2021.10.25 仮想通貨マーケットレポート【ビットコインは一時60,000ドル割れの水準へ】

先週末のビットコイン相場は大幅下落。先週はビットコインETFの承認で盛り上がった市場だが、一旦Sell the factのような動きとなっており、67,000ドルを超えてきた後は一点下落トレンドが継続。一時BINANCEでは8,200ドルまで下落するようなアルゴリズムのバグとも思える動きが出ており、急落する場面も見られた。

足元コストの悪いレバレッジ勢のロングが切らされていることや、ファンディングコストも短期的な過熱感は後退していることもあり、60,000ドルあたりの水準では底堅い推移に。しかしチャートでは二番天井が綺麗に形成されていることが話題となっており、引き続き下落方向で見る投資家も増えてきている。

個人的には今回の下落がどこまで続くのかということがわからず、現段階で大事なのはリスクコントロールしながらロングをゆっくりとどこで仕込んでいくかのみと考えており、正直深く考えてもわからないというのが本音な状況。

このような時の対策はフィボナッチリトレースメントの節目と移動平均線で判断することとしており、フィボナッチは9月の安値から先日の高値を結んだ23.6%戻しの位置が現在の水準付近。次のサポートは56,000ドルに38.2%戻しになるため、そこまで下落しても問題がないリスク量でロングエントリーを行う。また、アルトドレインのような相場になる可能性もあるため、イーサリアムロングのビットコインショートの戦略もありだと考えている。

アルトコインではSHIBA INUが急騰。材料があったわけではなく仕掛け的な動きで、素人はこのような理由なき上昇に乗ってはいけないということは伝えておきたいポイント。SOLやAVAXも上昇しており、通貨別でも強弱が分かれてきている。

また、仮想通貨のニュースとしてbitFlyerがXYMの付与方針を発表したことや、Valkyrieのビットコイン先物ETFが取引開始となった。

米国市場はハイテク銘柄を中心にNASDAQが下落。一方でNYダウは上昇する動きに。米国債金利は1.64%まで低下しており、ドル円は円買い圧力が強まる中113円台半ばまで下落した。

パウエル議長から先週末インフレ懸念に関してコメントが出ており、相場を重くした格好に。11月のFOMCではテーパリング縮小発表があると織り込まれている中、金利上昇トレンドは変わらないと個人的には考えているため引き続き金利ショートのポジションは保有したまま。

中国恒大がドル建ての利払いを完了したことで一旦安堵感もあるが、中国国内では不動産会社のデフォルトが日々発生してきており、今年もまだ利払いは残っていることから、急なニュースは注意しておきたい状況に変化はないことに注意。

日本株は予想以上に上値が重くなってきていることもあり、一旦トレードは避けたいところ。ドル円は113円台半ばであれば再度ロングエントリーしてもいいと考えているため、少し長めのポジションで保有しておきたい。下落すれば買い増しする方向で検討。

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中島 翔

中島 翔

学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12