Tポイントで投資できるサービス5個、メリット・デメリットは?

ポイントの有効活用が社会に広がり、ポイントで投資できるサービスも増えてきました。代表的なポイントサービスの1つ「Tポイント」でも、何種類かのポイント投資を提供しています。ほとんどが少額から気軽に始められる、取り組みやすいサービスです。

この記事では、Tポイント投資できるサービス5個の特徴やメリット・デメリットを紹介します。貯まったTポイントを有効活用したい人は参考にしてください。

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定サービスの利用・投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
※この記事は2021年12月1日時点の情報に基づき執筆しています。最新情報はご自身にてご確認頂きますようお願い致します。

目次

  1. Tポイントで投資信託が買えるSBI証券
    1-1.SBI証券のTポイント投資のメリット
    1-2.SBI証券のTポイント投資のデメリット
    1-3.SBI証券のTポイント投資が適している人
  2. Tポイントで株式が買えるネオモバ
    2-1.ネオモバのTポイント投資のメリット
    2-2.ネオモバのTポイント投資のデメリット
    2-3.ネオモバのTポイント投資が適している人
  3. TポイントでFXトレードができるネオモバFX
    3-1.ネオモバFXのTポイント投資のメリット
    3-2.ネオモバFXのTポイント投資のデメリット
    3-3.ネオモバFXのTポイント投資が適している人
  4. Tポイントをビットコインに交換できるbitFlyer
    4-1.bitFlyerのTポイントサービスのメリット
    4-2.bitFlyerのTポイントサービスのデメリット
  5. 不動産投資クラウドファンディングでTポイントが貯まるCREAL×Tポイント
    5-1.CREAL×Tポイントのメリット
    5-2.CREAL×Tポイントのデメリット
  6. まとめ

1.Tポイントで投資信託が買えるSBI証券

ネット証券大手のSBI証券にTポイントサービスが導入され、Tポイントで投資信託を購入できます。SBI証券の口座にTカード番号を登録するだけで、「1ポイント=1円」として100円分から投資信託が買えるようになります。

1-1.SBI証券のTポイント投資のメリット

SBI証券のTポイント投資には、メジャーなネット証券とポイントサービスの連携ならではのメリットがあります。

お金を使わずにポイントだけで投資できる

通常、SBI証券で投資信託を購入する場合、口座に預かり金がなければできません。しかし、Tポイントと連携していれば、口座にお金がなくてもTポイントで投資信託が購入できます。

また、代金の全部をTポイントで支払う必要はなく、現金との併用も可能です。つまり、現金とTポイントを同等の価値とみなせるというわけです。

期間固定Tポイントも利用できる

Tポイントには通常ポイント以外に、使用期間が限られる期間固定ポイントがあります。SBI証券で取得した期間固定ポイントならば、Tポイント投資での利用が可能です。

他のポイントサイトから交換したTポイントも使える

SBI証券のTポイント投資では、他のポイントサイトなどから交換したTポイントも使えます。さまざまなポイントをTポイントに交換してポイントを貯めれば、より多くの投資信託を購入できます。

取引に応じてTポイントがもらえる

SBI証券では取引に応じてTポイントがもらえるマイレージサービスを提供しています。Tポイントのマイレージサービスでは、投資信託の保有金額や株式の取引手数料などがTポイント付与の対象です。

ポイント投資で購入した投資信託からもポイントがもらえるので、追加購入にも利用できます。SBI証券ではさまざまな投資ができるので、取引ごとにTポイントを増やすチャンスがあるというわけです。

1-2.SBI証券のTポイント投資のデメリット

SBI証券のTポイント投資には大きなデメリットはありませんが、以下のようなことに注意しましょう。

Tポイント投資ができるのは投資信託の金額指定買付のみ

SBI証券でTポイント投資ができるのは、投資信託の金額指定での買付だけです。口数指定や積立には使えません。

使える期間固定ポイントは、SBI証券で貯めた分だけ

SBI証券で使える期間固定ポイントは、SBI証券でもらった期間固定ポイントだけです。Yahoo!ショッピングなどの期間固定ポイントは使えません。

1-3.SBI証券のTポイント投資が適している人

SBI証券のTポイント投資が適しているのは、以下のような人です。

貯まったTポイントを有効活用したい人

SBI証券のTポイント投資は、Tポイントをお金と同等に活用できます。購入できるのは投資信託だけですが、投資信託は投資の初心者から経験者まで幅広い人に利用しやすい金融商品です。貯まったTポイントを投資に使うのは、有益な使い道といえます。

手間をかけずに投資がしたい人

投資信託は株式に比べると、知識や手間のいらない金融商品です。自分に合った投資信託を購入すれば、プロに運用を任せられるからです。

株式投資では銘柄選びや売買のタイミングなどを考えなくてはならず、時間のない人には負担がかかります。その点、投資信託は購入するだけで後はほとんどすることがありません。

お金を使わずに投資を体験したい人

投資信託は元本保証ではないので、損失を被る可能性があります。SBI証券のTポイント投資なら、口座に預かり金がなくてもTポイントがあれば投資信託を買い付けできます。お金を使わずに投資信託を買えば、元本割れをしても損失のダメージは限定的です。

SBI証券のTポイント投資は、投資を体験したい人にとって有益なサービスといえます。

2.Tポイントで株式が買えるネオモバ

ネオモバ(SBIネオモバイル証券)はネット証券大手のSBI証券と、TポイントのCCCマーケティングの協業で誕生したスマホ証券です。

ネオモバもSBI証券と同様にTポイントを使って投資できますが、投資対象が異なります。SBI証券の投資対象は投資信託で、ネオモバは国内株式です。

2-1.ネオモバのTポイント投資のメリット

Tポイントを使って国内株式が買える、ネオモバのメリットを紹介します。

1株から株が買える

ネオモバの株式投資サービスは、1株から購入できます。株取引の最低単位を単元といい、1単元は100株です。1株1,000円の銘柄なら100株で10万円の資金が必要です。ところが、ネオモバなら1株から買えるので、わずかな資金で株式投資が始められるのです。

現金がなくても株が買える

ネオモバのTポイントなら、口座にお金がなくてもTポイントだけで株式が購入できます(1ポイント=1円)。ポイントとお金の併用もできるので、少ないポイントを使い切りたいときにも有効です。

月額220円の利用料で取引無制限

ネオモバの株取引では月額220円(税込)のサービス利用料を支払うと、月に何度売り買いをしても、追加の手数料は発生しません(月間の約定代金合計額が50万円以下の場合。約定代金合計額が一定額を超えるたびに利用料は増額されます)。

毎月Tポイントが200ポイントもらえる

ネオモバで利用料を支払っている人は、ネオモバ限定Tポイントが毎月200ポイントもらえます。月額220円~の利用料はかかりますが、ポイントがもらえるので実質20円~の負担というわけです。

2-2.ネオモバのTポイント投資のデメリット

ネオモバのTポイント投資にも、それほどのデメリットはありません。主な注意点を解説します。

取引をしなくても手数料がかかる

ネオモバの毎月のサービス利用料は、株取引をしなかった月にもかかります。ただし、株取引をしなかった月でもネオモバ限定Tポイントを200ポイントもらえるので、実質的な負担を考慮するとそれほど大きなデメリットではないと考えられます。また、しばらく取引を行わない場合、利用の一時停止も可能です。

付与されるTポイントはネオモバのみで利用可能

毎月付与されるTポイントは期間限定で、SBIネオモバイル証券でしか使用できません。もらったポイントは投資に使えばよいので、再投資前提であればそれほど問題にはならないでしょう。

サービス利用料にTポイントは使えない

サービス利用料の支払いは、クレジットカード払い限定です。Tポイントでの支払いはできません。

NISAに対応していない

ネオモバの株式投資は、NISA(少額投資非課税制度)に対応していません。通常、株取引で売却益が出たり、配当を受け取ったりすると20.315%の税金がかかります。しかし、NISA口座での株取引からの運用益には課税されないのです。

利益が大きくなると税額も増えるため、この点はデメリットとなります。

2-3.ネオモバのTポイント投資が適している人

ネオモバのTポイント投資が向いている人は、次のような人です。

これから株式投資を始める人

ネオモバのTポイント投資は、これから株式投資を始めたい人のトレーニングに適しています。100株単位の株式投資には少なくとも数万円の資金が必要です。株式投資は比較的リスクが大きく、失敗する可能性も考えておかなければなりません。

損失のリスクがネックとなり株式投資に踏み込めない人に、ネオモバのTポイント投資は相性が良いサービスです。1株から買い付けられ、ポイントがあればお金を使わずに投資できるので、損をしたとしても大きなダメージはないからです。

ネオモバのTポイント投資で小口の取引を多く経験し、本格的な株取引にステップアップするのもよいでしょう。

株の取引を頻繁にしたい人

ネオモバのTポイント投資は株取引を頻繁にしたい人に向いています。月額利用料220円の負担のみで、取引ごとの手数料がかからないからです。1銘柄をコツコツ買い増して、単元株にしていくのもよいでしょう。

3.TポイントでFXトレードができるネオモバFX

SBIネオモバイル証券では、TポイントでFXトレードができる「ネオモバFX」というサービスが提供されています。

3-1.ネオモバFXのTポイント投資のメリット

ネオモバFXは、一般的なFX会社にはないスペックを持つサービスです。

Tポイントを使ってトレードができる

ネオモバFXでは、Tポイントでトレードができます。Tポイントを現金に振り替えて、証拠金として扱うやり方です。

1通貨から取引可能

ネオモバFXは1通貨(米ドルなら1米ドル)から取引できるので、最低証拠金5円(1米ドル=110円の場合)程度でFXが始められます。通常のFXの最低取引単位は1万通貨で、少額取引ができる場合でも1,000通貨からが一般的です。

同じレートで1万通貨なら必要証拠金は5万円、1,000通貨でも5,000円です。少額から始められるのは初心者にとって大きなメリットといえます。

1,000通貨までなら米ドル/円のスプレッドが0銭

ネオモバFXは、1,000通貨までの取引なら米ドル/円のスプレッドが0銭です。スプレッドとは通貨の買値と売値の差のことで、スプレッドが小さいほど取引コストが安いことになります。1,000通貨を超える取引でも1万通貨までなら0.2銭で、他のFX会社より小さいといえます。

3-2.ネオモバFXのTポイント投資のデメリット

ネオモバFXには、次のようなデメリットもあります。

サービス利用料がかかる

ネオモバFXでは、取引の有無にかかわらず毎月220円(税込)のサービス利用料がかかります。ネオモバのサービス利用料はSBIネオモバイル証券共通で、月間の株取引約定代金をベースに決まります。FXのみ利用の場合の利用料は、最低金額の220円です。

一般のFX会社に、固定のサービス利用料はほとんどありません。1カ月間に取引をしない可能性もあるユーザーにとっては、デメリットとなるでしょう。

取引通貨量が増えるとスプレッドが大きくなる

ネオモバFXでは1,000通貨までの取引のスプレッドはどの通貨ペアも小さめですが、取引通貨量が増えるとスプレッドが大きくなります。1万通貨超で取引するトレーダーなら、他のFX会社のほうがスプレッドを低く抑えられる場合もあります。

少額取引だと利益も限定的

ネオモバFXでは1通貨から取引ができますが、少額取引では得られる利益も多くは期待できません。1米ドルが110円のときに買った米ドルが111円になっても、1通貨だけなら利益は1円です。ある程度の利益を得るなら少なくとも1,000通貨程度の取引が必要といえます。

3-3.ネオモバFXのTポイント投資が適している人

ネオモバFXが適している人は、次のような人です。

FX初心者

ネオモバFXは1通貨から取引可能なので、FX初心者が始めるのに適しています。FXで1万通貨以上の取引をするには多額の資金が必要です。レバレッジを大きくすると、損失も大きくなるリスクがあります。

大きな損失を避けたい初心者がFXに慣れるためには、1通貨からのトレードができるネオモバFXは適したサービスです。

少ない通貨量で取引する人

ネオモバFXは1万通貨までのスプレッドが小さく、特に米ドル/円は1,000通貨までスプレッド0銭です。そのため、1回の取引通貨量が少ない人にはメリットがあります。一般的にFXの取引は短期で行われるため、取引回数が多くなります。スプレッドの小ささはそのような取引にはプラスです。

4.Tポイントをビットコインに交換できるbitFlyer

bitFlyerは国内大手の仮想通貨取引所(暗号資産交換所)です。bitFlyerのアカウントをTポイントと連携させると、Tポイントとビットコインが交換できるようになります。

4-1.bitFlyerのTポイントサービスのメリット

以下にて、bitFlyerのTポイントサービスのメリットを紹介します。

Tポイントをビットコインに交換できる

bitFlyerでは、Tポイントを100ポイントからビットコインと交換できます。交換レートはTポイント100ポイントにつき、85円相当のビットコインです。 ビットコインは株式などに比べて値動きが激しいため、少額でも将来大きく値上がりする可能性があります。

加盟店でのビットコイン決済でTポイントが貯まる

加盟店でビットコイン決済をすると、500円につき1ポイントのTポイントがもらえます。現在の加盟店は、ビックカメラやヤマダ電機などです。

4-2.bitFlyerのTポイントサービスのデメリット

bitFlyerのTポイントサービスの主なデメリットは、Tポイントと交換できる仮想通貨(暗号資産)がビットコインのみである点や、他のTポイント投資のサービスと比べて交換レートが低い点です。他の仮想通貨との交換はできません。

5.不動産投資クラウドファンディングでTポイントが貯まるCREAL×Tポイント

CREALは代表的な不動産投資クラウドファンディングサービスの一つです。Tポイントと提携し、クラウドファンディングの投資額に応じてTポイントを付与するサービスを提供しています。CREALのクラウドファンディングは1万円から投資でき、案件の内容の透明性が高いことを売りとしています。

※通常のCREALからの会員登録ではTポイントはたまりません。Tポイントの専用サイトから「CREAL×Tポイント」に申込む必要がありますのでご注意下さい。

5-1.CREAL×Tポイントのメリット

CREAL×Tポイントでは、クラウドファンディングの案件に投資すると、投資額1万円につきTポイントが50ポイント付与されます。投資額は最低1万円からなので、Tポイントを貯めたい人には多く貯めるチャンスとなります。

5-2.CREAL×Tポイントのデメリット

CREALの不動産投資クラウドファンディングの投資に、Tポイントは使えません。クラウドファンディングで貯めたTポイントをSBI証券やネオモバのTポイント投資に充ててもよいでしょう。

まとめ

Tポイントはメジャーなポイントサービスであるため、比較的多くのポイント投資に対応しています。特にSBI証券の投資信託とネオモバの株式投資はユーザーへの利便性も配慮されており、メリットの大きなサービスです。

自分の投資したい金融商品によって、どのTポイント投資を利用するか選択するとよいでしょう。

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松田 聡子

松田 聡子

明治大学法学部卒。金融系ソフトウェア開発、国内生保を経て2007年に独立系FPとして開業。企業型確定拠出年金の講師、個人向け相談全般に従事。現在はFP業務に加え、金融ライターとしても活動中。 保有資格:日本FP協会認定CFP・DCアドバイザー・証券外務員2種 運営サイト : 経営体質改善のヒント