板取引で仮想通貨投資ができる、おすすめの仮想通貨取引所5選

国内の仮想通貨マーケットが盛り上がりに欠ける中、取引量は減少してきており、過疎化の様相も呈しています。しかし、仮想通貨の技術自体は日進月歩で進展しています。各国の法整備が進み、仮想通貨銀行やファンドが立ち上げられており、世界的な注目度は依然として高いままです。

筆者は現在、海外で仮想通貨の銀行を構築しており、以前は日本の仮想通貨取引所で仮想通貨のトレーディング業務を行っていました。そうした経験も踏まえて、ここでは「取引所形式」で仮想通貨を取引できる日本の仮想通貨取引所をご紹介したいと思います。

目次

  1. 取引所形式とは?
  2. 取引所形式の国内仮想通貨取引所5選
    2-1. ビットコイン取引量が国内No.1のbitFlyer
    2-2. 6通貨の取引所形式を提供するbitbank
    2-3. 金融サービスのノウハウを活かされているGMOコイン
    2-4. ビットコインの取引手数料が0円!Liquid by Quoine
    2-5. 最初に口座開設するならココ!Coincheck
  3. まとめ

取引所形式とは?

最初に取引所形式とはどのような形式なのか解説したいと思います。日本の仮想通貨取引所で取引を行う場合は2つの取引方法があります。一つは「販売所形式」。もう一つが「取引所形式」です。

販売所とは、仮想通貨取引所の運営者が取引相手となって取引を成立させるものです販売所の場合下記のように価格は売却価格と購入価格の2種類が表示されます。
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この時、売却価格と購入価格の主語は「ユーザー」になります。つまりユーザーがBTCを「売却」したいなら、仮想通貨取引所は「720,794円で買いとる」という意味です。反対に、ユーザーがBTCを「購入」したいなら、仮想通貨取引所は「750,214円で販売する」ということを意味します。

売却価格と購入価格の価格差は「スプレッド」と呼ばれ、ユーザーからみると取引コストの一つになります。スプレッドが大きいほどコストが大きいと考えましょう。

次に取引所形式について説明します。取引所形式は下記のような注文量が表示される「板」を使って取引を行います。
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取引所形式の場合、取引相手は別のユーザーです。あくまで仮想通貨取引所はこの板を管理して提供しています。

上図で買数量、売数量が把握できますが、これは顧客が出している指値注文です。この注文が成立した段階(約定)で価格が変動します。仮想通貨取引所は注文が成立した場合に手数料を徴収することで収益としています。

このように販売所と取引所には大きな違いがあるため覚えておきましょう。

②取引所形式で仮想通貨投資ができる取引所5選

1. ビットコイン取引量が国内No.1のbitFlyer

bitFlyer
bitFlyerはゴールドマンサックス出身の加納 裕三氏が2014年に立ち上げた会社で、仮想通貨業界では古参の部類に入ります。bitFlyerは初心者にとって理解しやすい「販売所」と「簡単取引所」、そしてレバレッジ取引ができて複雑な条件注文も可能な「bitFlyer Lightning」を提供しています。

bitFlyer Lightningは、「現物取引(BTC/JPY、ETH/JPY、ETH/BTC、BCH/BTC)」と「差金決済(BTC-FX/JPY)」、「先物取引(BTC/JPY)」に対応しています。現物・差金決済・先物取引を含むbitFlyerのビットコイン取引量は国内No.1です(2019年総月間出来高、Bitcoin日本語情報サイト調べ)。

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簡易取引所は初心者向けにわかりやすさを重視したUI(ユーザーインターフェース)となっています。簡易取引所ではビットコインのみが取引可能であり、アルトコインは基本的に販売所で利用することなります。

BFL

一方、bitFlyer Lightningは、テクニカル分析や複数の注文機能で価格変動リスクを細かく管理できるようになっています。

bitFlyerでは、ユーザーが第三者にメールアドレスやパスワード等を盗まれ、不正に日本円を出金される被害に遭った場合、最大500万円の補償を受けることができます。注意すべき点は、この補償を受けるには二段階認証が必須ということです。セキュリティ対策をしていてハッキングされた場合は補償を行うものの、対策を行わないユーザーには補償できないということです。

補償は他の仮想通貨取引所にはあまりない特徴のため、覚えておくといいでしょう。

2. 6通貨の取引所形式を提供するbitbank

仮想通貨取引所・販売所のbitbank

次にご紹介するのはbitbankです。ここは販売所形式やレバレッジ取引は設置しておらず、取引所形式の現物取引に特化しています。取り扱い通貨は6種類(ビットコイン、XRP、イーサリアム、ライトコイン、モナコイン、ビットコインキャッシュ)あり、合計の取引量は国内で最大です(※2020年2月20日 CoinMarketCap調べ)。

取引所のUIは下図のようになっており、とてもシンプルな画面で初心者でも直感的に使えるUIと言えるでしょう。

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チャート画面に「Tradingview」を採用しているので描画機能やインジケーターが豊富です。テクニカル分析にもしっかりと活用できるので、Tradingviewだけでも利用価値が高いと言えます。

bitbankは過去に、ユーザーを呼び込むために手数料無料キャンペーンを行っていたこともあり、日本の多くのトレーダーが口座開設しました。そうした経緯もあり、流動性は大きい取引所です。なお、bitbankの現在の手数料設計は下図の通りです。

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現在ではメイカー取引にマイナス手数料を採用しています。これは、取引の際に本来かかるべき手数料が報奨金として付与される仕組みで、指値注文を出すトレーダーに有利な条件です。

bitbankは利用できるように準備しておいて損はないと言えるため、口座開設を行っておくことをオススメします。

3. 金融サービスのノウハウを活かされているGMOコイン

GMOコイン

次は仮想通貨FXで利用者を獲得しているGMOコインです。ここのサービスはGMOクリック証券などの金融サービスを提供してきた経験と実績が随所に活かされています。

GMOコインの取引所形式は、ビットコイン、イーサリアム、XRP(エックスアールピー)、ビットコインキャッシュ、ライトコインの5種類を取引できます。販売所形式と証拠金取引では、さらにネム、ステラルーメン、BATを加えた8種類を取り扱っています。

GMOコインはUIにとても定評があり、画面はとても見やすくなっています。下図は、現物取引所の画面です。

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現物取引所は、成行と指値しか注文方法がなく、OCOや逆指値もないため、この点は使いづらいとも言えるでしょう。

またGMOコインはテクニカル分析のためのインジケーターがある程度揃っています。これはFX(外国為替証拠金取引)事業で培ってきたノウハウを活かしている点で、同社ならではの強みと言えるでしょう。アプリもGMOのFX事業のものと作りが似ており、FXから仮想通貨に移ったトレーダーにとっても、親しみ安くなっています。

GMOコインの売買手数料は下図の通りです。bitbankと同様に、メイカー取引にマイナス手数料を採用しています。

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4. ビットコインの取引手数料が0円!Liquid by Quoine

Liquid

次にご紹介するのはliquid by quoineです。ここも2014年創業の老舗の仮想通貨取引所です。2018年に名称を「QUOINEX」から現在のものに変更しました。liquid by quoineは、日本とシンガポールを拠点にグローバルに展開しており、世界ユーザー向けのliquid grobalが同社のコアとなっています。liquid by quoineの最大の特徴はビットコインの取引手数料が0円という点です。これは、大きなメリットと言えます。

取引所の取引画面は下図のようになっています。

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この画面ではUSD表示になっていますが、日本で口座開設を行うとJPYの通貨ペアのみが表示されます。

quoineもTradingviewを使っているため、テクニカル分析は行いやすいようになっています。なお、全ての機能を利用できるわけではないので、自分にとって不十分ではないのかチェックする必要があります。

liquid by quoineはレバレッジ取引も利用でき、流動性が厚いため、利用しやすい仮想通貨取引所の一つと言えます。取り扱い通貨はビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、QASH(キャッシュ)、XRP(リップル)の5種類となっています。QASHは同社が発行した自社トークンです。

liquid by quoineの取引手数料は下図の通りとなっています。

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手数料が無料なため、ビットコインを売買したい方に口座開設をおすすめします。

5. 最初に口座開設するならココ!Coincheck

Coincheck
最後にご紹介するのはコインチェックです。ここは、仮想通貨業界では知らない人はいないでしょう。2018年1月の580億円相当のネムのハッキング事件は記憶に新しいかと思います。2018年5月にマネックスグループに買収され、セキュリティの強化を徹底的に行って復活を遂げています。

ここの特徴はUI/UXのすばらしさです。コインチェックアプリの累計ダウンロード数は274万を突破しています(2019年12月末時点)。通貨別の価格表示画面は非常に見やすいので、アプリはダウンロードしておくと良いでしょう。

コインチェックの取引所では、ビットコインのみ取引が可能です。下図が取引所の画面です。
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このようにシンプルな作りとなっており、直感的にわかりやすい仕様になっています。

コインチェックは、仮想通貨業界のドアノックツールとして位置づけられています。取引所として、とても利便性が高いため最初に口座開設するならここがおすすめです。仮想通貨取引に慣れてきたら、他の取引所に移行する方がベターでしょう。

コインチェックの取引所の取引手数料は現在キャンペーン中です。下図の通り無料となっています。

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まとめ

国内で取引所形式を提供している取引所は限られています。取引所形式のほうが販売所よりも低いレートで購入できる可能性が高いため、仮想通貨トレーダーは基本的に取引所形式を利用していることがほとんどです。

世界最大規模の仮想通貨取引所Binanceも取引所形式を採用しており、海外では取引所形式が一般的です。取引所の注文方法や仕組みを理解しておくことで、海外の仮想通貨取引所も利用しやすくなるでしょう。

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中島 翔

中島 翔

学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。 【保有資格】証券アナリスト