2022.4.5 仮想通貨マーケットレポート【ビットコインは再度上値を伺うか】

昨日のビットコイン相場は45,000ドルまで下落する場面も見られるも、反転し46,000ドル台後半まで上昇。

底堅い展開が継続しており、47,000ドルを超えてくる場合は短期的にロングを積み増すか検討している。

現在ビットコインの未決済建玉も調整する動きがありつつも高水準となっており、ファンディングレートもプラス圏で推移する中、取引所のポジションはショートポジションが優勢となっており、そこまで下落する様子がまだ見えてこない状況が続いている。

その他仮想通貨市場全体が昨日はNY時間から持ち直す動きを見せており、総じて堅調と言える相場展開となった。

仮想通貨市場のニュースとして、bitFlyerが買収されるかとの報道がある中、創業者の加納氏が買収防衛のためのホワイトナイトを募集する動きがあった。また、足元堅調なNEARが時価総額19位まで浮上してきており、NEAR基盤のDeFiプロトコルBAstionが資金調達ラウンドの実施を発表している。

ポジションはビットコイン、SOL、FIL、SHIBのロングは継続。LUNAショートは111ドルあたりで一旦利食いを行い再度エントリー待ちの状況。

米国市場はハイテク関連銘柄を中心に株式市場が上昇。テスラ社のイーロンマスクがTwitterの筆頭株主になったということが明らかとなりTwitterが急騰する中ハイテク関連が連れ高となった様子。

またロシアがウクライナで大量虐殺を行ったとの報道が出ており、アメリカやヨーロッパが対ロシア制裁を強めるとの動きからユーロが下落する動きとなっている。

米国債市場はそこまで変化はなくドル円も122円台後半での推移に。一方で豪ドルが強含む展開は継続しており、豪ドル売りは危険と判断しながらトレードを行うべき環境。

個人的に気になったのはトルコでインフレ率が3月61.1%まで急上昇しており、実質金利は世界で最低となっていること。トルコは日本人にも人気の通貨であるが、トルコ中銀がエルドアンの意向を無視して利上げに踏み切るかは不透明であるため触らない方が賢明だろう。

また、ロシアルーブルが現在の水準を維持できるとは思えないため、どこかでロシアルーブルはショートで攻めたいと考えているがスワップポイントがとても高いため迂闊にショートで攻めれない環境。

今は何かが起きれば安全資産である米ドルに資金が流れる動きが出ているため、この点は頭に入れておきたい。ポジションは変えていないため前日のレポートを参照。

【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法

仮想通貨取引を始めるなら

The following two tabs change content below.
中島 翔

中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12