Coincheck(コインチェック)のサービスと、仮想通貨取引ツールの使い方について解説

今回は、Coincheckのサービスと取引ツールの使い方について、大手暗号資産取引所トレーダーとしての勤務経験を持ち現在では暗号資産コンテンツの提供事業を執り行う中島 翔 氏(Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12)に解説していただきました。

目次

  1. Coincheckの提供サービス
  2. Coincheckの取引ツール
    2-1.販売所と取引所で異なる取引ツール
    2-2.取引所ツールのスペック
  3. Coincheckの取引ツールの使い方
    3-1.基本的には1ページ1通貨ペアで使用したい
    3-2.トレード以外の取引はスマホアプリで
  4. まとめ

仮想通貨(暗号資産)取引所Coincheckは、取り扱い仮想通貨数が国内ナンバーワンで、長期投資に役立つレンディング(貸仮想通貨)やステーキングサービスを始め、ビットコイン還元のついた電気・ガスの支払いサービスなど、仮想通貨取引のみならず幅広く事業展開をしています。

今回はCoincheck(コインチェック)の提供サービスと取引ツールの使い方について解説します。

①Coincheckの提供サービス

Coincheck
Coincheckはマネックス証券を中心とするマネックスグループに属する仮想通貨取引所で、以下のようなサービスを提供しています。

1.販売所

OTC
販売所は、Coincheckを相手に仮想通貨を売買する場所です。販売所での取扱い銘柄は16種類ービットコイン、イーサリアム、イーサリアムクラシック、リスク、ファクトム、リップル、ネム、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、モナコイン、ステラルーメン、クォンタム、ベーシックアテンショントークン、IOST、エンジンコイン、OMGと、国内最多を誇っています。日本円だけでなくビットコインで取引することもできるため、利用可能な通貨ペアは32種類となります。

2.取引所

CC Orderbook
取引所は、板取引を使用してユーザー間で仮想通貨の現物取引が可能な場所です。取引所の取扱銘柄は、BTC/JPY、ETC/JPY、MONA/JPY、XLM/JPY、PLT/JPYの5種類です。

3.貸仮想通貨

貸仮想通貨サービスはいわゆるレンディングサービスで、最大年利5.0%で仮想通貨を貸して増やすことができます。Coincheckで取り扱われているすべての仮想通貨で利用でき、Coincheckの口座に仮想通貨を保有している場合は誰でも利用が可能です。

4.Coincheckつみたて

Coincheckつみたては月々1万円~100万円の範囲で1,000円単位で設定可能な、仮想通貨の積立サービスです。積立方法は2種類あり、月に1度だけ買い付けを行う「月イチつみたてプラン」と毎日積立を行う「毎日つみたてプラン」があります。毎月1回、指定の銀行から資金が引き落とされ、選択したプランに沿って自動的に積立が行われます。Coincheckの取り扱いがあるすべての仮想通貨で積立投資が可能です。

5.ステーキング(21年10月現在は停止中)

ステーキングサービスは対象の仮想通貨を保有するだけで報酬を得ることができます。
Coincheckでは、LSK(リスク)を対象にステーキングサービスをしていましたが、現在ではLSKブロックチェーンのアップデートに伴い停止中で、再開の予定は未定となっています。

6.Coincheck NFT(β版)

コインチェックのNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」ではNFTの個人間売買が可能です。NFTの出品や購入、保管ができ、出品や購入にかかるネットワーク手数料が無料となっています。NFT(Non Fungible Token)とはデジタルコンテンツにゲーム内データや所有権を紐づけたトークンで、その希少性がNFTの価格に反映される傾向があります。
現在対応しているNFTは「CryptoSpells」と「The Sandbox」、アイドルグループ「SKE48」のデジタルトレーディングカード、「Sorare」のNFTトレカです。気軽にNFTに触れてみたい方はコインチェックのプラットフォームから利用してみてもいいでしょう。

7.Coincheckでんき

Coincheckでんきは月々の電気代の支払いをこのサービスの支払いに変えることにより電気代の1%~7%の範囲でビットコインが獲得できるサービスです。

8.Coincheckガス

Coincheckガスは月々のガス代の支払いをこのサービスの支払いに変えることによりガス代の3%のビットコインが獲得できるサービスです。

9.Coincheckアンケート

Coincheckアンケートはインターネット調査会社のマクロミルとの提携によりマクロミルでのアンケートに答えることで仮想通貨が獲得できるサービスです。

10.Coincheck IEO

Coincheck IEOは新たにトークン発行を通じた資金調達を試みる企業やプロジェクトのサポートをするサービスです。

11.OTC取引サービス

OTC取引サービスは、一度に数千万円以上の購入や売却を行う顧客向けの優遇レートが適用されるサービスで、取り扱い通貨はビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュの5種類です。

②Coincheckの取引ツール

続いて、これらの幅広いCoincheckのサービスに利用される取引ツールについて解説します。

2-1.販売所と取引所で異なる取引ツール

Coincheckのサービスは、口座開設後にアクセスが可能な会員ページの中で取引が行われます。また、会員ページの機能はスマートフォンアプリでもすべて利用することができます。

2-2.取引所ツールのスペック

取引所はTradingViewをベースとしたチャートや、取引板が表示されるWEBアプリケーションが用意されています。

取引ツールは、通貨ペア選択・歩み値・チャート・板情報・発注ツールから構成されています。

取引所ツールはTradingViewベースで下記のようなスペックです。

  • ライン描画(55種類)・・・トレンドライン、水平ライン、垂直線、トレンド角、平行チャネル、各種フィボナッチ、ギャン、ピッチフォーク、エリオット波動など
  • インジケーター(72種類)・・・移動平均線、MACD、RSI、EMA、ストキャスティクス、モメンタム、ボリンジャーバンド、一目雲、出来高オシレーター、加重移動平均線、Williams アリゲーターなど
  • 足種類(8種類)・・・1分、5分、15分、1時間、4時間、8時間、12時間、1日
  • 注文形式・・・成行・指値/逆指値

ライン描写やインジケーターの数に関しては標準的ですが、大抵のトレーダーの場合には十分に使用に耐えうる機能が備わっています。

③Coincheckの取引ツールの使い方

最後にCoincheckの取引ツールの使い方について解説します。

3-1.基本的には1ページ1通貨ペアで使用したい

まずは取引ツールの上部にある通貨ペアをクリックすることで通貨ペアの選択をします。
Trade view
この際に、あらかじめインジケーターの表示などをしておくと便利です。全ての通貨ペアで同じインジケーターを表示できるので、通貨ペアを切り替えたとしてもスムーズなチャート分析が可能です。

インジケーターの複数表示も可能ですが、1度描画したラインなどが保存されないため複数の通貨で取引をする際は複数のチャートを開いた方が便利に使用することができます。

また、通貨ペアによって、チャートと注文一覧などしか表示されない場合もありますが、ユーザーが投稿したチャットが見られる機能や入出金などアカウント操作へのアクセスも可能です。

3-2.トレード以外の取引はスマホアプリで


アクティブなトレードが目的ではない仮想通貨取引に関しては、Coincheckが提供するほとんどのサービスにアクセス可能なスマホアプリを利用することをお勧めします。

販売所のサービスはもちろん、下部メニューの「アカウント」タブから、CoincheckでんきやCoincheckガスの申し込みもスマホアプリからできるようになっています。

④まとめ

国内仮想通貨取引所の中でも新しい事業進出や新規銘柄の上場に積極的なCoincheckの口座は、長期投資でも短期投資でも持っておくと便利な口座の一つです。

この機会に是非Coincheckの口座開設を検討してみるといいでしょう。

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中島 翔

中島 翔

学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12