株式会社LastRootsは1月31日、臨時株主総会において、同社の社名を2020年5月1日から「株式会社OKウォレット」へ変更することを発表した。
社名変更は、株式会社オウケイウェイヴのグループ会社としての認知をステークホルダーに対して高め、グループとしての連携をより一層強化していくことが目的となっている。また、仮想通貨マーケットやテクノロジーの変化のスピードが速い業界において、今後さらなる事業の成長を着実に実現しながら新たな挑戦を機動的に推進していくために、新体制への移行も決定された。
今回取締役への就任が発表された大森泰人氏は、金融庁での豊富な経験を持ち、証券取引等監視委員会等にて行政を牽引してきた人物だ。現在、同社の特別顧問として知識・経験を当社のガバナンス強化に活かしているが、今後は当社の取締役として同社の経営に直接関与していくこととなる。
LastRootsは2019年11月27日に資金決済に関する法律に基づく仮想通貨交換業者として関東財務局への登録が完了している。同社は引き続き、「c0ban取引所」の運営を通じて、顧客資産の保護と、仮想通貨「c0ban」の取引量を拡大していくことに注力する狙いだ。また、オウケイウェイヴ社が保有する年間訪問者数約8,000万人の「感謝経済」プラットフォームに「c0ban」を組み込むサービスを展開することで、「c0ban」ホルダーの増大、取引量の拡大、流通価値の上昇を図りながら、他にはない現実社会で活用可能な仮想通貨およびそれを利用した新たな経済圏を創出することを目指す。
c0banは、株式会社LastRootsが主体となって開発を実施し、2016年12月に発行された日本発の仮想通貨。2018年8月に「c0ban project community」が発足して以降はパブリック型のプロジェクトとなっている。

HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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