【ビットコイン投資初心者向け】積立投資を始める前に知っておくべき失敗例と対策

投資経験の少ない方にとって、積立投資は取り組みやすい投資方法のひとつです。少額でスタートできますし、時間を分散することで暗号資産の激しいボラティリティから受ける影響を軽減できるなどの利点があります。

しかし、積立投資にも注意点もあります。この記事では、積立投資で失敗する代表的なケースとその対策方法について詳しく解説します。暗号資産の積立投資を検討している方、積立投資の運用方法で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

  1. 積立投資の特徴・メリット
    1-1. 少額から始められる
    1-2. 時間分散効果でリスク低減に
    1-3. 相場を気にせず長期継続できる
  2. 積立投資のよくある失敗例
    2-1. 積立投資をすぐに止めてしまう
    2-2. 裁量で購入ペースを変更する
    2-3. 投資コストを考慮しない
    2-4. 元本割れのリスクを考慮しない
  3. 積立投資で失敗しないための対策
    3-1. 定額・定期のドルコスト平均法を守る
    3-2. 短期的なハイリターンは見込まない
    3-3. 中長期的に継続する
  4. 積立投資におすすめの暗号資産取引所
    4-1. 自動積立サービスがあるコインチェック
    4-2. 5銘柄の板取引ができるGMOコイン
    4-3. 日本円の入金手数料が無料のSBI VCトレード
  5. まとめ

①積立投資の特徴・メリット

まずは、投資初心者におすすめできる積立投資のメリットについて確認しておきましょう。

1-1. 少額から始められる

最初にまとまった資金は必要としないので、気軽にスタートしやすいメリットがあります。一回あたりの積立額は家計に差し障りのない程度の少額あっても、数年単位で資産を形成することを目的とするものです。

1-2. 時間分散効果でリスク低減に

積立投資は毎月・毎週などの定期的なタイミングで継続的に購入する方法です。価格が高い時には少なく購入し、低い時には多く購入することになります。価格変動リスクを緩和することができるので、長期的な投資のトータルでみると平均購入単価を平準化する効果が期待できます。

1-3. 相場を気にせず長期継続できる

積立投資は価格をあまり気にせず、自分の決めたタイミングと金額で投資を粛粛と進めていく方法です。余剰資金の範囲に留め、長期目線で投資をすることで、相場状況や一時的な急落に動揺することなく生活できます。市場動向やニュースの分析に手間をかけられない方でも、長期的に継続しやすくなっています。

②積立投資のよくある失敗例5選

初心者の方におすすめの積立投資でもリスクや注意したいポイントがあるので、よくある失敗パターンを確認しておきましょう。

2-1. 積立投資をすぐに止めてしまう

積立投資を始めた後に市場で大きな相場変動が生じれば、購入資産の価格が下落して含み損を抱えることもありますが、そこで積立投資をすぐにやめないことが大切です。暗号資産だけに限らず株式などの金融商品は基本的に変動するものなので、経済的・社会的な影響を受けやすく、一時的に含み損を抱えることもあります。含み損が出ると不安にはなりますが、この時、積立投資をやめてしまうと、損失を確定させるだけでなく、分散させる積立投資本来のメリットを十分に発揮させられずに終わってしまいます。

2-2. 裁量で購入ペースを変更する

積立投資の中でも有名なのは、「ドルコスト平均法」と呼ばれる特定の投資対象(銘柄)について一定の購入タイミングで一定の金額分を購入していく手法です。むやみに購入量を増やしたり減らしたりしてしまうと、かえって損失が膨らんでしまって積立投資のメリットがなくなるということもあります。

2-3. 投資コストを考慮しない

積立投資は定期的に購入し中長期にわたって運用するので、手数料などのコストを考慮する必要があります。コストというのは、購入・売却時の手数料だったり、株式の投資信託なら運用に関する費用です。暗号資産取引所の場合、日本円を振り込む必要があるので、振込手数料もコストになります。少額投資だからといって何度も分割して振り込むとそれだけでコストが膨らんでしまいますので、こうした手数料にも注意が必要です。

2-4. 元本割れのリスクを考慮しない

長期的な下降相場の場合、購入時期を分散しても相場が回復しなければ元本割れを起こす可能性もあります。回復まで我慢できずに積立投資を止めれば損失を被ることもあります。積立投資は元本を保証するものではないことを念頭に置いておく必要があります。

③積立投資で失敗しないための対策

3-1. 定額・定期のドルコスト平均法を守る

積立投資は、定期・定額の積立ての原則を守ることが鉄則です。毎月1万円で特定の投資信託に投資すると決めた後は、そのパフォーマンスが著しく落ちない限り、できるだけ定額1万円で中長期に継続することが重要になります。定額ではなく、自分の判断で増やしたり減らしたりするのは、投資経験を積んでからにしましょう。

3-2. 短期的なハイリターンは見込まない

ドルコスト平均法を用いた積立投資は、相場の変動に関係なく事前に決めたタイミングと一定の金額で購入します。そのため、金融商品の価格が下がった時により多く購入できますが、価格上昇時には購入量が減少することになります。相場に左右されず、あくまで長期的な資産形成を目的としていることを認識しましょう。

3-3. 中長期的に継続する

積立投資を始めたら、価格の急落があったとしてもストップせず、継続しましょう。下落の幅が大きくても自分が保有している暗号資産や市場の展望がそれほど変わらないのであれば、慌てて売る必要ありません。安いところで買えるということがドルコスト平均法のメリットです。

ビットコイン相場は一時的に大きく下がることがあっても、中期的には戻る傾向があります。これまでも「下がっては上がり、上がっては下がり」という変動を繰り返してきているため、一時的に価格が下がったからといって慌てて売却するのでなく、長期的に相場を見ながら、地道に投資を続けるのが良いでしょう。

④積立投資におすすめの暗号資産取引所

4-1. 自動積立サービスがあるコインチェック

Coincheck
コインチェックは、マネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営する仮想通貨取引所です。「新しい時代のお金をデザインすること」を創業理念に掲げているマネックスグループをバックグランドに持つコインチェックでは、ビットコイン/日本円の板取引を手数料無料で利用できます。

コインチェックでは、自動積立サービスを利用できます。「Coincheckつみたて」は毎月一定額を自動積み立てし、安定的に暗号資産投資ができるサービスです。購入のタイミングがわからない方も安心して取引できるよう設計されており、入金から購入まで全て自動で処理されます。積立金額は毎月1万円から100万円の範囲で1,000円単位で設定できます。口座振替手数料と積立サービス手数料は無料で、指定の銀行口座から毎月27日に引き落とされます。他にも、暗号資産を貸し出して最大年利5%を獲得できる「貸暗号資産」サービスを提供しています。どちらも長期投資の手段として支持されているサービスです。

4-2. 5銘柄の板取引ができるGMOコイン

GMOコイン
GMOコインは、東証プライム上場のGMOインターネット株式会社のグループ会社であるGMOコイン株式会社が運営する暗号資産取引所です。GMOインターネットのグループ会社にはGMOクリック証券があり、金融機関としてのサービス基盤がGMOコインにも活かされています。

GMOコインでは、5種類の銘柄(ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン)で板取引が可能です。板取引(取引所)は、GMOコインが購入者と売却者を仲介する「板」を提供し、ユーザー間で暗号資産を取引する方法です。暗号資産の流動性にもよりますが、販売所と比較して手数料を安くおさえられる傾向があります。

GMOコインも貸暗号資産サービスを提供しており、最大年率は3%となっています。ホームページでシミュレーションツールを設置しており、想定リターンを確認できます。例えば、ビットコイン1BTCを「年率3%コース(3ヶ月)」に貸し出した場合、償還時に受け取れる貸借料は0.00739726 BTC(8,726円相当)となります(2020年10月14日時点)。GMOコインの貸暗号資産は貸出契約の自動延長も可能なので便利です。

4-3. 日本円の入金手数料が無料のSBI VCトレード

VCTRADE
SBI VCトレードはSBIグループのSBI VCトレード株式会社が運営する暗号資産販売所です。SBIグループは顧客中心主義とインターネット革命を標榜、デジタルアセット取引のグローバルスタンダードを目指しています。グループ会社である住信SBIネット銀行との連携やセキュリティ体制など、金融機関をバックグラウンドにもつサービスが提供されています。そのため日本円の入金は、住信SBIネット銀行の即時決済サービスを利用することになるので、入金手数料は無料です。入金フローもシンプルで分かりやすいく設計されています。

SBI VCトレードは販売所と取引所を提供しており、XRP/JPYをはじめとした各銘柄において、業界最狭水準のスプレッドを強調しています。

取引手数料が無料の「取引所(VCTRADE Pro)」では、証券取引のようにオーダーブックによる取引が可能で、ビットコイン(BTC/JPY)、イーサリアム(ETH/JPY)、XRP(XRP/JPY)の3つの銘柄を取り扱っています。

⑤まとめ

積立投資は初心者でも始めやすい資産形成の方法ですが、落とし穴はいくつかあります。今回ご紹介した失敗例を抑えて、積立投資のメリットをしっかり享受できるようにしましょう。

ビットコインに積立投資を検討している方は、ビットコインが将来的により重要になり、需要が増加し、資産価値が増加する見込みがあるかどうか、事前に調べておくことが大切です。知識に基づいて強く確信を持てると、コロナショックなどの急落時にも積立投資を継続できることにつながります。

コインチェックは積立投資専用のサービスを提供しており、自動で処理してくれるので便利です。その他の暗号資産取引所では、自分でルールを決めて積立投資に取り組むことになりますが、GMOコインやSBI VCトレードは取引手数料や入金手数料を抑えることができます。

複数の口座に資金を分散させることで、メンテンナンスなどのやむを得ない事情で取引所が利用できないリスクや、万が一取引所がハッキングされてしまった場合のリスク回避にもなります。暗号資産取引所の口座開設は無料でできるので、この機会に各社のサービスを試してみてください。

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立花 佑

立花 佑

自身も仮想通貨を保有しているWebライターです。HEDGE GUIDEでは、仮想通貨やブロックチェーン関連の記事を担当。私自身も仮想通貨について勉強しながら記事を書いています。正しい情報を分かりやすく読者の皆様に伝えることを心がけています。