【初心者向け】元証券会社トレーダーが伝える、ポイント投資の3つの活用方法と注意点

証券会社を経て、仮想通貨取引所でトレーディング業務に従事した後、現在は独立して仮想通貨取引プラットフォームのアドバイザリーや、コンテンツ提供事業を運営する中島翔氏のコラムを公開します。

目次

  1. ポイント投資とは
  2. ポイント投資のメリットとデメリット
  3. ポイント投資の利用方法
    3-1. 一極集中で値動きの大きいものにする
    3-2. ビットコインにポイント投資する
    3-3. ポイント投資でポートフォリオを作成してみる
  4. ポイント投資の利用方法を自分で見つけよう

皆さんはポイント投資という言葉を聞かれたことがあるのではないでしょうか。ここで言うポイントには、「楽天ポイント」、「dポイント」、「Tポイント」など、様々なポイントが含まれます。これらのポイントはこれまで、コンビニで利用するなど消費に利用する場合が主流でした。しかし最近では、政府による「貯蓄から投資へ」の流れを加速させる動きもあり、投資にポイントを利用できる環境が整ってきています。

誰でも手軽に利用できるポイント投資ですが、一方で注意すべきことが様々存在します。ここではポイント投資の基礎的な知識から、メリット、デメリット、そして利用方法について解説していきます。

ポイント投資とは

最初に、「ポイント投資とは何か」についてご説明したいと思います。ポイント投資は日常の買い物等で発生したTポイントや楽天ポイント等を利用した投資方法です。

ポイント投資は大きく2つに分類できます。

  1. 「ポイント投資型」
  2. 「ポイント運用型」

「ポイント投資型」はポイントを“現金”として扱い、株を購入したり、投資信託を購入したりするタイプです。

一方で、「ポイント運用型」はポイントを“ポイント”として扱い、株や投資信託を購入するもので、売却時にポイントが戻ってきます。この場合、実際に資産を購入しているわけではないことに注意しましょう。つまり「選択した金融商品を実際に購入したように、ポイントを増減させているだけ」ということですね。

ポイント投資のメリットとデメリット

次にポイント投資のメリットとデメリットを簡潔に記載したいと思います。

Point

1つ目のメリットは「手軽に投資可能」ということです。しかし、これは裏を返すと「考えずに投資しやすい」というデメリットとも言えます。投資に触れることはとても大切なことです。しかし、投資の世界で勉強せずに利益を出し続けることは簡単ではありません。勉強し続けていても負ける事があるのが現実です。

「投資は楽しい」と感じることは大切な要素ですが、同時に「投資は簡単」と感じがちなタイミングでもあります。絶対にここは勘違いせず、「ポイント=バーチャル」というくらいの気持ちで、心に余裕を持って投資を行うようにしましょう。買っても「ビギナーズラック」と考える謙虚な姿勢が大切です。

2点目のメリットは「実際のお金が減少しない」ということです。ポイントは買い物等に付随して無意識に貯めているものなので、「ポイントを何に使おうか?」と考える方も多かったでしょう。そして、「消費に使ってしまうより、将来のためにポイント投資に使おうか」と考える人は多いと思います。

しかし、これは裏を返せば「小さな金額のため本気にならない」というデメリットが生じます。人間の心理というのは怖いもので、仮にデモトレードで勝ち続けても、いざ実際に自分のお金で投資をするとなると、全く勝てない方が多くいらっしゃいます。これは「メンタルコントロールができていないから」という理由が大きいと言えます。結局のところ、投資の最大の敵は「自分自身」です。

このことを認識できずにトレードをし続けると、延々と負け続ける悪循環に陥る可能性が高くなります。実際にお金を失っていないので「まぁいいか」と思いがちですが、せっかく投資を行うのであれば、ポイント投資をきっかけに資産運用に興味を持ち、勉強し続けることをおすすめします。

3つ目のメリットは「株主配当等を受けることが可能」ということです。ポイントとは言え、実際の現金相当物です。まとまった数量の株を購入すれば当然、株主としての恩恵を受けることができます。

これに対するデメリットは「コストが高いことがある」ということです。ポイント投資で投資できる投資信託等は限定されており、そこで収益を上げていきたい証券会社の思惑もあります。中には販売手数料や信託報酬が高い投資信託も存在するため、それらのポイントをしっかりとチェックして、投資銘柄を選んでいきましょう。

ポイント投資の利用方法

3-1. 一極集中で値動きの大きいものにする

ポイント投資について、様々な記事で「資産運用の一つとして」といった記載があります。正直なところ、少額を積み立てても、将来の不安を解消できる程まとまった金額には滅多になりません。

仮に毎月クレジットカードを10万円利用して、還元率1%分をポイント投資で運用したとします。その場合、毎月1000円程度、年間12,000円が元金として投資できることになります。10年間続けたとしても12万円程度にしかならず、投資法を駆使して2倍にしたとしても24万円です。果たしてこれが将来の糧になるでしょうか?

私の答えは「ノー」です。証券会社から見れば、政府のキャッシュレス化を推進する中で大勢が利用すれば、塵も積もればそれなりの収益となります。しかし、一人のユーザー目線で見ると、あくまで投資の「きっかけ作り」の枠組みから抜け出せていないと感じられます。そのため、私がおすすめするのは「あえて大きな値動きがある金融商品に投資をして、大きく増える可能性に賭ける」という方法です。

大きな値動きに賭ける利点は「値動きの大きさの怖さを実感する」ということです。やはり「投資は怖い」という間隔を体験することで、投資のリスクの重大さを身をもって知ることが出来ます。ポイントという一見おまけのような「現金相当物」で、これを体感できる一つのチャンスです。

3-2. ビットコインにポイント投資する

今、大きな値動きのある金融商品で代表的なものが「ビットコイン」です。そして、ポイントを使ってビットコインに投資できる仮想通貨取引所がbitFlyerです。

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bitFlyerはTポイント・ジャパンと提携しているので、Tポイントでビットコインを購入することができます。ビットコインの場合、短期間で2倍や3倍になることも往々にしてあります。反面、20%~50%減少することも年に数回起きている投資商品です。

ポイントで購入することで、ビットコインに興味が湧き、値動きをチェックするようになると思います。そして、皆様に取り組んで欲しいことは、ビットコインと株の値動きを比較することです。投資初心者は、株が「危険」と思っている方も多いと思います。その株と比べて、ビットコインの値動きの大きさに驚くことでしょう。そうした経験を活かして、実際に資産運用をする際の糧にしてもらいたいと思っています。

ポイント投資は少額すぎて、積み立ててもそこまで大きな経済効果は期待出来ない、そうであれば、期待値として「3倍にもなり得る商品に投資する」。同時に、「投資の怖さを体感する」という一石二鳥なプランだと考えています。これは主観を交えた個人的な意見のため、参考程度で理解してもらえればと思います。

3-3. ポイント投資でポートフォリオを作成してみる

 
次におすすめしたいことは、「資産運用」ではなく「資産運用の勉強」としてポイント投資を利用する方法です。例えば、失ってもいいポイントであれば、先ほどのように大きな賭けに出ることもできるでしょう。ここでは、最初から「勉強目的」で使うことを考えます。

投資の世界には株や債券、金や原油といったコモディティ等、様々な投資対象があります。その組み合わせ方によって安定した利回りを獲得し続ける手段が「資産運用」です。そのため、投資信託等で「株に3割、債券に7割」といった配分を自分で作り、どのような組み合わせが一番いいのか勉強を行うことも得策だと思います。

ポイント投資の利用方法を自分で見つけよう

ご紹介したように、ポイント投資にはいくつか利点があります。今後、資産運用に取り組みたいけど、いきなりお金を入れるのは怖いという方にとって、ポイント投資はちょうど良いと考えることもできるでしょう。失っても自分の懐に直接損失が出ないものなのだからこそ、しっかりと自分の糧となるような使い方をすることがベストです。

ポイント投資が、株やビットコイン等を使った資産運用の第一歩を踏み出すきっかけになり、将来的な資産形成につながることを願っています。

HEDGE GUIDE編集部後記

bitFlyerは、Tポイントプログラムのほかに、広告をクリックしてネットショッピングや旅行予約、アンケートの回答をする事でキャッシュバック報酬としてビットコインがもらえるサービスも備えています。

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中島 翔

中島 翔

学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。 【保有資格】証券アナリスト