bitFlyerが検討するナナメウエのIEOとは?バーチャルワールド「Yay!」について解説

今回は、bitFlyerが検討するナナメウエのIEOについて、大手仮想通貨取引所トレーダーとしての勤務経験を持ち現在では仮想通貨コンテンツの提供事業を執り行う中島 翔 氏(Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12)に解説していただきました。

目次

  1. bitFlyerとは
    1-1.bitFlyerの概要
    1-2.bitFlyerの特徴
  2. bitFlyerのIEO事業参入
    2-1.IEOとは
    2-2.bitFlyerのIEO事業参入
  3. 株式会社ナナメウエとは
    3-1.株式会社ナナメウエの概要
    3-2.株式会社ナナメウエのプロダクト
  4. まとめ

22年8月23日、国内の暗号資産(仮想通貨)取引所bitFlyerが新たにIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)事業に参入することを明らかにしました。

bitFlyerはIEOの実施に向けて株式会社ナナメウエとのパートナーシップを締結したと報告しており、今後はナナメウエが手がけるバーチャルワールド「Yay!」において利用可能なトークン「YAY」の発行および「YAY」の受託販売を目指すということです。

今回は、話題のbitFlyerのIEOとナナメウエという会社について、詳しく解説していきます。

①bitFlyerとは

1-1.bitFlyerの概要

bitFlyerとは、14年1月に設立された株式会社bitFlyerによって運営されている仮想通貨取引所です。

金融庁によって暗号資産交換業者として登録されているbitFlyerでは、仮想通貨の売買だけでなく、簡単に仮想通貨を積立できる「かんたん積立」やビットコインが貯まるクレジットカード「 bitFlyer クレカ」など、仮想通貨に関連した多岐にわたるサービスを展開しています。

また、「ビットコイン(BTC)」の取引量が六年連続第一位を誇るなど、その流動性の高さでも知られています。

1-2.bitFlyerの特徴

①人気の仮想通貨を少額から購入できる

bitFlyerでは、ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)、イーサリアム(ETH)を初めとする仮想通貨を取り扱っており、1円から購入が可能です。

販売所の取扱銘柄

17銘柄:ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ベーシックアテンショントークン、ステラルーメン、モナコイン、ネム、チェーンリンク、イーサリアムクラシック、ポルカドット、リスク、テゾス、シンボル、ポリゴン、メイカー

bitFlyer Lightning取引所の取扱銘柄

6銘柄:ビットコイン、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュ、ステラルーメン、モナコイン

②セキュリティが強固

bitFlyerは業界最長となる七年以上ハッキング被害はゼロとなっており、セキュリティ性の高さに定評があります。

具体的には、「SSL通信」を用いてユーザーの全てのデータ通信を暗号化しているほか、送金の際に複数の秘密キーが必要な「マルチ・シグネチャ」を採用しているなど、ユーザーが安心して利用できる環境が整っています。

③手数料が安価

bitFlyerでは販売所の売買手数料や三井住友銀行からの振込手数料等が無料となっているなど、各種手数料が比較的安く設定されているため、ユーザーはお得に取引を行うことが可能です。

②bitFlyerのIEO事業参入

2-1.IEOとは

IEOとは「Initial Exchange Offering」の略で、仮想通貨取引所が企業またはプロジェクトのトークン発行によるコミュニティの形成および育成、また資金調達をサポートする仕組みのことを指します。

仮想通貨取引所はトークンの発行主体である企業やプロジェクトについて、調達した資金の使い道や事業性評価、発行されるトークンの審査などを細かく行い、トークンの販売を実施します。

また、IEOを行ったトークンは、そのままその取引所に上場されるケースが一般的です。

取引所がそれぞれのトークンやプロジェクトを査定し、顧客へ販売するかどうか判断するため、信用補完の意味合いを持ちます。IPOに例えると、仮想通貨取引所は証券会社のポジションとなり、顧客から資金を調達しプロジェクトチームに渡す流れとなります。

2-2.bitFlyerのIEO事業参入

bitFlyerは今回のIEO参入について、業界において圧倒的なユーザー数を誇るbitFlyerだからこそ、IEOを国内においても身近な自律分散型エコシステムを構築する手段として育て上げることができると説明しています。

また、こういった考えをもってリリースするIEOサービスは、新しい時代における価値交換をさらにストレスフリーに、迅速に行えるようになるほか、「相手を応援する」こと、「コミュニティとつながる」ことをサポートし、ユーザーの人生に彩りを与えるものになると確信していると語っています。

bitFlyerは自身をトークンエコノミーの牽引者と位置付けており、今後も「新たな金融プラットフォーム」作りに挑戦していくとしています。

bitFlyerで実施されるIEO第一弾としては、株式会社ナナメウエが運営を行っている通話アプリ「Yay!」において利用可能なトークン「YAY」の受託販売を予定しているということです。

ただし、今後は bitFlyer自身による販売の可否の審査を経て、「日本暗号資産取引業協会(JVCEA)」から販売についての承認を得る必要があるため、現段階ではIEOの実施および取引開始時期などはまだ確約されたものではないということです。

③株式会社ナナメウエとは

3-1.株式会社ナナメウエの概要

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株式会社ナナメウエとは13年5月1日に設立されたモバイルアプリおよびWEBサービスの開発を手がける国内企業で、石濵嵩博氏が代表取締役を務めています。

「つながりを科学する」というミッションを掲げるナナメウエでは、主にバーチャルワールド「Yay!」の開発および運営を行っており、誰もがインターネット上に自分の居場所を見つけることができる、人との繋がりに注目したプロジェクトを展開しています。

また、会社全体で「日本一のSNSアプリをつくる」という自覚を持ち、誇れるクオリティの追求を大切にしているということです。

3-2.株式会社ナナメウエのプロダクト

①バーチャルワールド「Yay!」

Yay!
バーチャルワールド「Yay!」とは、20年1月にスタートした、同じ興味や関心ごとを同年代の友人と話すことができる通話アプリのことを指します。

Yay!はグループで通話を楽しむことができると人気で、現在、約550万人以上のユーザーを抱える話題のアプリとなっています。

今回のIEOはこのYay!における独自トークン「YAY」を対象として計画されており、今後Yay!ではYAYの発行およびNFTセールの実施を予定していると発表されています。

②AIサービス開発「AI X 人でビジネス実装型」

ナナメウエではYay!の開発および運営のほかにも、「AI X 人でビジネス実装型」と呼ばれるオリジナルのAIソリューションの提供も行っています。

ナナメウエではAIと人を組み合わせたハイブリッドなサービス開発を実施しており、AIを「PoC(Proof of Concept)」で終わらせず、確実なビジネス実装を実現しています。

③投稿監視ソリューション「Posmoni(ポスモニ)」

ナナメウエでは、投稿監視ソリューションである「Posmoni(ポスモニ)」の提供も行っています。

Posmoniはコミュニティサービスの不適切なコンテンツを、AIと人力によってスクリーニング監視管理する「SaaS(Software as a Service)」システムとなっており、コミュニティサービス運営の負担を軽減し、安全なコミュニティ運営を実現しています。

④まとめ

bitflyerはセキュリティ性の高さや手数料の安さなどで人気の国内取引所となっていますが、今回新たにIEO事業への参入が発表され、注目を集めています。

第一弾としては、ユーザー数550万人を誇る人気の通話アプリ「Yay!」において利用できる独自トークン「YAY」の受託販売を計画しているということです。

IEOについては現在まだ計画段階であり、実施の詳細などは明らかになっていませんが、今後徐々に発表があると見られているため、今のうちにbitflyerで口座を開設し、IEO参加に向けて準備しておいてもいいでしょう。

bitFlyer(ビットフライヤー)の口コミ・評判・口座開設

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中島 翔

中島 翔

学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12