Matrix、AIを使った新しいPoW/PoSコンセンサスアルゴリズムを発表。公平で効率的な合意形成へ

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香港に本拠を置く新世代のブロックチェーンプラットフォームMatrix AI Network(以下Matrix社)は、PoWとPoSを統合した最新のコンセンサスアルゴリズムを開発中だ。

29日のCointelegraphの報道によると、新しいアルゴリズムは分散型のデータをまとめるクラスタリングに基づき、AI技術を利用して、既存のブロックチェーンにはない自発的に最適化ができるブロックチェーンのアルゴリズムの構築を目指すという。

同社の開発する最新アルゴリズムでは、まずP2Pネットワークの接続部分であるノードがPoSにより選定され、選ばれた代表者がPoWを行い、報酬を得る仕組みだ。

この最新アルゴリズムは、少数のノード選定によって負担を減らし、取引の時間を短縮するよう設計されている。Matrix社の最高経営責任者であるOwen Tao氏は、これをPoSとPoWにおける効率性と公平性の両方を兼ね備えた技術だと主張した。

2018年は、Matrix社にとって重要な年だ。現段階での目標はAI技術をMatrixブロックチェーンと統合し、自動で命令が出て動くようにすることだが、これからマイニング・ハードウェアとAIを利用したマイニング・メカニズムの開発を行う予定である。続報を期待しよう。

【参照サイト】Matrix Reveals a Brand New PoW/PoS Consensus Algorithm
【参照サイト】Matrix White Paper
【参照サイト】Matrix: より安全、より速く、より柔軟な知的ブロックチェーン

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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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