仮想通貨投資初心者にも使いやすい高機能取引ツールを備える取引所、bitFlyerとbitbankを徹底分析

2017年のビットコインバブルの頃は、SNS上で「HODL(ガチホ:がっちり保有するの意)」というワードを目にすることが多くありました。実際のところ、2010年から2019年にかけてビットコインは90,000%高騰しており、1ドル(約100円)の投資は90,000ドル(約900万円)へと化けたわけです。今後もさらに価値を伸ばす可能性があるので、HODLは今も変わらず戦略の一つです。

しかし、暴落や長期的な下落トレンドもある中で、HODLし続けることは並大抵なことではありません。むしろ最近ではデリバティブ市場が発展しているため、トレーディングの人気が高まり、出来高が急増しています。ショート(空売り)ができる先物・FX市場であれば下落から利益を得ることもできるので、ビットコインのボラティリティ(価格変動率の大きさ)を活かすことができます。

現在、多くの仮想通貨取引所がこうしたトレーディングのニーズに対応するために独自の「高機能取引ツール」を提供しています。投資初心者にとってトレーディングは難しいイメージがあるかもしれませんが、高機能取引ツールは未経験者にも使いやすいよう設計されています。今回は共に2014年創業で多くのユーザーを集めている仮想通貨(暗号資産)取引所、bitFlyerとbitbankの高機能取引ツールについて、解説していきます。

目次

  1. 仮想通貨取引所の高機能取引ツールとは?
  2. 初心者に高機能取引ツールは必要ない?
  3. ビットコイン取引量No.1、bitFlyerの「bitFlyer Lightning」
    3-1. 現物・FX・先物取引が可能
    3-2. 一つの画面内で様々な取引が可能
    3-3. 初心者も簡単、チャートで価格を指定して注文可能
  4. シンプル設計の高機能取引ツール!bibankが採用する「Tradingview」
    4-1.直感的に使えるユーザーインターフェイスの取引画面
    4-2. 100種類以上のインジケーターが使える Tradingview採用
    4-3. Maker手数料が-0.2%で手数料がもらえる
  5. 取扱銘柄・注文機能・手数料などを比較
  6. まとめ

①仮想通貨取引所の高機能取引ツールとは?

「高機能取引ツール」は、トレーディングやFX取引をサポートするための機能が備わっている取引プラットフォームのことを指します。基本的に、チャート描画機能や複数のインジケーターを利用したテクニカル分析が可能で、条件注文を備えているものもあります。画面のカスタマイズができたり、利用者のポジショニング分析を補完する機能や特殊注文を備えているなど、高機能ツールは各社の独自性が現れている部分です。

②初心者に高機能取引ツールは必要ない?

「投資にテクニカル分析は必要ない」「仮想通貨投資ではテクニカル分析は機能しない」と言われることもありますが、テクニカルは身につけたいと考える人も多いでしょう。実は、仮想通貨取引所で提供される高機能取引ツールは、初心者にも使いやすいように設計されています。テクニカル分析で主要となるインジケーター(指標)もワンタッチで表示できるので、仮想通貨に対する情報感度を高めるという意味では価格推移とテクニカル指標を見比べるだけでもおすすめです。

③ビットコイン取引量No.1、bitFlyerの「bitFlyer Lightning」

bitFlyer
bitFlyerは、日本の主要メガバンク(SMBCベンチャーキャピタル、みずほフィナンシャルグループ、三菱UFJキャピタルなど)から出資を受けている国内でも有数の仮想通貨取引所です。

bitFlyerの仮想通貨取引サービスは、初心者でも利用しやすい「販売所」と、ビットコインの板取引が可能な「簡単取引所」、複数の注文機能で価格変動リスクを細かく管理できる「bitFlyer Lightning」があります。

「bitFlyer Lightning」は、現物取引(BTC/JPY、ETH/JPY、BCH/BTC、ETH/BTC)、レバレッジ取引(Lightning FX、Lightning Futures)を提供しており、Bitcoin日本語情報サイトによると、現物・差金決済・先物取引を含むビットコイン取引量は国内No.1となっています(2019年総月間出来高)。

3-1. 現物・FX・先物取引が可能

bitFlyer Lightningは、仮想通貨の現物取引4ペア(BTC/JPY、ETH/JPY、ETH/BTC、BCH/BTC)と、FX(BTC-FX/JPY)、先物取引(BTC/JPY)に対応しています。FXと先物は最大レバレッジ4倍をかけて、値上がりと値下がりの双方で利益を狙うことが可能な取引手法です。

3-2. 一つの画面内で様々な取引が可能

bitFlyer Lightningは、取引に必要な「チャート・板・損益・ポジション・発注画面・歩み値情報・ニュース・注文パネル・注文状況・取引履歴・チャット」を一つの画面で網羅しています。そのため投資初心者から中上級者まで様々な目的に応じた取引ができる特徴があります。取引画面上部のヘッダーから「BTC-FX/JPY」や「BTC/JPY-22MAY2020」等の違う商品にワンタッチで切り替えることができるので、ストレスなく取引できます。

3-3. 初心者も簡単、チャートで価格を指定して注文可能

チャートは1分足から週足まで変更ができ、ローソク足以外にライン、バーチャートにも変更可能です。チャート分析に便利なボリンジャーバンド、移動平均線など様々なインジケーターも「設定」から以下のように選択でき、チャートの中に反映することができます。またローソク足上で左クリックをすれば、価格をコビーしたり、指値注文をスムーズに出すこともできます。

bitflyer lightning Chart

チャート上には、板情報の数をグラフ化したBoard 板情報や、売り呼値(ask)と買い呼値(bid)を表す市場の厚み(デプス: Depth)が表示されており、出来高の多いbitflyerの取引参加者のポジション分析に利用できます。

④シンプル設計の高機能取引ツール!bibankが採用する「Tradingview」

仮想通貨取引所・販売所のbitbank
「bitbank(ビットバンク)」はビットバンク株式会社が運営する仮想通貨取引所です。ビットコインのセキュリティ専門企業BitGoと提携し、セキュリティ対策を進めている取引所です。

bitbankは取引所形式の現物取引に特化しています。世界中のトレーダーが使用する高機能チャート「TradingView」を採用しており、100を超えるインジケーターを使用したテクニカル分析が利用可能です。

4-1.直感的に使えるユーザーインターフェイスの取引画面

bitbankのシンプルな取引画面は初心者でも直感的に操作ができるユIU(ーザーインターフェイス)です。高機能取引ツールが初めてという投資初心者でも、取引だけなら安心して始めることができます。またテクニカル分析を始めるにしても、ワンタッチで描画機能やインジケーターを使用できます。

4-2. 100種類以上のインジケーターが使える Tradingview採用

bitbankでは、100種類以上のインジケーターを使用できる「TradingView」を採用しており、トレンドラインや一目均衡表はもちろん通貨銘柄の比較分析も可能な高性能なチャート機能が特徴です。スマホからでも機能性を兼ね備えたチャートを利用しながらテクニカル分析を行うことができます。シンプルで軽量でありながら、本格的な取引が24時間365日リアルタイムで可能です。

bitbank tradingview

4-3. Maker手数料が-0.2%で手数料がもらえる

bitbankでは、板にない価格で指値注文を出す場合の手数料が-0.2%に設定されています。注文が取引板に並ぶような仕組みを作ることによって、結果として市場の流動性を作るような形となっています。手数料がマイナスであることを利用すれば、少額ではありますが取引をするたびに法定通貨や仮想通貨を稼ぐことも可能なので、指値注文に慣れておくのもいいでしょう。

⑤取扱銘柄・注文機能・手数料などを比較

bitFlyer Lightning bitbank
取扱銘柄 現物取引:BTC/JPY、ETH/JPY、ETH/BTC、BCH/BTC
差金決済:BTC-FX/JPY
先物取引:BTC/JPY
BTC/JPY、XRP/JPY、XRP/BTC、LTC/JPY、LTC/BTC、ETH/JPY、ETH/BTC、MONA/JPY、MONA/BTC、BCC/JPY、BCC/BTC
最小注文数量(BTC) 現物取引:0.001 BTC
Lightning FX:0.01 BTC
Lightning Futures:0.001 BTC
0.0001BTC
注文機能 成行、指値、IFD、OCO、逆指値注文、IFDOCOC 指値、成行
取引手数料 現物:0.01%〜0.15%
Lightning FX/Futuresの証拠金取引:建玉金額の0.04%/日
Maker:-0.02%(BTCのみ。
LTC/JPY、LTC/BTC、ETH/JPY、ETH/BTC のMaker手数料は0%)
Taker:0.12%
日本円出金手数料 三井住友銀行宛:3万円未満216円、3万円以上440円
その他の銀行宛:3万円未満540円、3万円以上770円
550円/770円(3万円以上)

⑥まとめ

bitFlyerとbitbankとでは特徴は大きく異なります。bitFlyerは現物取引から証拠金取引まで対応しているのに対し、bitbankは現物取引に特化しています。そのためbitFlyerでは注文機能が多くありますが、bitbankでは指値と成行注文の2つとなっています。証拠金取引や注文機能が少ないからといって選ばない理由になるわけではありません。

シンプルで分かりやすいからこそ、投資が初めてのユーザーにとっては始めやすい取引所と言えます。特に投資初心者の場合、「指値注文」と「成行注文」の使い方から覚える必要があります。さらにbitbankの指値注文はマイナス手数料なので、トレーディングもしたいと考えているユーザーにとっては、指値注文に慣れておきたいところです。

こういった特徴の違う取引所を複数登録しておくことで、投資スタイルによってサービスの使い分けができるようになります。また急なメンテナンスによりアクセスできない場合でも、複数登録しておくことで売買チャンスを逃すリスクを低減できます。口座開設は無料でできるので、この機会にぜひ実際の高機能取引ツールをチェックしてみてください。

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立花 佑

立花 佑

自身も仮想通貨を保有しているWebライターです。HEDGE GUIDEでは、仮想通貨やブロックチェーン関連の記事を担当。私自身も仮想通貨について勉強しながら記事を書いています。正しい情報を分かりやすく読者の皆様に伝えることを心がけています。