のグループ会社であるGMOコイン株式会社が運営する暗号資産取引所です。初心者から上級者まで幅広いユーザーが利用するGMOコインの口座数は34.1万件を越えています(GMOフィナンシャルHD、2020年12月期第4四半期決算資料より)。

2-1. GMOコインの「つみたて暗号資産」

GMOコインの「つみたて暗号資産」では最低1,000円~最大50,000円の積立投資が可能です。毎月10日の積立日にGMOコインの口座に残高があれば、積立手数料無料で自動で取引を行うので、手間をかけずに投資を継続することができます。

GMOCoin
GMOコインのHPでは簡単なシミュレーションが行えます。2018年2月から毎月1,000円ずつビットコインを積立てた場合、3年後の2021年1月には元本(36,000円)、積立数量0.0443BTC、評価額149,104円(約4倍)に増加しています。過去3年間にビットコイン価格は150万円から30万円まで上下動しましたが、積立投資により堅実に投資リターンを得ることができています。

2-2. 最大年利3%の貸暗号資産サービス

GMOコインも貸暗号資産サービスを提供しており、最大年率は3%となっています。ホームページでシミュレーションツールを設置しているので、条件毎のリターンを想定することもできます。例えば、ビットコイン0.1BTCを「年率3%コース(3ヶ月)」に貸し出した場合、償還時に受け取れる貸借料は0.00739726 BTC(3,752円相当)となります(2021年3月3日時点)。

2-3. テゾス(XTZ)のステーキングサービス

GMOコインのステーキングサービスはテゾス(XTZ)をサポートしており、報酬年率3%~6%となっています。以下のシミュレーションのように、保有資産を簡単に複利運用できることも魅力的です。

③コインチェックとGMOコインの取扱銘柄・手数料等を比較

コインチェック GMOコイン
取扱銘柄(販売所) ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リスク、イーサリアムクラシック、モナコイン、ネム、ファクトム、ステラルーメン、クアンタム、BAT、IOST、Enjin Coin ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リップル、ネム、ステラルーメン、ベーシックアテンショントークン、オーエムジー、テゾス、クアンタム、エンジンコイン、ポルカドット
取扱銘柄(取引所) ビットコイン、ファクトム、イーサリアムクラシック、モナコイン
取引手数料(取引所) 無料
取引手数料(販売所) スプレッド スプレッド
日本円出金手数料 407円 無料(最低金額1万円)
最小注文数量 500円相当 0.0001BTC(現物取引)
その他サービス つみたて、貸仮想通貨 貸暗号資産、暗号資産FX
レバレッジ取引

※2021年3月時点の情報となります。最新情報に関しては上記サイトをご覧ください。

④まとめ

今回取り上げた2社はそれぞれ金融機関のグループ会社であり、豊富な資金力と金融ビジネスで培ったノウハウに基づいて運営されています。セキュリティ対策や資金管理方法が整備されており、長期投資に利用する上で安心できる部分が大きいと言えます。

どちらも貸暗号資産を提供していますが、諸条件や暗号資産の種類に違いがあります。貸暗号資産は実際には利用枠が限られているので、長期志向の投資家は空き枠のある方を利用しましょう。積立投資は、暗号資産のチャートを見ても、買い時がよく分からない、トレードに自信がない、あるいは取引に必要な時間が取れないといった人にとって便利な機能です。インカムゲイン目的でステーキングサービスを組み合わせることも有益です。

このような色々なサービスの中から自分に合ったものを選びつつ、目的に応じて2つの取引所を使い分けてみても良いでしょう。暗号資産取引所の口座開設は無料でできるので、この機会に実際のサービスをチェックしてみてください。

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HEDGE GUIDE 編集部 暗号資産・ブロックチェーンチーム

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