Recycle2Earnを実現するオールインワンアプリ「ecoterra」とは?

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参照:ecoterra

目次

  1. ecoterraとは?
  2. その他の機能
  3. ecoterraの展望は?

ecoterraとは?

「ecoterra」は、リサイクルトークンとエコロジーアクションを備えたオールインワンの Recycle2Earnアプリです。消費者や企業がペットボトルなどのリサイクル可能素材をリサイクルすることにトークンで報酬を与え、循環型社会を実現することを目指しています。

では、具体的にどのようなフローでリサイクルに報酬を与えるのかについて説明します。

①スキャン

リサイクル可能な製品のバーコードを読み取ると、AI搭載のデータベースと瞬時に一致します。このバーコードは缶やペットボトルなどの飲料に加えて、ソーラー発電をしている場合の電気料金なども含まれます。

②持ち込み

RVMと呼ばれる施設にリサイクル可能商品を持ち込みます。

③証明書類アップデート

RVMに持ち込んだ際に発行される証明書類をアプリ上にアップロードします。

④トークン獲得

アップロードした書類と事前に撮影したバーコードが一致するとトークンによる報酬を受け取ることが可能です。

⑤トークン利用

受け取ったトークンは環境に優しい商品の購入、環境系のコンテンツへ・植林・太陽光発電など環境へ貢献する活動への寄付、などが可能です。もちろんトークンですので、他のトークンにスワップしたり、売却して利益を獲得することもできます。

このようなステップでリサイクルに対してインセンティブを用意しています。その行動全てが1つのアプリで実施できます。スマホアプリがメインですが、Webアプリもリリースされています。

参照:ecoterra

「Scan barcode」ボタンを押すとファイルをアップロードできるようになっていました。記事執筆現在、ドイツとルーマニアで利用可能とのことですが、より多くの地域で利用できるように積極的に拡大中とのことです。

その他の機能

「ecoterra」の基本機能は上記の通りですが、その他の特徴的な機能を2つ紹介します。

①Impact Profile

「ecoterra」は当初はリサイクルだけにフォーカスしていましたが、2024年3月にフォーカス範囲を広げ、総合的なエコへ貢献するためにプラットフォームになりました。リサイクル機能も引き続きありながら、提携パートナーの商品購入やボランティア参加などでもエコポイントを獲得し、そのポイントに応じたリーダーボードの設置とトークンの配布などが実施されています。

そして、それらの軌跡が自身のプロフィールとして保存されます。これがImpact Profileと呼ばれ、いわゆる環境問題に対してどのような行動を取ってきたのかを可視化することに役立ちます。このプロフィールによって特典があるなど、より多くの活動をしている人へのリターンも設計されています。

②カーボンオフセットマーケットプレイス

「ecoterra」のアプリ内からカーボンオフセットのためのマーケットプレイスにアクセスできます。このオフセット商品をエコトラトークンまたはUSDTで購入することが可能となっています。

参照:ecoterra

これらの機能が内蔵されています。

また、独自トークンについても少し触れます。先ほどから紹介している通り、リサイクルをすることでecoterra独自トークン「$ECOTERA」が獲得できます。総供給量は20億で、以下のアロケーションとベスティングスケジュールで発行されています。

参照:whitepaper

ecoterraの展望は?

最後にロードマップを紹介します。ホワイトペーパーに記載された2024年のロードマップは以下です。

参照:whitepaper

これから実施されそうな内容で特筆すべき点として言えば、「新しいブロックチェーンへの統合」「B2Bプラットフォームの開発」「パートナーシップの発表」などがあります。

中でもB2Bプラットフォームの開発は複数箇所で触れられているので、プロダクトの構想上外せないものであることがわかります。また、現状のトークンはEthereum上にあるので、これをもう少しガス代の安いL2チェーンに移行する計画もあるのかもしれません。

また、かなりアプリのUI/UXに関する記載が書かれており、プロダクトに拘って設計していることがわかります。確かにアプリのUIを見てみても非常に綺麗なので、トークンによるインセンティブがあるとはいえ、プロダクト自体のクオリティを向上させようとする意気込みが感じられます。

総じて、エコの活動に対してポイントが貯まるプラットフォームは、日本でもポイ活ブームがあるので、一般層にも広がる可能性があるなと感じました。日本へ進出するのかはわかりませんが、もし進出したらぜひ使ってみたいなと思いました。