【仮想通貨取引所の元トレーダーが解説】BITPointとビットフライヤーの特徴を徹底比較

今回は、BITPointとビットフライヤーについて、大手仮想通貨取引所トレーダーとしての勤務経験を持ち現在では仮想通貨コンテンツの提供事業を執り行う中島 翔 氏(Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12)に解説していただきました。

目次

  1. BITPointとは?
  2. ビットフライヤーとは?
  3. BITPointとビットフライヤーのメリット・デメリット
  4. BITPointとビットフライヤーの取扱銘柄比較
  5. BITPointとビットフライヤーの利用に適したユーザー
  6. まとめ

仮想通貨(暗号資産)取引所が日本でも増えてきている中、これから仮想通貨投資を始めようと思う方にとって、どの取引所を使えば良いか迷っている方は多いのではないでしょうか。今回の記事ではBITPointとビットフライヤーを徹底比較し、それぞれのメリット・デメリットなどを詳しく解説します。

①BITPointとは?

仮想通貨取引所・販売所のBITPoint
BITPointは、2016年に設立された株式会社ビットポイントジャパンが運営する仮想通貨取引所です。上場企業(リミックスポイント)のグループ会社が運営しています。

BITPointは基本的な手数料が無料となっており、頻繁に取引をする方や手数料をあまりかけたくないという方におすすめです。取引画面の見やすさや口座開設が簡単など多くのメリットがあり、初心者の方でも簡単に仮想通貨取引を始められます。

②ビットフライヤーとは?


ビットフライヤーは、2014年に設立された株式会社bitFlyerが運営する仮想通貨取引所です。ビットフライヤーはビットコインの取引量が国内No.1*であり、ビットコインを含む全12種類の仮想通貨で取引が可能です。(*Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における2016年-2019年の年間出来高。差金決済/先物取引を含む)

セキュリティ面では世界No.1の評価を受けたこともあるため安心して取引を行えます。他にもアプリのダウンロード数が国内No.1となるなど、)は国内で人気の高い仮想通貨取引所です。

③BITPointと)のメリット・デメリット

BITPointのメリット

基本的な手数料が無料

BITPointでは、取引でかかる手数料や入出金手数料など基本的な手数料が無料になっています。仮想通貨取引を行う上で、手数料は重なると意外に大きいコストになるため、無料は魅力的なメリットです。現物取引やレバレッジ取引など、取引を頻繁に行う方にはBITPointをおすすめします。

セキュリティレベルが高い

BITPointは、顧客の資金をインターネットと切り離した場所で保管するコールドウォレットを採用し、2段階認証やSMS認証などのセキュリティ対策を行っています。また、運営資金と顧客の投資資金を別々に管理する分別資金を採用しており、もしBITPointが破綻しても預けた資金を取り戻すことが可能です。

以前にBITPointでハッキング事件が起きたことで不安に思われる方もいるかもしれませんが、ハッキングを受けた経験をばねに十二分に対策をとり、堅牢なセキュリティ体制を整えていると考えることもできます。

初心者にも使いやすい

BITPointのアプリは分かやすいデザインで、スマートフォンから簡単に現物取引や資産の参照が可能です。口座開設も簡単に行うことができ、500円以下の少額から取引が可能なので、初心者でも気軽に取引を始められるでしょう。

日本で唯一トロン(TRX)を取り扱っている

BITPointでは日本で初めてトロン(TRON)の取扱いを開始しており、現時点でトロンを購入できる唯一の取引所となっています。日本の仮想通貨取引所でトロンを購入したい方はBITPoint一択となります。

BITPointのデメリット

取り扱い通貨が少ない

現在BITPointで取り扱っている仮想通貨は7種類です。ビットフライヤーでは12種類取り扱っているため、BITPointの取扱数は少ない印象です。多くの仮想通貨を取引をしたいという方は、他の取引所を利用することをおすすめします。

取引が約定しにくいときがある

BITPointは他の取引所に比べて新しく、まだ利用者が多くないこともあり、取引が成立しにくい場合があります。そのため、指値注文を出しても希望の価格で約定するまで時間がかかる場合があることを頭に入れて取引をして下さい。

注文の通りやすさというのは相場が急変している時は特に重要な要素です。普段はBITPointでも普通に注文は通るためそこまで大きく懸念材料にはならないと思います。

ビットフライヤーのメリット

大手金融機関が出資しているから信頼性が高い

ビットフライヤーは、みずほフィナンシャルグループや第一生命、三井住友グループなどの大手企業から出資を受けています。

大手金融機関から出資を受けており、取引所の信頼は高く、運営上の資金も問題ありません。資金が潤えばセキュリティ対策にも力を入れられます。大手金融機関から出資を受けるということは、取引所の信頼につながり、ユーザーは安心して取引を行うことができるのです。

仮想通貨の取り扱い種類が豊富

ビットフライヤーでは現在12種類の仮想通貨を取り扱っており、他の取引所と比べても多く取り扱っています。たくさんの仮想通貨で取引をしたいと考えている方におすすめの取引所です。

また、ビットフライヤーはビットコイン取引量国内No.1なので、取引量が多く、他の取引所に比べて取引がスムーズに行えます。ビットコイン取引を考えている方にはビットフライヤーがおすすめです。

bitFlyer Lightningの1画面でトレードに必要な情報を網羅できる

bitFlyer Lightningは、仮想通貨のFX・現物・先物取引に対応したトレーダー向けのツールです。bitFlyer Lightningの使いやすさには評判があり、1画面でトレードに必要な情報を網羅できるように設計されています。

bitFlyer Lightning chat

画面上に歩み値やニュース、取引板やチャート、オーダーの詳細等が確認できるため、仮想通貨をより深くトレードしたい方におすすめのツールです。

ビットフライヤーのデメリット

手数料が高い

ビットフライヤーのデメリットの一つは、銀行手数料が比較的に高い点です。三井住友銀行から出金する場合は、3万円未満220円・3万円以上440円の手数料がかかり、その他の銀行から出金する場合、3万円未満550円・3万円以上770円の手数料がかかります。頻繁に出金せず、まとめて出金するなど少しでも手数料を抑える工夫をした方がいいでしょう。

イーサリアムとビットコインキャッシュ以外のアルトコインは販売所のみ

ビットフライヤーでは、イーサリアムとビットコインキャッシュを除くアルトコインは販売所のみで取り扱っています。XRPやライトコインなどの主要なアルトコインで板取引をしたい方は他の取引所の利用をおすすめします。

④BITPointとビットフライヤーの取扱銘柄比較

取引所 BITPoint ビットフライヤー
取扱通貨数 7種類 12種類
取扱通貨 ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
リップル(XRP)
ビットコインキャッシュ(BCH)
ライトコイン(LTC)
ベーシックアテンショントークン(BAT)
トロン(TRX)
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
リップル(XRP)
ビットコインキャッシュ(BCH)
ライトコイン(LTC)
ネム(XEM)
イーサリアムクラシック(ETC)
リスク(LSK)
モナコイン(MONA)
ステラルーメン(XLM)
ベーシックアテンショントークン(BAT)
テゾス(XTZ)

⑤BITPointとビットフライヤーの取引手数料比較

BITPoint ビットフライヤー
入金手数料 無料 銀行振込:無料
クイック入出金手数料(住信SBIネット銀行から入金の場合):無料
クイック入出金手数料(住信SBIネット銀行以外から入金の場合):330円
取引手数料 取引所:無料
販売所:無料(スプレッドが実質的な手数料を含む)
販売所:無料(スプレッドが実質的な手数料を含む)
簡単取引所:約定数量×0.01~0.15%
Lightning現物:約定数量×0.01~0.15%
FX手数料 0.04%/日 取引手数料:無料
スワップ:0.04%/日
ロスカット:無料
出金手数料 無料 三井住友銀行:3万円未満の場合220円(税込)、3万円以上の場合440円(税込)
三井住友銀行以外:3万円未満の場合550円(税込)、3万円以上の場合770円(税込)
仮想通貨の
送金手数料(BTC)
無料 ビットコイン:0.0004BTC
イーサリアム: 0.005ETH
XRP:無料

⑥BITPointとビットフライヤーの利用に適したユーザー

BITPointがおすすめな人

  • 手数料を抑えて仮想通貨取引をしたい人

基本的な手数料が全て無料というのは、仮想通貨取引で非常に魅力的なメリットです。手数料を抑えて仮想通貨取引をしたい場合は、BITPointをおすすめします。

ビットフライヤーがおすすめな人

  • セキュリティが堅固な取引所を利用したい人
  • トレーダー向きのツールで取引をしたい人
  • ビットコイン取引を多くやりたい人

手数料が高いなどのデメリットはありますが、安心で簡単に利用できるビットフライヤーは魅力的な仮想通貨取引所のひとつです。ひとつでも当てはまるものがあれば、ビットフライヤーを利用することを検討してみて下さい。

⑦まとめ

ここまでBITPointとビットフライヤーの特徴を徹底比較してきました。

それぞれにメリット・デメリットがあり、目的に合わせてどちらを利用すれば良いかを説明してきました。BITPointではトロンの上場によって他社と差異化されているため、トロンを取引したい方はBITPointで口座開設は検討すべき仮想通貨取引所の一社でしょう。

このほかにも日本には特徴のある仮想通貨取引所が様々にあります。特徴を調べながら自分自身に合った取引所を選択すると良いでしょう。

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中島 翔

中島 翔

学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12