昨日のマーケットは株式市場が横ばいとなっており、大きな動きなく推移。
一方で米国債金利も一時低下するも再度低下幅を戻す動きになる中で、米ドルは金利に連動せず強い展開が継続。ユーロドルやポンドドル等欧州通貨が大幅下落する中で、相対的に米ドルが強含む展開となった。
ドル円は136円を突破する展開となっており、再度上昇トレンドが再開したような印象だが、個人的には金利の位置とドル円の位置がズレているため、この上昇にはついて行かないと判断している。
9月の利上げ幅が焦点となっている中で、サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は政策金利を3.00%よりも若干上回る水準まで引き上げるべきだと述べており、現在市場では年末までに3.00%まで利上げを行い、来年は利下げを織り込んでいるマーケットの動きを牽制するような発言を行っている。セントルイス連銀のブラード総裁も9月に0.75%の利上げを主張していることから地区連銀総裁によって見方が分かれているようにも見えるか。
また本日は日本でコアCPIが発表され、前年同月比で2.4%の上昇となっており、4ヶ月連続で2%を超えてきている。日本にも物価高の波が押し寄せる中、エネルギー価格や円安に伴う原材料価格、輸入関連の物価の上昇が影響しているか。
仮想通貨市場は全体的に下落する展開。

ビットコインは23,000ドル割れまで軟化してきており、一旦調整時期となっている様子だが、下攻めする勢いもないようにも見える。取引所の残高も減少傾向が続いており、売り圧力は引き続き弱まっていると判断できるか。

未決済建玉を見てもここ数日は上昇が一服しており、再度上昇する中で積み上がるかは確認しておきたいところ。

仮想通貨市場のニュースではアメリカCMEでイーサリアムのオプション取引を提供することが発表されていることや、国内ではbitFlyerがFLRトークンの取り扱いを発表している。
ポジションは変えておらず、株式市場の短期的な下落とドル高方向にポジションを取っている状況。
【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
仮想通貨取引を始めるなら

中島 翔

最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- カーボンニュートラルは補助金利用を!環境省で利用できる令和5年度の補助金 - 2023年12月8日
- 運輸業界のCO2削減事例と展望、日本の気候変動への影響と解決策 - 2023年12月8日
- 日本の電力産業のカーボンニュートラルへの挑戦、事例と課題 - 2023年12月6日
- グリーンウォッシュの課題と問題点、環境への偽りのアピール実例を解説 - 2023年12月5日
- 企業の誠実性を問う、欧州のグリーンウォッシュ規制の全貌 - 2023年12月5日