ブロックチェーン技術を活用してカーボンオフセットを推進するCarbifyは11月中旬、森林の復元と保全を支援するプラットフォームexplorer.landと提携したことを発表した。
Carbifyは、南米での植林活動を基盤とし、各樹木をNFT(NFTree)としてトークン化している。これにより、削減されたCO₂を証明するカーボンデビット($aCO2トークン)を提供し、企業や個人が透明性の高い形でCO₂削減を実証できるエコシステムを構築している。
一方、explorer.landは、OpenForestsが運営するプラットフォームである。森林保全や復元プロジェクトの進捗や影響をインタラクティブなマップで可視化し、資金提供者がプロジェクトを検索・支援できる仕組みを提供している。
今回の提携により、Carbifyはexplorer.landのリアルタイム衛星データと高度なインタラクティブマッピング機能を活用し、プロジェクトの進捗をリアルタイムで追跡することが可能となった。これにより、森林の成長やエコシステムの回復状況をタイムリーに把握できるだけでなく、透明性やコミュニティエンゲージメントの向上も期待されている。
Carbifyは、過去のカーボンイニシアティブには見られなかった透明性やインタラクティブなエンゲージメントの向上、さらにはリアルタイムでの管理の重要性を強調している。今後、エコロジーの進展を加速させる存在として期待されている。
【参照記事】Carbify LinkedIn
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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