ベーシック・アテンション・トークン(BAT)とは?BATの特徴・概要と入手方法を紹介

暗号資産投資といえば、時価総額が最も大きいビットコインが王道ですが、XRPやイーサリアムなどのアルトコインも人気があります。アルトコインの時価総額はビットコインよりも各段に低いですが、ボラティリティの高さやプロジェクトが提唱する価値命題、トークンのユーティリティが暗号資産投資家を惹きつけるケースもあります。

ベーシックアテンショントークン(Basic Attention Token:BAT)もまた、注目度の高いアルトコインの一つです。最近は国内のいくつかの暗号資産取引所がBATを取り扱っていますが、まだ詳しい部分まで把握していない投資家も多いかと思います。ここでは暗号資産BATの特徴や、BATを取り扱っている暗号資産取引所についてご紹介します。

目次

  1. ベーシック・アテンション・トークン(BAT)の概要
  2. BATのプラットフォームとなるBraveブラウザの特徴
    2-1. より安心で高速なブラウジングを提供
    2-2. ブラウザ上で指定の広告を観るだけで収入が得られる
  3. BATを取り扱っている暗号資産取引所
    1. BATの「貸仮想通貨」や「つみたて」も可能なCoincheck
    2. BATの「貸仮想通貨」や「暗号資産FX」を利用できるGMOコイン
    3. Brave ブラウザの暗号資産ウォレットを共同開発しているbitFlyer
  4. まとめ

①ベーシック・アテンション・トークン(BAT)の概要

創設者 Brave Software社
主なユーティリティ Braveのデジタル広告プログラムの報酬
発行量 15億BAT
流通量 1,487,212,637 BAT
時価総額(2020年8月6日時点) 40,474,412,551円(市場35位)
トークン価格 1 BAT=27.21円

BATは2017年5月にBrave Software, Incに公開された暗号資産であり、イーサリアム・ブロックチェーン上のERC20トークンとして発行されました。BATはWebブラウザ「Brave」に紐づく暗号資産で、従来のWeb広告におけるユーザー・メディア・広告主それぞれの課題を解消する目的のもと生まれたものです。Braveではユーザーが広告閲覧やユーザー情報提供をコントロールすることができ、またBraveが許可した特定の広告を閲覧することでユーザーはBAT(BATポイント)を取得し、利用することが可能となります。

BATのプラットフォームとなるBraveブラウザの特徴

より安心で高速なブラウジングを提供

BATは中核となるBraveブラウザと共に、従来のWeb広告スキームにおいて生じていたユーザー・メディア・広告主への負担を解消する新たなWeb広告のビジネスモデルを提起しています。Braveを利用するユーザーはWeb広告をブロックできるため、快適なブラウジングが可能になります。さらにブラウザの閲覧履歴データも自動では共有されず手元に保有しておけるためプライバシーの保護にも繋がります。ページの読み込み速度も上がり、広告に仕込まれたマルウェアに感染するリスクも低減できるなど、様々なメリットが生まれます。

ブラウザ上で指定の広告を観るだけで収入が得られる

ユーザーはWeb広告をブロックできる一方、Brave社経由で配信された特定の広告を閲覧することによってBATポイントを取得することが可能となります。配信される広告内容の選定に使われる閲覧履歴データは、匿名でBrave社のみに送られることとなります。不特定多数の事業者に閲覧データを渡すことが防げるため、それに対して抵抗感を覚える方も安心できるシステムとなっています。BATは将来的にプレミアムコンテンツの利用やサービス料金の支払いに活用できるようになる予定です。

②BATを取り扱っている暗号資産取引所

1. BATの「貸仮想通貨」や「つみたて」も可能なCoincheck

Coincheck
Coincheckはマネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営している仮想通貨取引所です。Coincheckは16種類もの暗号資産を取り扱っており、国内では最多となっています。Coincheckは直感的に使いやすいインターフェイスが特徴で、初心者でも簡単に暗号資産を購入できるよう設計されています。同社アプリの累計ダウンロード数は2020年8月時点に295万件を突破しています。

Coincheckでは販売所でBATを売買できるだけでなく、「貸暗号資産」や「つみたて」サービスでも利用できます。貸仮想通貨というのは、ユーザーが保有している暗号資産を貸し出して最大年利5%を得られるサービスです。また「Coincheckつみたて」は、毎月最低1万円から自動積立を行うことができるサービスです。

取扱銘柄(販売所) BAT、ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リスク、イーサリアムクラシック、モナコイン、ネム、ファクトム、ステラルーメン、クオンタム、IOST、エンジンコイン、OMG
最小注文数 500円相当
関連サービス 貸暗号資産、Coincheckつみたて

2. BATの「貸仮想通貨」や「暗号資産FX」を利用できるGMOコイン

bitFlyer
「GMOコイン」は、東証一部上場のGMOインターネット株式会社のグループ会社であるGMOコイン株式会社が運営する暗号資産取引所です。GMOインターネットはグループ会社にGMO証券などの金融サービスの提供実績をもっており、GMOコインにおいても金融ノウハウを活かした運営体制が特徴です。

GMOコインは販売所でBATの現物取引に対応している他、暗号資産FXでレバレッジ取引も可能です。レバレッジ取引はショート(空売り)もできるため、資産価値の下落から利益を得ることも可能です。また、GMOコインは最大年利3%の貸暗号資産を提供しておりBATも対応しています。短期トレーダーだけでなく長期投資家にとってもおすすめです。

取扱銘柄(販売所) BAT、ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、ネム、ステラルーメン、オーエムジー、ネム
最小注文数 0.0001BTC(販売所)、0.001BTC(暗号資産FX)
関連サービス 貸暗号資産、暗号資産FX

3. Brave ブラウザの暗号資産ウォレットを共同開発しているbitFlyer

Brave bitflyer
株式会社bitFlyerが運営するbitFlyerは、国内の主要メガバンクやベンチャーキャピタル(SMBCベンチャーキャピタル、みずほフィナンシャルグループ、三菱UFJキャピタル等)から出資を受けている暗号資産取引所です。bitFlyerはアルトコイン販売所でBATを取り扱っており、Web(PC/スマホ)とスマートフォンアプリ(iOS/Android)で売買できます。

特にbitFlyerは、Braveブラウザの暗号資産ウォレットに関連する日本初のパートナーであり、Brave Software社の子会社であるBrave Software International SEZCと共同開発しています。日本では現在、Braveブラウザ上で配信される広告を閲覧した際に「BATポイント」が付与されていますが、2020年11月頃に予定される新サービスのリリース後には暗号資産BATが付与されるようになります。付与された BATはbitFlyerアカウントのウォレットに反映されます。

取扱銘柄(販売所) BAT、ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リスク、イーサリアムクラシック、ステラルーメン、モナコイン、ネム
最小注文数 0.00000001 BTC(販売所)
関連サービス 暗号資産ウォレットサービス(2020年11月頃リリース予定)

③まとめ

日本国内の取引所もここ最近は新たな資産を追加するケースが増えてきました。2017年の改正資金決済法に従って金融庁の登録を受けた暗号資産交換業者で取り扱っている暗号資産は「ホワイトリスト」と呼ばれています。ホワイトリストに含まれる暗号資産は、一定の審査を経ているために国内で注目が集まりやすい暗号資産です。

金融庁のHPによると、2020年7月時点に24の暗号資産交換業者が金融庁の認可を受けており、取引所ごとの取り扱い資産はおよそ25種類前後となっています。BATはホワイトリストに最近追加されており、Braveブラウザの普及に伴って利用ケースも増えるという意味でポテンシャルのある暗号資産です。

国内ではbitFlyerのウォレットの取り組みが一つのポイントとなりそうですが、グローバルな視点で多くの開発が進んでいますCoincheckの「つみたて」やGMOコインの「貸暗号資産」で今からコツコツ蓄積しておくのも一つの考え方でしょう。

取引所はそれぞれユーザービリティや取引手数料、提供しているサービスが異なるので、目的や投資スタイルによって使い分けることもできます。また急なメンテナンスによりアクセスできない場合でも、複数登録しておくことで売買チャンスを逃すリスクを低減できます。口座開設は無料でできるので、この機会にぜひ気になる取引所をチェックしてみてください。

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立花 佑

立花 佑

自身も仮想通貨を保有しているWebライターです。HEDGE GUIDEでは、仮想通貨やブロックチェーン関連の記事を担当。私自身も仮想通貨について勉強しながら記事を書いています。正しい情報を分かりやすく読者の皆様に伝えることを心がけています。