チェーンリンク(LINK)とは?【bitFlyerやBITPointが取扱いを開始する注目の仮想通貨(暗号資産)】

今回は、チェーンリンク(LINK)について、大手仮想通貨取引所トレーダーとしての勤務経験を持ち現在では仮想通貨コンテンツの提供事業を執り行う中島 翔 氏(Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12)に解説していただきました。

目次

  1. チェーンリンクについて
    1-1.チェーンリンクの創設者
    1-2.仮想通貨LINKの概要
  2. チェーンリンクのオラクルネットワークの仕組み
    2-1.チェーンリンクの利用例
    2-2.LINKトークンでデータの不正を防止する
  3. まとめ

仮想通貨取引所のbitFlyerやBITPointがまもなく取扱いを開始するため、仮想通貨チェーンリンク(LINK)に対する仮想通貨投資家の注目が高まっています。名前が似ているため混同しやすいですが、LINEブロックチェーンの仮想通貨LINK(LN)とは全くの別物です。

チェーンリンク(LINK)の時価総額は1兆4680億円(市場20 位)に位置しており(11月24日現在)、投資家であれば知っておきたい重要な仮想通貨の一つです。そこで今回はチェーンリンク(LINK)の概要や特徴について解説したいと思います。

①チェーンリンクについて

まず始めにチェーンリンクの概要について解説します。

1-1. チェーンリンクの創設者

チェーンリンクはアメリカの企業であるSmartContract社により2017年に公開された分散型オラクルネットワークです。創業者は2011年にブロックチェーン業界に参入したセルゲイ・ナザロフCEO(Sergey Nazarov)とスティーブ・エリスCTO(Steve Ellis)です。2017年9月に、同社の顧問であるアリ・ジュエルス(Ari Juels)氏とともに、チェーンリンク1.0のホワイトペーパーを発表しました。

1-2. 仮想通貨LINKの概要

次にLINKの仮想通貨としての基本スペックは以下の通りです。

ティッカーシンボル LINK
現在の価格(21年11月24日現在) 3,063.32円
時価総額 約1.4兆円
時価総額ランキング 20位
循環サプライ 約4.67億LINK
発行上限 10億LINK

LINKトークンはアプリケーション開発者がChainlinkネットワークの利用料の支払いに使用するデジタルアセットトークンとなります。

ICO(イニシャル・コイン・オファリング)では、チェーンリンクの総供給量10億LINKのうち35%をセールスして3,200万ドル相当を調達しています。残り65%のうち30%のトークンがSmartContract社に分配されてオラクルネットワークの開発に使用され、35%がノードオペレーターへのインセンティブとして充てられました。

②チェーンリンクのオラクルネットワークの仕組み

次にチェーンリンクのオラクルネットワークの仕組みについて解説します。

2-1. チェーンリンクの利用例

チェーンリンクの利用例からその役割を紐解いてみましょう。スマートコントラクトは「IF/THEN形式(もしこうなったら、こうする)」で構成されるのですが、この条件を定義するデータをオフチェーンから持ち込むケースがあります。

例えば、スマートコントラクトの契約の条件設定に「30日連続で晴天が続いたらAからBに1万ドル支払う」など、“未来の出来事”を入れるケースです。チェーンリンクのネットワークはこうした現実世界のデータをスマートコントラクトが読み取れる言語で提供します。

チェーンリンクが提供可能なデータは、DeFi分野で最も使用される仮想通貨の価格から、あらゆるウェブ上のAPI、保険などに使用される実際の外部イベントまで広範に渡ります。

Chainlink:

【Smart Contract社】Chainlink: Beyond Price Feeds and Data Deliveryより引用

2-2. LINKトークンでデータの不正を防止する

仮にオラクルの役割を単一のデータプロバイダーに頼っていれば、データを操作して恣意的にスマートコントラクトの実行を作り上げることもできてしまいます。そこでChainlinkはデータプロバイダーを分散することで、単一のソースのみを使用する際に懸念となる信頼性の問題を排除します。

さらにオラクルプロバイダーにレピュテーション機能を取り入れることにより不正を防いでいます。例えば、「Chainlink Reputation Contract」という機能はオラクルプロバイダーの実績をチェックし、その信頼性やパフォーマンス履歴を確認し、評判の悪いノードや信頼性のないノードを排除するよう機能します。各ノードはLINKトークンを信用担保としてステーキングしており、レピュテーションに応じて報酬を得たり、ペナルティとしてステーク分を没収されたりすることになります。

このような仕組みにより、チェーンリンクはブロックチェーンとスマートコントラクトのための、分散型のオラクルネットワークを実現しようとしているのです。

③まとめ

ブロックチェーンが目指している世界は、どのような分野においても中央管理者のいないフェアでプライバシーの保護されている世界です。そのブロックチェーンの目指している世界を完全に実現するためのチェーンリンクが注目されているのはごく自然なことだと思います。来月日本にも新規上場するLINKが今後どのように成長していくか注目していきたいと思います。

仮想通貨Chainlink(チェーンリンク:LINK)徹底解説!スマートコントラクトと外部情報を結びつける、分散型オラクルネットワーク

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中島 翔

中島 翔

学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12