ビットコインのレバレッジ取引のマイナス手数料を導入!GMOコインの取引ルール変更の要点を押さえておこう

国内大手の暗号資産取引所のGMOコインは、2020年8月5日に取引所(現物取引/レバレッジ取引)の取引ルールを改訂しました。最大のポイントはレバレッジ取引に「マイナス手数料」を導入したことであり、キャンペーン以外で国内で初めての取組みとなります。ここではGMOコインの最新の取引ルールについておさえておきましょう。

目次

  1. GMOコインの概要
  2. GMOコインの「取引所(現物取引/レバレッジ取引)」
  3. GMOコイン「取引所」の3つのルール変更とその影響
    1. 取引所(レバレッジ取引)BTC/JPYに取引手数料を導入
    2. 取引所(レバレッジ取引)に証拠金維持率およびロスカットを導入
    3. 余力不足による有効注文の取消を導入
  4. まとめ

①GMOコインの概要

bitFlyer
GMOコインは、東証一部上場のGMOインターネット株式会社のグループ会社、GMOコイン株式会社が運営している暗号資産取引所です。国内大手企業であるGMOインターネットはGMOクリック証券などの金融サービスの提供実績があり、暗号資産取引所ではそのノウハウを活かした運営が行われています。

GMOコインでは取引所形式、販売所形式のそれぞれで、ビットコイン、イーサリアム、XRPなど複数の暗号資産を現物・レバレッジ取引に対応しているなことが特徴です。GMOコインの暗号資産FX専用アプリ「ビットレ君」では、全12種類のテクニカルチャートを利用できるなど、多くの機能・取引を利用したい方におすすめの取引所です。

②GMOコインの「取引所(現物取引/レバレッジ取引)」

GMOコインは3種類の取引サービス、「販売所」、「取引所(現物取引/レバレッジ取引)」、「暗号資産FX」を提供しています。今回のルール変更は、いずれも取引所(現物取引/レバレッジ取引)に関するので、取引所について説明していきます。

GMOCoin rule
取引所とは、ユーザー間で暗号資産を取引する方法です。GMOコインは購入者と売却者を仲介する「板」を提供しています。板は資産価格と投資家の指値注文をリアルタイムに反映しています。GMOコインの「取引所(現物取引/レバレッジ取引)」は、5種類の銘柄(BTC/JPY、ETH/JPY、XRP/JPY、BCH/JPY、LTC/JPY)を提供しています。また、取引所(レバレッジ)に特化した高機能ツール「WebTrader」も備えています。

レバレッジ取引とは?

レバレッジ取引は証拠金に対して数倍の資産を売買し、決済時に差額の現金のみを受け取る方法です。例えば10万円を証拠金として預け入れて、その2倍の20万円相当の暗号資産を取引することも可能です。ショート(売り)ポジションも取れるので、下落相場でも利益を狙うことができ、市場の価格変動(ボラティリティ)を活用できます。しかし、取引できる金額が大きいため、損失が膨らんで証拠金維持率が閾値を下回ると自動的に資金が清算(ロスカット)されるリスクもあります。

③GMOコイン「取引所」の3つのルール変更とその影響

1. 取引所(レバレッジ取引)BTC/JPYに取引手数料を導入

GMOコインは、取引所(レバレッジ取引)のMaker(メイカー)取引にマイナス手数料を導入しました。マイナス手数料の適応はBTC/JPYペアに限られ、他の銘柄はこれまで通りとなっています。以下の図は、変更前と変更後の手数料の比較表です。

GMOCoin Rule2

Maker取引のマイナス手数料というのは、取引の際に本来かかるべき手数料が報奨金として付与される仕組みで、指値注文を出すトレーダーに有利な条件です。

ポイント

取引所において、「板」に並べられた指値注文のボリュームが重要です。指値注文が少ない(流動性が低い)と思ったよりも思ったよりも高値あるいは安値で約定する「スリッページ」が生じることもあります。メイカー取引のマイナス手数料導入は、より多くの指値注文を集める施策です。レバレッジ取引にマイナス手数料を導入したのは、国内ではGMOコインだけであり、他社は「変更前」と同様に無料に設定しています。今後、マイナス手数料を目当てにGMOコインに多くのトレーダーが引き寄せられ、流動性が高まれば、取引環境が向上するかもしれません。

2. 取引所(レバレッジ取引)に証拠金維持率およびロスカットを導入

次に、取引所(レバレッジ取引)の「ロスカットアラート」、「ロスカット」の発動ルールが以下のように変更となりました。

GMOCoin Rule3

ポイント

暗号資産取引所はそれぞれ証拠金維持率に応じた「ロスカットルール」を設定しています。レバレッジ取引では、建玉(未決済ポジション)の金額に対して常に一定割合の証拠金を維持する必要があります。ユーザーの証拠金が建玉に対して上記のレートを割り込むと、損失拡大を防ぐために保有ポジションが強制的に決済されます。

今回の変更について率直に言えば、損切ラインが他社と比較してもかなり引き下げられています。これをどう受け取るかはトレーダーの力量次第でしょう。しかし、レバレッジ取引は相場状況によっては預託した証拠金が清算されたり、さらには追加資金の支払いが必要となる場合があるため、証拠金維持率に常に気を配りましょう。

3. 余力不足による有効注文の取消を導入

最後の変更については細かい仕様の変更です。取引所(現物取引)で現物買付余力が0を下回った場合、取引所(現物取引)の買いの有効注文が取消となります。取引所(レバレッジ取引)で取引余力が0を下回った場合、取引所(レバレッジ取引)における有効注文(新規のみ)が取消となります。買付余力とは入金額から想定手数料を差し引いた金額のことです。資金に余裕をもたせて取引しましょう。

④まとめ

GMOコインはGMOインターネットが親会社という信頼感があり、販売所と取引所の両方を兼ね備えていることから初心者から上級者まで利用しやすい暗号資産取引所です。

今回から、取引所のレバレッジ取引でマイナス手数料を導入しているので、トレーダーにとってお得な条件となっています。反面、いつも成行注文で市場で売買できる価格で取引している人は、手数料が発生する様になるので注意が必要です。

国内の暗号資産のレバレッジ取引でマイナス手数料を導入しているのはGMOコインだけなので、業界内でもインパクトが大きく、関心を集めています。なお、GMOコインは昨年4月に取引所(現物取引)でマイナス手数料を導入していたので、好影響をもたらしていたのかもしれません。

GMOコインのレバレッジ取引について、興味をお持ちの方はこの機会に口座開設をして、実際の取引ツールを確認してみてください。また、事前により詳細の機能や条件、他社比較を把握しておきたい方は、こちらの記事をご参照ください。

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立花 佑

立花 佑

自身も仮想通貨を保有しているWebライターです。HEDGE GUIDEでは、仮想通貨やブロックチェーン関連の記事を担当。私自身も仮想通貨について勉強しながら記事を書いています。正しい情報を分かりやすく読者の皆様に伝えることを心がけています。