ブロックチェーン・スタートアップのIndieSquareは9月11日、CO2排出量可視化クラウドサービス「e-dash」を運営するe-dashと提携、カーボンクレジットのNFT化およびブロックチェーン上で償却できる、カーボンオフセットに向けた実証実験を開始した。
2015年のパリ協定の採決を受けて、温室効果ガスの排出量を定量的に計測し報告する「カーボンアカウンティング(炭素会計)」がヨーロッパでは主流になりつつある。こうした動きの中、カーボンクレジットをNFT化して償却プロセスをより透明化する気候変動対策への動きが注目されている。
同実証実験では、e-dash社の「e-dash Carbon Offset」から選別されたボランタリークレジットを、IndieSquareのノーコードweb3プラットフォーム「HAZAMA BASE」でNFT「1st-Off」として生成する。NFTにはカーボンクレジットの由来(再エネ、省エネ、森林等)や発行年、リタイアメント時のシリアルコードなどの情報が紐づけられクレジットの二重使用を防止する他、HAZAMA BASEによって迅速なオフセットが可能となっている。また、一連の取引はブロックチェーン上にタイムスタンプ付きで登録されているため、利用者はCO2排出削減に貢献したことを証明できる。
同社は将来的に、気候変動に貢献する企業や機関のビジネス創出をサポートし、環境目標達成へのインセンティブ環境作りなども展開していきたいとしている。
【参照記事】IndieSquare、CO2排出量可視化サービスのe-dashと連携し、カーボンクレジットのNFT化実証実験を開始
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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