グリーンテック企業EAAS Globalは9月5日、カーボンクレジット市場への個人参加を可能にする新機能を発表した。同社のアプリ「EAAS」を通じ、ユーザーが日常生活での二酸化炭素排出削減に対してトークン報酬を得られるようになる。
エストニアに本社を置くEAAS Globalは2021年に設立。ブロックチェーン技術を活用し、個人の環境保護活動を可視化・収益化する新たな仕組みを提供している。
同アプリに新しく追加されるのは、自転車通勤や再生可能エネルギーの利用など、環境に配慮した行動データを匿名で共有することで、仮想通貨「EAAS」を報酬として受け取る機能。EAASはこれらのデータを取引可能なカーボンクレジットに変換し、市場で売却。その収益をトークンの買い戻しを通じてユーザーに還元する。
また、分散型物理インフラネットワーク(DePIN)によるエネルギーメーターも導入予定。家庭で再生可能エネルギーを生成するユーザーは、電力消費をリアルタイムで追跡でき、発電した電力に対して報酬を受け取ることができる。
EAASはゼロ知識証明技術を活用し、ユーザーのプライバシーを保護しつつデータの信頼性を確保。環境配慮行動データを正確にカーボンクレジットに変換し、透明性の高い取引を保証するとしている。
同社CEOのGregory Krzeszowski氏は「個人が日々の行動でカーボンクレジット市場に参加できる革新的な仕組みを提供する」と述べている。
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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