先週末のビットコイン相場は金曜b一時44,000ドル台まで調整安の動きを見せるもその後反発し47,000ドル台へ。しかし何度か47,000ドル台を突破しようとするもレジスタンスとなり46,000ドル台まで押し戻される展開が続いている。

ビットコインは等々1,900万BTCを発行し残り200万BTCとなったことが話題となっており、ビットコインが基軸通貨になると日本円で6億円の価格がつくだろうというなかなか面白い予想を出しているところもあった。
チャートでは47,000ドルから48,000ドルまでのあたりでかなり強いレジスタンスラインが残っているためここを抜ければショートカバーから50,000ドルが見えてくるため、この間の動きはしっかりと見ておきたいところ。ポジション動向を見ても各取引所が短期的にはショートポジションに傾いておりショートカバーが入った場合は大きな動きが出る可能性がある。
イーサリアムは3,500ドルを突破して3,600ドルを伺う展開となりそうだったが、朝方上ヒゲから3,500ドル付近まで戻してきており、再度上方向に向かうかどうか。明確なレジスタンスラインというのもないためトレンドからすると4,300ドルから4,500ドル付近までの上昇も見ておきたいが上値が重いため、今エントリーするのは得策ではないと考えている。
足元STEPNで上昇していたGMTも第一四半期のバーンが終わると3ドル台を高値に反落しており、一旦上昇が終了したようなチャートに。とはいえ、このようなプロジェクトの浅いトークンに関しては運営サイドで調整もできるためチャートというよりは時価総額で見ながらのトレードがベターと言えるだろう。
仮想通貨市場のニュースでは、日本でアジアの投資ファンドがbitFlyerを買収するとの報道が流れており、創業者の加納氏が40%の株式を保有する中、過半数を取得する見込みとの報道が日経から出ており、日本で大きな話題を呼んでいる。非上場株式の敵対的買収はなかなかないため、日本の仮想通貨市場の動向としては今後の動きは是非見ておきたいところ。
また、アメリカのCMEでSOLとADAのデリバティブ取引を提供するとの発表も出ていたことから、足元下落していたSOLについては反発余地があると見ている。
ポジションはビットコインのロングを継続して保有、FILロングも継続保有、SOLロングも継続保有しており、新規でLUNAのショートとSHIBのロングを短期で追加している。
米国市場は株式市場が小幅高の動き。金曜日は雇用統計が公表され、非農業部門雇用者数は+43.1万人隣、失業率も3.6%と2020年2月以来の低水準となったことで労働市場の堅調さが確認された格好に。足元の利上げスタンスにも大きな変化を与えるような数字ではなかったと市場では判断された格好となった。
5月の利上げも50bpとなるという予想が大きくなっており、引き続きインフレ対策のための利上げは継続されるとの見通しが強まっていることから、米金利は低下しにくい環境となっている。
ドル円も122円台から雇用統計発表後に一時122円台後半まで上昇するも、その後週末のポジション調整の動きからドル安の動きとなり再度122円台前半まで下落する展開。
IMMの通貨先物ポジションをチェックすると日本円の売り越しが8万枚を超えてきており、金融政策の明確な違いから機関投資家も日本円をショートする動きが拡大していることが見てとれる。

先物ポジションはどこかで反転すると、トレンドが変わることがあるため注意だが、足元の環境だとドル円をショートにする理由が見当たらないため、ドル円は拾っていくスタンスで勝負するしかないと考えている。ポジションはドル円ロング、ユーロドルとポンドドルのロングも継続しておりメキシコペソのショートも継続している。
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中島 翔

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