テクノロジーを基盤としたカーボンクレジット生成・開発に取り組む DevvStream は10月10日、環境プロジェクトを包括的に管理するためのカーボンオフセット管理プラットフォーム「COPP」の立ち上げを発表した。
「COPP」は同社が2023年5月に発表した、ビル・施設の所有者向けとなるカーボンクレジットプログラム(BFCOP)を管理する目的で開発された管理ツール。現在米国とカナダで導入されている BFCOP は、ビル・施設の所有者がカーボンクレジット収入を得られるように設計されたプログラムで、再生可能電力とEV充電ステーションを通じて炭素収入を得られることができる仕組みとなっている。
「COPP」は、DevvStream の親会社にあたる Devvio がブロックチェーンプラットフォームを介してアクセスが可能となり、現在インターフェースを開発中だという。DevvStream は、「透明性は環境保全の礎であり、個々のカーボンオフセットプロジェクトの影響を精査し、生成されたクレジットの質を評価する必要があります。COPPは、ブロックチェーン技術を利用して世界中の脱炭素化を加速するものです」としている。
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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