ふるさと納税サイトで人気のうなぎの返礼品【2019年版】

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ふるさと納税では産地直送の高級品を返礼品として貰うこともできます。うなぎもその一つで、日本では昔からなじみのある高級魚の一種です。ブランドうなぎにはどのようなものがあり、ふるさと納税をするといくらくらいの寄付金でブランドうなぎを返礼品として貰うことができるのでしょうか。

この記事ではうなぎ選びに役立つ生体や種類などの豆知識をご紹介した上で、ふるさと納税で貰える人気のブランドうなぎをご紹介します。

目次

  1. 食用うなぎの99%は養殖、近年は収穫量が大きく減少
  2. うなぎの焼き方の違い
    2-1.蒲焼き
    2-2.白焼き
  3. ブランドうなぎとは
    3-1.一色産うなぎ
    3-2.うなぎ坂東太郎
    3-3.供水うなぎ
  4. ふるさと納税サイトで貰えるブランドうなぎの返礼品
  5. まとめ

1.食用うなぎの99%は養殖、近年は収穫量が大きく減少

食用うなぎには天然のうなぎはほとんどなく、99%が養殖されているうなぎです。養殖といっても産卵した卵から育てる完全養殖ではなく、海や川で採取した稚魚を大きくさせる養殖です。うなぎの生体は未知な部分が多く、うなぎを卵から育てる養殖の技術がまだ確立されていないためです。

以下のグラフは農林水産省が2019年4月の発表した資料から引用したものです。こちらのグラフでは日本国内の内水面養殖魚の収穫量を確認することができます。内水面養殖魚とは淡水で養殖されている魚のことです。

*農林水産省発表「平成30年漁業・養殖業生産統計」から引用

こちらのグラフから日本の淡水で養殖されている魚では、うなぎが最も多いことが確認できます。また、平成29年から平成30年にかけて、ほとんどの養殖魚の収穫量が減っていることが確認できます。特にうなぎは他の魚と比較して減少量が多いので、今後さらに価格が上昇することも考えられます。

2.うなぎの焼き方の違い

ふるさと納税サイトで貰うことができるうなぎは冷凍ものと冷蔵ものがありますので、保存する際には注意しましょう。また焼き方には蒲焼と白焼きという焼き方がありますので、焼き方による味の違いを楽しむのも良いでしょう。

2-1.蒲焼き

一般的にお店などで売られているうなぎの蒲焼きのことです。蒲焼きはうなぎにタレを付けて焼いたものを言います。何も付けなくても食べられますが、さらにタレを付けたり、山椒をふりかけて食べます。

2-2.白焼き

白焼きとはうなぎに何も付けずに焼いたものを言います。そのため食べる時にタレなどを付けます。タレだけでなく塩やわさび醤油なども合いますので、色々と試してみるのも楽しみ方の一つです。

3.ブランドうなぎとは

ブランドうなぎとは、天然うなぎよりもおいしいと比喩される養殖うなぎのことです。薬物などを使わず、自然に近い環境で品質管理やエサにこだわって養殖したうなぎです。

設定された品質基準をクリアしないとお店には出回らない、希少うなぎと言っていいでしょう。主には「一色産うなぎ」や「うなぎ坂東太郎」、「供水うなぎ」がブランドうなぎとして知られています。

3-1.一色産うなぎ

一色産うなぎ」は、愛知県西尾市で養殖されているブランドうなぎです。うなぎの養殖には珍しく河川水を利用していて、天然うなぎが育つ環境に近い状態でうなぎを育てています。出荷の際は「うなぎ品質検査室」で残留医薬品などがないかを検査して、食の安全を確保しています。また硬さや食感なども検査し合格したものだけを出荷するなど、味や食感にもこだわっています。

3-2.うなぎ坂東太郎

千葉県銚子市にある忠平株式会社が養殖、生産するブランドうなぎが「うなぎ坂東太郎」です。忠平は慶応3年創業から150年余りの間、川魚を中心に卸問屋を営んでいる歴史のある会社です。

「うなぎ坂東太郎」のうなぎは、日本一ともいわれる利根川の天然うなぎに近い味を持つ究極の養殖うなぎです。個体数を極力減らし、うなぎにストレスをかけないように育て、設定された基準をクリアしたものだけが「うなぎ坂東太郎」というブランドで出荷されています。

3-3.共水うなぎ

共水うなぎ」とは、静岡県大井川町の株式会社共水が研究し養殖したブランドうなぎです。南アルプスを源流とするミネラル豊富な大井川の天然水で養殖されています。

共水うなぎの養殖方法の特徴は疑似的な四季体験をさせていることです。一般的なうなぎは半年から10ヵ月で成魚となり出荷されますが、共水うなぎは養殖地の水温を調整し、1年から2年をかけ四季を5巡して出荷されます。また、えさも最高級のホワイトミールを使うなど、手間暇をかけ養殖されています。

4.ふるさと納税サイトで貰えるブランドうなぎの返礼品

ではふるさと納税サイトで貰える、ブランドうなぎの返礼品を見てみましょう。

【ニホンウナギ使用】うなぎ蒲焼

返礼品 内容量 地域 寄付金額
うなぎ蒲焼 1尾あたり200g~250g × 3尾セット 佐賀県 上峰町 3万円

ニホンウナギを手焼きでじっくり蒲焼にした一品で、200g~250gの大サイズ。肉厚の身はふっくら、とろとろです。付属のタレは、日本うなぎ自体の風味を引き立てる自家調合。

共水うなぎのかば焼き

返礼品 内容量 地域 寄付金額
共水うなぎのかば焼き 115g×5 栃木県栃木市 6万2,000円
共水うなぎのかば焼き 115g×3 栃木県栃木市 3万7,000円

全国数千ある鰻屋のなかでも、たった40数軒の鰻屋でしか扱いのない国産ブランドうなぎ 共水(きょうすい)鰻のかば焼きです。

一色産うなぎ食べくらべ満足セット

返礼品 内容量 地域 寄付金額
一色産うなぎ食べくらべ満足セット 約130g×3 愛知県西尾市 3万円

皮が柔らかく、身に脂ののった良質な一色産うなぎは、矢作川水系のミネラル豊富な清流を直接池に引き込み、より天然に近い環境で育てられたものです。

まとめ

今回は、ふるさと納税で貰えるブランドうなぎの返礼品をご紹介しました。ふるさと納税のポータルサイトによって、ブランドうなぎの返礼品の種類や数が異なりますので、寄付をする際は良く調べることが大切です。

ブランドうなぎは、地域のきれいな水や恵まれた環境の中で、生産者の研究や努力のもと生まれた高級食材です。それぞれ育てられた環境やエサが違いますので、ブランドの違いによって、食感や味がどのように違うのかを比較してみるのも、楽しみ方の一つでしょう。

この記事を参考に、ふるさと納税でブランドうなぎを一度味わってみてはいかがでしょうか。

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西宮光夏

不動産会社での勤務や、所有している不動産運用の経験をもとにHEDGE GUIDEでは不動産関連記事を執筆しています。現在は主にふるさと納税の記事を担当しています。ふるさと納税記事では、地域の人たちが心を込めて提供する返礼品の素晴らしさを、少しでも多くの人にお伝えできればと思っています。