仮想通貨初心者にも使いやすい高機能取引ツールを備える取引所、bitFlyerとGMOコインを徹底分析

仮想通貨(暗号資産)市場は株式・外国為替取引市場などに比べて急騰・急落が度々起こることもあり、ボラティリティを狙ったトレーディングの人気が高まっています。トレーダーのニーズに対応するために、多くの仮想通貨取引所は独自の「高機能取引ツール」を開発しています。

投資初心者にとってトレーディングは難しいイメージがあるかもしれませんが、ショートポジション(空売り)で下落相場でも利益を上げることができる信用取引は覚えておくべき手法です。そして、高機能取引ツールは未経験者にも使いやすいよう設計されています。

ここでは2014年創業でビットコイン取引量国内No.1の仮想通貨取引所bitFlyerと、2017年にスタートしたGMOコインの高機能取引ツールについて解説していきます。

目次

  1. 仮想通貨FX(証拠金取引)とは?
  2. 仮想通貨取引所の高機能取引ツールとは?
  3. ビットコイン取引量No.1、bitFlyerの「bitFlyer Lightning」
    3-1. 現物・FX・先物取引が可能
    3-2. 一つの画面内で様々な取引が可能
    3-3. 初心者も簡単、チャートで価格を指定して注文可能
  4. 金融サービス提供の実績を持つGMOグループの仮想通貨取引所GMOコイン
    4-1.PC専用の高機能ツール「Web Trader」
    4-2.仮想通貨FX専用アプリ「ビットレ君」でFX取引が可能
    4-3.条件注文を使った取引が可能
  5. 取扱銘柄・注文機能・手数料などを比較
  6. まとめ

①仮想通貨FX(証拠金取引)とは?

FX取引とは、ビットコイン現物の取引を行わず、買い/売りの宣言を繰り返すという投資手法です。売り買いの価格の差額を決済することで、差し入れた証拠金が増減していくことになります。現物取引と違って売りからでも取引できることや、レバレッジを掛けられることが特徴です。うまく使いこなせれば大きな利益を狙えますが、同等のリスクを追うため、資産管理が重要となります。

②仮想通貨取引所の高機能取引ツールとは?

「高機能取引ツール」は、トレーディングやFX取引をサポートするための機能が備わっている取引プラットフォームのことを指します。こうしたツールではチャート描画機能や複数のインジケーターを利用したテクニカル分析が可能で、条件注文を備えているものもあります。画面のカスタマイズができたり、利用者のポジショニング分析を補完する機能や特殊注文を備えているなど、高機能ツールは各社の独自性が現れている部分です。

高機能取引ツールはトレーディングをするような上級者向きと考えるかもしれませんが、取引所の取引ツールは初心者にも扱いやすいよう設計されています。主要となるインジケーター(指標)もワンタッチで表示できるので、本格的なトレーディングをしないとしても、仮想通貨に対する情報感度を高めるという意味では価格推移とテクニカル指標を見比べるだけでもおすすめです。

③ビットコイン取引量No.1、bitFlyerの「bitFlyer Lightning」

bitFlyer
bitFlyerは、日本の主要メガバンク(SMBCベンチャーキャピタル、みずほフィナンシャルグループ、三菱UFJキャピタルなど)から出資を受けている国内でも有数の仮想通貨取引所です。

bitFlyerの仮想通貨取引サービスは、初心者でも利用しやすい「販売所」と、ビットコインの板取引が可能な「簡単取引所」、複数の注文機能で価格変動リスクを細かく管理できる「bitFlyer Lightning」があります。

「bitFlyer Lightning」は、現物取引(BTC/JPY、ETH/JPY、BCH/BTC、ETH/BTC)、レバレッジ取引(Lightning FX、Lightning Futures)を提供しており、Bitcoin日本語情報サイトによると、現物・差金決済・先物取引を含むビットコイン取引量は国内No.1となっています(2019年総月間出来高)。

3-1. 現物・FX・先物取引が可能

bitFlyer Lightningは、仮想通貨の現物取引4ペア(BTC/JPY、ETH/JPY、ETH/BTC、BCH/BTC)と、FX(BTC-FX/JPY)、先物取引(BTC/JPY)に対応しています。FXと先物は最大レバレッジ4倍をかけて、値上がりと値下がりの双方で利益を狙うことが可能な取引手法です。

3-2. 一つの画面内で様々な取引が可能

bitFlyer Lightningは、取引に必要な「チャート・板・損益・ポジション・発注画面・歩み値情報・ニュース・注文パネル・注文状況・取引履歴・チャット」を一つの画面で網羅しています。そのため投資初心者から中上級者まで様々な目的に応じた取引ができる特徴があります。取引画面上部のヘッダーから「BTC-FX/JPY」や「BTC/JPY-22MAY2020」等の違う商品にワンタッチで切り替えることができるので、ストレスなく取引できます。

3-3. 初心者も簡単、チャートで価格を指定して注文可能

チャートは1分足から週足まで変更ができ、ローソク足以外にライン、バーチャートにも変更可能です。チャート分析に便利なボリンジャーバンド、移動平均線など様々なインジケーターも「設定」から以下のように選択でき、チャートの中に反映することができます。またローソク足上で左クリックをすれば注文価格をコビーして指値注文をスムーズに出すこともできます。

bitflyer lightning Chart

チャート上には、板情報の数をグラフ化したBoard 板情報や、売り呼値(ask)と買い呼値(bid)を表す市場の厚み(デプス: Depth)が表示されており、出来高の多いbitflyerの取引参加者のポジション分析に利用できます。

④金融サービス提供の実績を持つGMOグループ!GMOコインの仮想通貨専用FX専用アプリ「ビットレ君」

bitFlyer
「GMOコイン」は、東証一部上場のGMOインターネット株式会社のグループ会社であるGMOコイン株式会社が運営する仮想通貨(暗号資産)取引所です。GMOインターネットはグループ会社にGMOクリック証券などの金融サービスの提供実績をもっており、GMOコインにおいても金融ノウハウを活かした運営が行われていることが特徴です。

GMOコインでは「販売所」「取引所」「証拠金取引」が利用でき、どのサービスもビットコインに加えて、アルトコインの対応もしています。またGMOコインでは「両建て」ができるので、同じ価格帯で両建てをしておくことで。損失を最小限に抑えることも可能です。スマホアプリでは2種類を提供しており、どちらも初心者から上級者まで幅広く活用しています。

4-1.PC専用の高機能ツール「Web Trader」

GMOコインには取引所(レバレッジ)取引に特化したPC専用の高機能ツールがあります。ひとつの画面で取引が完結できるように板、高性能なチャート、歩み値、注文機能など、投資家の方々が求める機能を兼ね備えています。またテクニカル分析でよく使われる、移動平均、一目均衡表、RSI、フィボナッチ・リトレースメントなど81種類のインジケーターと、70種類をこえる描画機能を活用できるので、本格的にテクニカルをやってみたい投資家にはおすすめです。
GMO Webrader

利用方法は、GMOコインにログイン後、左のメニュー最下部のバナー、もしくは【取引所】-【レバレッジ取引】の画面からご利用いただけます。対象OS・ブラウザは、Windows7、Windows10、macOS 10.12(Sierra)以上です。(2020年6月現在時点)

4-2.仮想通貨FX専用アプリ「ビットレ君」でFX取引が可能

GMOコインが提供するスマホアプリ「ビットレ君」はGMOコインが提供する仮想通貨FX専用のアプリで、FX取引に必要な情報取得に特化したアプリです。取引に必要な建玉を確認できるほか、全9種類のテクニカル指標を利用できるチャート、価格変動の激しい仮想通貨取引に対応する「スピード注文」といった機能が充実しています。FX取引を検討している方であればぜひ利用したいアプリです。

4-3.条件注文を使った取引が可能

GMOコインの仮想通貨FXでは、買い注文と売り注文を同時に保持する「両建て」ができます。同じ価格帯で両建てをしておくことで、持てる通貨の数量は片方ポジションよりも減りますが、損失を最小限に抑え、価格動向にかかわらず利益を着実に積み上げられます。また変動相場に対応するための複合注文(IFD、OCO、IFD-OCO)なども活用できるので、テクニカルを身に付けたい方は活用するのも良いでしょう。

⑤取扱銘柄・注文機能・手数料などを比較

BitFlyer Lightning GMOコイン
取扱銘柄 現物取引:BTC/JPY、ETH/JPY、ETH/BTC、BCH/BTC
差金決済:BTC-FX/JPY
先物取引:BTC/JPY
現物: BTC/JPY、ETH/JPY、BCH/JPY、XRP/JPY、LTC/JPY
FX取引(レバレッジ取引): BTC/JPY、ETH/JPY、BCH/JPY、XEM/JPY、XRP/JPY、LTC/JPY、BAT/JPY、XLM/JPY
最小注文数量(BTC) 現物取引:0.001 BTC
Lightning FX:0.01 BTC
Lightning Futures:0.001 BTC
0.0001BTC
注文機能 成行、指値、IFD、OCO、逆指値注文、IFDOCOC 現物取引:成行、指値、逆指値
レバレッジ取引:成行、指値、逆指値
FX取引(ビットレ君):成行、指値、逆指値、OCO、IFD、IFD-OCO、スピード注文、両建て
取引手数料 現物:0.01%〜0.15%
Lightning FX/Futuresの証拠金取引:建玉金額の0.04%/日
現物:Maker-0.035%、Taker0.04%
レバレッジ取引・FX取引:建玉金額の0.04%/日
日本円出金手数料 三井住友銀行宛:3万円未満216円、3万円以上440円
その他の銀行宛:3万円未満540円、3万円以上770円
無料(最低金額1万円/回)

※2020年7月時点の情報となります。最新情報に関しては上記サイトをご覧ください。

⑤まとめ

bitFlyerとGMOコインを比べると、どちらも現物取引から証拠金取引までカバーしてる特徴があります。注文機能もどちらも豊富ですが、GMOコインは現物取引とFX取引(ビットレ君)とでは搭載されている注文機能が異なるので予め確認しておきましょう。また現物取引とレバレッジ取引は、「成行」「指値」「逆指値」の3種類とシンプルなので、トレードが初めての投資家にとっては始めやすいと言えます。さらにGMOコインの指値注文はマイナス手数料なので、トレーディングもしたいと考えているユーザーにとっては、指値注文に慣れておきたいところです。

対してbitFlyerはビットコインに特化したFX取引や先物取引を提供しており、さらにビットコイン取引量国内1位を誇るので流動性は高く、ビットコイン取引に集中したいと考えているユーザーにはbitFlyerがおすすめです。また1つの取引画面にリアルタイムのニュースも掲載されているので、価格が動きそうな情報もキャッチしやすいです。

このように高機能ツールをどちらも持ち合わせているからと言って特徴が異なるので、投資スタイルや目的によって使い分けることもできます。また急なメンテナンスによりアクセスできない場合でも、複数登録しておくことで売買チャンスを逃すリスクを低減できます。口座開設は無料でできるので、この機会にぜひ実際の高機能取引ツールをチェックしてみてください。

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立花 佑

立花 佑

自身も仮想通貨を保有しているWebライターです。HEDGE GUIDEでは、仮想通貨やブロックチェーン関連の記事を担当。私自身も仮想通貨について勉強しながら記事を書いています。正しい情報を分かりやすく読者の皆様に伝えることを心がけています。