仮想通貨取引所コインチェックとBITPointの特徴を比較

今回は、コインチェックとBITPointについて、大手仮想通貨取引所トレーダーとしての勤務経験を持ち現在では仮想通貨コンテンツの提供事業を執り行う中島 翔 氏(Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12)に解説していただきました。

目次

  1. 運営会社
  2. 取引・サービス内容
  3. まとめ

今回は国内の仮想通貨取引所であるコインチェックとBITPointについて、客観的に比較しながら解説したいと思います。

①運営企業

まずは2つの取引所の基本情報について抑えておきましょう。

Coincheck 仮想通貨取引所・販売所のBITPoint
取引所 コインチェック BITPoint
運営会社 コインチェック株式会社 株式会社ビットポイントジャパン
暗号資産交換業者 関東財務局長 第00014号 関東財務局長 第00009号
設立年度 2012年8月28日 2016年3月3日
資本金 1億円 71億3,000万円(2020年7月31日現在)
主要株主 マネックスグループ株式会社 株式会社ビットポイント・ホールディングス

コインチェックは設立こそ2012年ですが、仮想通貨(暗号資産)交換業者としては14番目に認定されています。コインチェックの前身となるレジュプレス株式会社は当初、別のインターネットサービス事業を行っていました。コインチェックがビットコイン取引の提供を開始したのは2014年8月で、マネックスグループの子会社となった2018年の翌年の2019年に財務局の登録を完了しています。

資本金額に関してはBITPointの方が大きいものの、コインチェックはマネックスグループ株式会社の100%子会社であるため信用力は高いと言えます。

口座開設や手数料

続いて、取引所の基本的な項目である口座開設や手数料について以下の表にまとめました。

取引所 コインチェック BITPoint
口座開設方法 スマホ・パソコン スマホ・パソコン
最低入金額 500円 取引は500円~
入金方法 銀行振込・コンビニ入金
クイック入金
銀行振込・コンビニ入金
クイック入金
入金手数料 クイック入金
3万円未満:770円
3万円以上30万円以下1,018円
入金額が50万円以上の場合「入金額×0.11%+486円」

銀行振込:銀行側振込手数料実費分

コンビニ入金
3万円未満:770円
3万円以上30万円以下1,018円

クイック入金:無料

銀行振込:銀行側振込手数料実費分

出金方法 銀行振込 銀行振込
出金手数料(日本円) 一律407円 振込手数料実費分
送金手数料 (仮想通貨) 0.001BTCなど2日毎に設定 無料

口座開設方法に関してはどちらも大きな差はありません。クイック入金に関してはBITPointが無料、コインチェックは有料となっています。

BITPointの大きなアドバンテージは、仮想通貨の送金手数料が無料である点です。スプレッド等他の手数料とも言える部分を考慮する必要はありますが、仮想通貨を購入した後に他のサービスに送金して使用したい場合は、BITPOINTに分がありそうです。

②取引・サービス内容

続いて実際の取引やサービスに関する内容の比較をします。

利用できるサービスの種類

まずは、利用できるサービスの種類を以下にまとめて比較します。

取引所 コインチェック BITPoint
販売所の取扱通貨数 16種類 7種類
取引所の取扱通貨数 5種類 7種類
レンディングサービスの取扱通貨数 16種類 7種類
NFT マーケットプレイス あり なし
積立サービス 14種類 なし
大口 OTC あり(国内唯一) なし
その他のサービス Coincheckでんき・ガス
ペイメント・アンケート
なし

販売所

取引所 コインチェック BITPoint
取扱通貨数 16種類 7種類
取扱通貨 ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
リップル(XRP)
ビットコインキャッシュ(BCH)
ライトコイン(LTC)
ネム(XEM)
イーサリアムクラシック(ETC)
リスク(LSK)
モナコイン(MONA)
ファクトム(FCT)
ステラルーメン(XLM)
クアンタム(QTUM)
ベーシックアテンショントークン(BAT)
インターネットオブサービストークン(IOST)
エンジンコイン(ENJ)
オーエムジー(OMG)
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
リップル(XRP)
ビットコインキャッシュ(BCH)
ライトコイン(LTC)
ベーシックアテンショントークン(BAT)
トロン(TRX)
スプレッド あり、実質的な手数料を含む あり、実質的な手数料を含む
最低取引数量 全通貨共通で
500円相当から取引可能
ビットコイン(BTC)
0.00000001BTC
ビットコインキャッシュ(BCH)
0.00000001BCH
イーサリアム(ETH)
0.00000001ETH
ライトコイン(LTC)
0.00000001LTC
リップル(XRP)
0.000001XRP
ベーシックアテンショントークン(BAT)
0.00000001BAT
トロン(TRX)
0.000001TRX

取引所(現物)

取引所 コインチェック BITPoint
取扱通貨数 5種類 7種類
取扱通貨 ビットコイン(BTC)
イーサリアムクラシック(ETC)
モナコイン(MONA)
ファクトム(FCT)
ステラルーメン(XLM)
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
リップル(XRP)
ビットコインキャッシュ(BCH)
ライトコイン(LTC)
ベーシックアテンショントークン(BAT)
トロン(TRX)

コインチェックの方が流動性が高く約定もしやすいと言えます。仮想通貨トレードをするのであれば、取扱通貨の多いコインチェックの方が有利といえます。*レバレッジ取引に関して、コインチェックはすでにサービスを停止しており、BITPOINTは新規の「レバレッジ取引口座」開設を一時受付停止している状況です。

取引ツール

取引所 コインチェック BITPoint
PCツール Tradeview BITPOINT・BITPOINT PRO
ツール機能 チャート・板情報・成行・指値・逆指値注文 Tradingview・板情報・成行・指値・逆指値注文
スマホツール コインチェックアプリ BITPOINT アプリ

取引ツールについてはどちらもTradingviewのチャートがベースのため、インジケーターなどには大きな差はないと言えるでしょう。スマホアプリに関してはコインチェックの方が使い勝手が良さそうです。

③まとめ

今回はコインチェックとBITPointを比較しました。積立等資産運用のために仮想通貨トレードを行いたいということであればコインチェック、海外の取引所に送金したり、DeFi運用を行いたいのであれば仮想通貨の送金手数料が無料のBITPointを使用するという使い方もできます。

口座開設や口座維持手数料はかからないため、2つの口座を開設しておき用途に合わせて使い分けるのが良いのではないでしょうか。

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中島 翔

中島 翔

学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12