ビットコインやXRPの長期投資におすすめ、暗号資産取引所コインチェックとGMOコインを徹底比較

暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーンが一躍ブームとなった2017年から3年、この新技術に対する投資家の印象も変化してきたのではないでしょうか。ビットコインの価格は当時の最高水準に戻っていませんが、投資家はますます分散型な金融ネットワークの将来に期待を寄せているようです。

暗号資産取引所GMOコインによると、長期的に暗号資産に期待するユーザーが前年比で増えています。以下の調査結果からは、暗号資産の今後に期待しているユーザー割合が前年比で6ポイント増えており、約7割以上のユーザーは「長期保有」を目的としていることがわかっています。銘柄別に見ると、依然としてビットコインとXRPに高い期待が寄せられている様です。

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ここではビットコインとXRPを購入でき、長期投資向けのオプションサービスを提供している2つの暗号資産取引所、コインチェックとGMOコインについてご紹介します。それぞれのサービスや手数料設定など、詳しく比較していきましょう。

目次

  1. マネックスグループの暗号資産取引所コインチェック
    1-1. 自動積立投資サービス「Coincheckつみたて」
    1-2. 年利最大5%の貸仮想通貨サービス
    1-3. 顧客資産の100%をコールドウォレットで管理
  2. GMOインターネットグループのGMOコイン
    2-1. XRPの板取引が可能
    2-2. 最大年利3%の貸暗号資産サービス
    2-3. 即時送付に必要な分以外は全てコールドストレージで保存
  3. コインチェックとGMOコインの取扱銘柄・手数料等を比較
  4. まとめ

①マネックスグループの暗号資産取引所コインチェック

Coincheck
コインチェックはマネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営している暗号資産取引所です。コインチェックは国内最多の14種類の暗号資産を取り扱っており、500円相当から購入することができます。同社はUI(ユーザーインターフェイス)とUX(ユーザーエクスペリエンス)が優れていると評判で、初心者でも直感的に操作ができるよう設計されています。

1-1. 自動積立投資サービス「Coincheckつみたて」

コインチェックは毎月一定額を自動的に投資できる「Coincheckつみたて」を提供しています。1万円~10万円まで1,000円単位で設定でき、銀行口座を指定しておくことで入金から購入まで自動で行います。口座振替手数料、積立サービス手数料は無料となっています。「毎日つみたてプラン」を利用することで、ドルコスト平均法に基づいて買付単価をより平準化することができます。

1-2. 年利最大5%の貸仮想通貨サービス

コインチェックは、ユーザーが所有している暗号資産を貸し出して、最大年利5%を獲得できるレンディングサービスを提供しています。5種類(14日・30日・90日・180日・365日間)の貸し出し期間に対して、年利はそれぞれ1~5%に設定されています。暗号資産の長期保有を決めている人にとっては確実に利息が得られるメリットがあります。

1-3. 顧客の暗号資産の100%をコールドウォレットで管理

コインチェックでは、改正資金決済法による管理体制構築と管理強化に対し、顧客の預かり資産の全てをコールドウォレットで管理することで、安全性を維持しています。また、財務規制や行為規制、監督規制、マネーロンダリング規制に対応を進めています。現在では経営体制の見直しをはかり、ガバナンス体制構築、経営戦略の見直しも実施、内部管理やシステムリスク管理を強化するために経営資源を投入していることが報告されています。

②GMOインターネットグループのGMOコイン

bitFlyer
GMOコインは、東証一部上場のGMOインターネット株式会社のグループ会社であるGMOコイン株式会社が運営する暗号資産取引所です。GMOインターネットのグループ会社にはGMOクリック証券など金融サービスを提供している会社もあるので、こうした金融機関としてのバックグラウンドを持っていることも特徴のひとつです。

2-1. XRPの板取引が可能

GMOコインは「販売所」、「取引所」、「暗号資産FX」の3つの取引サービスを設置しています。板取引ができる「取引所」では5種類の銘柄(ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン)で現物取引とレバレッジ取引を利用できます。なお、GMOコインの販売所と暗号資産FXは9種類の銘柄を取り扱っています。

販売所は売買価格差(スプレッド)が大きい場合があり、暗号資産取引に慣れたユーザーほど取引所を利用しています。取引所でXRPなどアルトコインの現物資産を取り扱っていることは、GMOコインの差別化要因です。

2-2. 最大年利3%の貸暗号資産サービス

GMOコインも貸暗号資産サービスを提供しており、最大年率3%となっています。ホームページでシミュレーションツールを設置しているので、条件毎のリターンを想定することもできます。例えば、ビットコイン1BTCを「年率3%コース(3ヶ月)」に貸し出した場合、償還時に受け取れる貸借料は0.00739726 BTC(8,726円相当)となります(2020年10月14日時点)。レンディングは枠が限られており、空き枠がない場合もあります。GMOコインの貸暗号資産は貸出契約の自動延長も可能なので便利です。

2-3. 即時送付に必要な分以外は全てコールドストレージで保存

GMOコインでは、即時送付に必要な分を除いて顧客の暗号資産はすべてインターネットから隔離された「コールドストレージ」に保存しています。必要な分についても一つのアドレスに複数の秘密鍵を割り当てる「マルチシグネチャアドレス」を使い、それぞれの秘密鍵をセキュリティ構成の異なる複数の場所に設置するなどでリスク低減を図っています。GMOコインはまた、アカウント乗っ取り対策、システムへの侵入を24時間365日態勢で行うことで、セキュリティ対策を講じています。

③コインチェックとGMOコインの取扱銘柄・手数料等を比較

コインチェック GMOコイン
取扱銘柄(販売所) ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リスク、イーサリアムクラシック、モナコイン、ネム、ファクトム、ステラルーメン、クアンタム、BAT、IOST ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、XRP、ネム、ステラ ルーメン、BAT、OMG
取扱銘柄(取引所) ビットコイン、ファクトム、イーサリアムクラシック、モナコイン ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン
取引手数料(取引所:現物取引) 無料 Maker:-0.01%
Taker:0.05%
取引手数料(販売所) スプレッド スプレッド
日本円出金手数料 407円 無料(最低金額1万円)
最小注文数量 500円相当 0.0001BTC(現物取引)
その他サービス つみたて、貸仮想通貨 貸暗号資産、暗号資産FX
レバレッジ取引

※2020年10月時点の情報となります。最新情報に関しては上記サイトをご覧ください。

④まとめ

今回取り上げた2社はそれぞれ金融機関のグループ会社であり、豊富な資金力と金融ビジネスで培ったノウハウに基づいて運営されています。セキュリティ対策や資金管理方法が整備されており、長期投資に利用する上で安心できる部分が大きいと言えます。

両社とも販売所と取引所を提供していますが、XRPの板取引が利用できるのはGMOコインのみとなっています。一方のコインチェックの取引所では、手数料無料でビットコインを取引できるのでお得であったりと一長一短です。また、コインチェックの取引所は非常にシンプルな設計なので、投資初心者でも利用しやすいと思います。GMOコインの取引所も分かりやすく設計されていますが、レバレッジ取引を備え、チャート分析も可能であるなど、より本格的なトレーディングツールとしての側面があります。

どちらも貸暗号資産(仮想通貨)サービスを提供していますが、コインチェックは最大年利5%、GMOコインは最大3%と違いはあります。実際には利用枠が限られているので、長期志向の投資家は空き枠のある方を利用してみましょう。

コインチェックにはさらに、自動積立サービスのような長期投資をサポートするサービスもあります。このような色々なサービスの中から自分に合ったものを選びつつ、目的に応じて2つの取引所を使い分けてみても良いでしょう。暗号資産取引所の口座開設は無料でできるので、この機会に実際のサービスをチェックしてみてください。

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立花 佑

立花 佑

自身も仮想通貨を保有しているWebライターです。HEDGE GUIDEでは、仮想通貨やブロックチェーン関連の記事を担当。私自身も仮想通貨について勉強しながら記事を書いています。正しい情報を分かりやすく読者の皆様に伝えることを心がけています。