タンパク質合成技術をもっと安く、手軽に。バイオベンチャーがイークラウドで2度目の資金調達に挑戦

【第2回】タンパク質合成の特許技術で世界に進出!食と医療の課題解決に挑む「NUProtein」

イークラウド株式会社は株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「イークラウド」で新規案件「【第2回】タンパク質合成の特許技術で世界に進出!食と医療の課題解決に挑む『NUProtein』」の募集を2023年1月7日午前9時開始する。株式発行者のNUProtein(エヌユープロテイン)株式会社は2021年に続き2回目の資金調達。タンパク質の製造コストを低減する日本発の独自技術で、培養肉・再生医療の産業化を加速させる。目標募集額1260万円、上限募集額6930万円で、募集予定期間は1月15日まで。

エヌユープロテイン社は、無細胞タンパク質合成試薬キットの製造・販売を手掛ける。中でも、培養肉に欠かせない「成長因子」の量産を叶えるイネ由来タンパク質の事業に注力している。 培養肉をはじめとする人工タンパク質の合成技術には、細胞を作る特殊な細胞である幹細胞と、細胞の増殖や分化を促進する「成長因子」という特殊なタンパク質が必要となる。しかし、成長因子は従来、製造コストの90%以上を占めると言われるほど高額で、タンパク質合成技術のボトルネックとなっていた。

同社は、成長因子を効率よく安価に生産する独自技術を持つ。前回のイークラウドでの資金調達では343名の個人投資家から5738万円の資金調達を行い、海外向け事業開発や、コア技術であるタンパク質合成技術の改良に取り組んだ。さらに、複数の国外培養肉・培養魚肉メーカーと本格的な取引に向けた商談を開始、複数の大手メーカーとの共同開発を進めている。また複数の助成金に採択され、国内外の複数の賞を受賞するなど、海外展開の足掛かりも出来た。

これまでは小麦の胚芽を原料とした成長因子を提供してきたが、今後はより量産が容易な遺伝子組換えのイネを用いた技術を確立し、両輪でタンパク質合成の産業化を支えていく計画だ。

世界の食肉市場は、今後約20年でおよそ200兆円に拡大するという予測があり、中でも培養肉は40年には約70兆円への成長が見込まれる注目の領域。ビジネスチャンスをうかがう企業は多い。同社は、従来の小麦由来のタンパク質合成技術に加え、合成期間は数ヶ月と長くなるものの大量合成に圧倒的な優位性をもつイネ由来の合成技術を確立することで、両輪でより広く、培養肉・培養魚肉市場を支えていくことを目指す。2回目の資金調達では、イネを用いた新たな技術基盤の確立や、事業に対する共感の拡大を図っていく。

投資金額と株数は1口10万5千 円コース25株分、21万 円コース50株分、31万5千円コース75株分、46万2千円コース110株分。なお、23年1月2日まで、同社代表の南賢尚氏への質問をオンラインで受付けている。回答は1月4日ごろ、募集ページ(https://ecrowd.co.jp/projects/17 )へ掲載する予定。

【関連サイト】株式投資型クラウドファンディング「イークラウド」
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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