SBIソーシャルレンディングの常時募集ファンド、メリット・デメリットは?

SBIソーシャルレンディングはSBIグループが100%出資を行っている企業で、2020年9月末時点の融資残高は449億円、投資家登録人数は57,433人と業績を着実に伸ばしています。

SBIソーシャルレンディングの特徴的な案件に「常時募集ファンド」という案件があります。今回は、この常時募集ファンドの特徴や、投資することのメリットとデメリットについて解説していきます。

SBIソーシャルレンディング

SBIソーシャルレンディング
サイト名 SBIソーシャルレンディング
URL https://www.sbi-sociallending.jp/
運営会社名 SBIソーシャルレンディング株式会社
本社所在地 東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー13F
設立 2008年
代表取締役 織田 貴行
資本金 1,000万円
売上高 32億3,647万円(2019年4月1日~2020年3月31日)
上場有無 非上場(親会社のSBIホールディングスは東証1部に上場)
サービス開始年月 2011年3月
参考利回り 2.5%~10.0%
投資金額 1万円から
運用期間の目安 最短4ヶ月~最長36ヶ月(常時募集は14ヶ月)
融資残高 449億円(2020年9月末時点)
投資家登録完了者数 57,433人(2020年9月末時点)
キャンペーン 2020年12月25日までキャンペーン実施中。投資家登録完了・メルマガ配信希望でSBIポイントを2,000プレゼント。※適用条件などの詳細はキャンペーンページでご確認下さい。

目次

  1. SBIソーシャルレンディングの常時募集ファンドの特徴
    1-1.不動産担保ローン事業者への融資案件である
    1-2.常時募集ファンドの利回りは2.5~5.0%
    1-3.1日募集開始と16日募集開始で区切られている
    1-4.出資額が融資額を上回るとロールオーバーされる
  2. SBIソーシャルレンディング、常時募集ファンドのメリット
    2-1.資金を効率よく投資し、運用できる
    2-2.担保が設定されている
    2-3.これまでに貸し倒れが発生していない(2020年7月時点)
  3. SBIソーシャルレンディング、常時募集ファンドのデメリット
    3-1.ロールオーバーにより資金が繰り越されることがある
    3-2.利回りはSBIソーシャルレンディングのオーダーメードファンドより低い
    3-3.不動産業界への集中投資になる
  4. 常時募集ファンドの投資が向いている人の特徴
  5. まとめ

1.SBIソーシャルレンディングの常時募集ファンドの特徴

SBIソーシャルレンディングの常時募集ファンドは、同社のオーダーメードファンドとは違い、毎月1~15日(正午)、16~末日(正午)の募集となっています。(※15日、末日がそれぞれ土日祝日の場合はその前営業日まで)また、何億円を集めるのかという募集金額上限は設定されていません。

常時募集ファンドは期限や募集金額の上限が定められていないことで、好きなタイミングで投資家が任意に投資できる点が大きな特徴です。

その他、常時募集ファンドには主に下記4つの特徴があります。

  • 不動産担保ローン事業者への融資案件である
  • 常時募集ファンドの利回りは2.5~5.0%
  • 1日募集開始と16日募集開始で区切られている
  • 出資額が融資額を上回るとロールオーバーされる

それぞれ詳しく見て行きましょう。

1-1.不動産担保ローン事業者への融資案件である

SBIソーシャルレンディングの常時募集ファンドは、不動産担保ローンを運営する事業者への融資案件となっています。不動産担保ローン事業者とは、資金を必要とする借手が所有する不動産を担保に設定して資金を融資する事業者です。

このような不動産担保ローン会社の資金を、SBIソーシャルレンディングが常時募集ファンドで集めたお金で融資しています。

1-2.常時募集ファンドの利回りは2.5~5.0%

常時募集ファンドの利回りは、年利2.5~5%程です。融資する会社によって、利回りにも上下の幅があります。

1-3.1日募集開始と16日募集開始で区切られている

SBIソーシャルレンディングの常時募集ファンドは常に募集されていますが、1日募集開始と16日募集開始の月2回の区切りが設けられています。

1日から15日までの期間に集まった資金、16日から月末までの期間で集まった資金がそれぞれ別々に区分され、不動産担保ローン事業者に融資されます。

1-4.出資額が融資額を上回るとロールオーバーされる

この常時募集ファンドは、不動産担保ローン事業者が必要とする金額だけ融資が行われ、余った資金はロールオーバーされて次回に繰り越されます。

下記、SBIソーシャルレンディング「投資家向け募集商品の概要」より引用した、SBIソーシャルレンディングにおけるロールオーバーの説明文です。

ロールオーバーとは、借手への貸付実行期間の終了後に、投資家の出資金に余剰資金が生じた場合に、その余剰資金が同種のファンドへの出資に充てられることをさします。

なお、出資募集期間終了後には余剰資金となることが確認できずに、貸付実行期間終了後に余剰資金となることが確認できた場合にも、同様に、その時点で募集を行う予定の同種の匿名組合にロールオーバーされることとなります。

例えば、1日から15日の間に30億円の投資金が集まったものの、事業者からは25億円の需要しかなかった場合、残りの5億円は翌月の1~15日の募集(案件)に繰り越されることになります。16~末日の募集(案件)も同様です。

2.SBIソーシャルレンディング、常時募集ファンドのメリット

次に、常時募集ファンドにはどのようなメリットがあるのかを見て行きましょう。

2-1.資金を効率よく投資し、運用できる

ソーシャルレンディングは投資案件がないと投資できませんが、常時募集ファンドは任意で好きな時に投資できる点は大きなメリットと言えるでしょう。

募集倍率が高く投資できない、タイミングが合わず投資できない、またソーシャルレンディング会社が募集を行わないという状況では、投資家は利益を出すことができません。

しかしSBIソーシャルレンディングの常時募集ファンドであれば、案件の募集時刻に間に合わなくても投資することが可能です。

2-2.担保が設定されている

ソーシャルレンディングに投資する際は、担保の有無を確認しておくことも投資資金の保全性を高めるために重要です。

SBIソーシャルレンディングの常時募集案件の融資先は不動産担保ローン事業者融資であり、不動産担保ローン事業者は不動産を担保にして資金を融資しています。

最終的な融資先である資金を必要とする事業者から返済が行われなかった場合、融資を受けた個人や法人の不動産担保を処分して資金を回収することが可能です。

2-3.これまでに貸し倒れが発生していない(2020年7月時点)

SBIソーシャルレンディングは、2012年からこの常時募集ファンドを運用していますが、2020年7月時点で一度も貸し倒れを発生させておらず、その運用実績は高く評価できるでしょう。

ただし、過去の実績は今後貸し倒れが起こらないことへの保証にはなりません。実際に投資を始める際は、案件ごとのリスクを見極め、慎重に検討することが大切です。

3.SBIソーシャルレンディング、常時募集ファンドのデメリット

常時募集ファンドにはメリットだけではなく、デメリットも存在します。常時募集ファンドのデメリットはどのようなものがあるのか、見て行きましょう。

3-1.ロールオーバーにより資金が繰り越されることがある

SBIソーシャルレンディングの常時募集ファンドでは、不動産担保ローン事業者が必要とする資金量を集まった金額が上回ってしまうとロールオーバーが発生します。

ロールオーバーが発生すると、次回の募集に自分が投資したお金が繰り越されてしまうことになります。ロールオーバーの金額がどんどん貯まってしまうと、運用が開始されるのが遅れる可能性があるので注意が必要です。

3-2.利回りはSBIソーシャルレンディングのオーダーメードファンドより低い

SBIソーシャルレンディング常時募集ファンドの利回りは2.5~5%です。SBIソーシャルレンディングの他の案件(オーダーメードファンド)には10%近い案件もあり、比較して利回りはやや低めの数値となっています。

3-3.不動産業界への集中投資になる

SBIソーシャルレンディングの常時募集ファンドは、不動産担保ローン事業者への融資になります。複数の貸付先に融資が行われるため貸付先の分散は図られていますが、投資先は不動産業界に集中することとなります。

地価の下落などによって不動産業界全体に大きな影響があった場合、融資先を分散できていないために大きなリスクが発生する可能性が高まります。融資先の会社は分散されるものの、融資先の業界の分散はできない点にも注意しておきましょう。

4.常時募集ファンドの投資が向いている人の特徴

SBIソーシャルレンディングの常時募集ファンドは、継続的にソーシャルレンディング投資を進めていきたい方に向いている投資先だと言えます。

ソーシャルレンディングでは人気案件は早期に満額達成してしまい、開始してすぐに終了することも珍しくありません。そのため、一度投資して運用期間が終わってしまうと、次にいつ投資できるのかわからないことがあります。

しかし常時募集ファンドであれば、ロールオーバーによる繰り越し期間を除いて常に資金を運用することが可能です。利回りは同社のオーダーメードファンドと比較してやや低めに設定されていますが、常時運用できるメリットによって長期的なリターンを大きくできる可能性があります。

SBIソーシャルレンディングの常時募集ファンドは、他の投資による余剰資金のある方や、オーダーメードファンドに投資できなかった方が検討しやすい案件であると言えるでしょう。

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まとめ

SBIソーシャルレンディングの常時募集ファンドは、投資家にとっても案件の募集の有無に関わらず投資できるメリットがあります。ただし、オーダーメードファンドと比較して利回りがやや低く、不動産業界への集中投資となることで地価下落によるリスクが高まるデメリットがあります。

SBIソーシャルレンディングの常時募集ファンドに投資する際は、不動産業界以外の案件に投資をするなど、リスク分散を図ることも重要と言えるでしょう。

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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