仮想通貨ベーシック・アテンション・トークンの動向をチェック【2022年版】【Braveブラウザー5000万MAU突破】

brave

今回は、ベーシック・アテンション・トークンの最新動向について、大手仮想通貨取引所トレーダーとしての勤務経験を持ち現在では仮想通貨コンテンツの提供事業を執り行う中島 翔 氏(Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12)に解説していただきました。

目次

  1. ベーシック・アテンション・トークン(BAT)とは?
    1-1.BATの概要
    1-2.仮想通貨としての基本スペック
    1-3.BATトークンの特徴
  2. BATの価格推移・予想
    2-1.これまでの価格推移
    2-2.遂に5,000万MAUを突破
  3. BATの今後の見通し
    3-1.braveユーザーの拡大
    3-2.他企業とBATの提携
    3-3.新規取引所への上場
  4. まとめ

コインチェックやGMOコインなど多くの国内の仮想通貨取引所が取り扱うベーシックアテンショントークン(BAT)は、月間アクティブユーザー数が5000万を超えるBraveブラウザ上で利用できる仮想通貨として注目を集めています。今回は仮想通貨BATの概要や今後の動向や見通しについて解説します。

①ベーシック・アテンション・トークン(BAT)とは?

まずは、BATについての概要と特徴を解説します。

1-1. BATの概要

BATは2017年5月にwebブラウザを提供するアメリカ・サンフランシスコのBrave社によって開発されたBraveというブラウザをプラットフォームとして使用される仮想通貨です。 2022年1月18日現在、CoincheckやGMOコイン、bitFlyerなどで取り扱いがあるため、国内のユーザーも気軽に購入することができます。

1-2. 仮想通貨としての基本スペック

BATの仮想通貨としての基本スペックは以下の通りです。

ティッカーシンボル BAT
現在の価格(22年1月18日現在) 0.9786USD(約112.06円)
時価総額 約14.6億ドル(約1,674億円)
時価総額ランキング 76位
循環サプライ 約14.9億枚
発行上限 15億枚

1-3. BATトークンの特徴

①Web3.0時代の新ブラウザ「Brave」のネイティブトークン

BAT
BATは「Brave」というWeb3.0時代の新型ブラウザで使用されており、従来のWeb広告で発生するユーザーやメディア、広告主の課題を解決するために生まれました。従来のブラウザでは、ユーザーは望まぬ広告を強制的に見せられ、無意識のうちに間接的に広告コンテンツに対価を支払っています。その際、不要な広告をダウンロードするために貴重な時間とエネルギーが奪われ、しかも個人情報を広告主へ送信しています。

BraveではBrave Shieldsという機能で広告をブロックすることでダウンロードの時間や個人情報の送信を阻止しています。そのためBraveでは広告の閲覧やユーザーの情報提供を、ユーザー自身でコントロールできます。特にYouTubeをYouTube Premiumに登録することなく広告なしで再生が可能になるため、無駄な時間を取られない点が評価されています。

また広告費の30%をBrave社が受け取り、70%を広告を見たユーザーに対して還元するという画期的なスキームを構築しています。そのため、Braveにおいてはユーザーが見たい広告だけを観ることでBATを獲得できます。

そして、Brave上で獲得したBATは日本居住者の場合は、bitFlyerのウォレットを通じて出金することも可能です。

②獲得したBATを投げ銭として利用できる

Braveのブラウザ上で獲得したBATは、YouTubeの生配信やeスポーツなどの投げ銭に利用できます。またコンテンツパブリッシャーとしてbraveに登録すれば、YouTubeやTwitter、Vimeo、GitHubなどのプラットフォームで投げ銭を受け取る側として活動できます。

②BATの価格推移・予想

次に、BATのこれまでの価格推移及び今後の価格予想について解説します。

2-1. これまでの価格推移

BAT Price
次に2021年のBATの値動きを振り返ってみましょう。

年始に0.2051ドルでスタートしたBATは、2月以降にビットコインの上昇段階と共に高騰し、4月9日に史上最高値を更新して1.5336ドルに到達しました。その後は仮想通貨市場全体の下落につれ安となりましたが、仮想通貨市場全体が回復し始めた7月20日を起点に11月27日には1.7663ドルを付けて再び最高値を更新。その後上昇の勢いが衰えると2021年年末は1.2089ドルまで落着き、年初から+1.0038ドル、約489%の上昇で取引を終えています。

2-2. 遂に5,000万MAUを突破

2021年のBraveは、IPFS(InterPlanetary File System)のサポート追加や、独自検索エンジン「ブレイブ・サーチ(Brave Search)」のベータ版リリース、無料利用の場合でもZoomなどのような制限時間がなく、プライバシーも保護されるミーティング機能の「Brave Talk」のローンチ、ソラナ(Solana)ブロックチェーンとの統合など、数々のマイルストーンを達成してきました。また、ユーザーが獲得したBATを法定通貨に変える事のできるスキーム構築に取り組み、日本でもbitFlerとの提携でBATの受け取りを可能にしています。

こうした開発が功を奏してか、2022年1月5日にはBraveの利用者が5,000万MAU(MAU=Monthly Active User)を超えています。約1年前の12月には2,410万MAUであった事を考えると、約2倍の伸び率で5年連続で12月のMAU伸び率が2倍という記録となっています。広告収益も1年で4倍に増加、広告を閲覧することでBATを獲得したユーザーが800万人以上にもなっています。

③BATの今後の見通し

ここでは、今後BAT価格が上昇する要因として考えられる事柄を紹介します。

3-1. braveユーザーの拡大

BATはユーザーがBATを使えば使うほど価格が上昇するという構造で、BATの消費量はBraveのユーザー数の影響が大きいため、BATの価格上昇はBraveの利用ユーザーの拡大が肝となってくるでしょう。

現状、Google ChromeやSafariなどと比較すると、Braveのユーザー数は少ないですが、Braveは広告の自動削除による高速化やプライバシー保護などほかの検索ブラウザより優れている点も多いため、今後ユーザー数が増えれば、価格上昇の可能性は十分にあります。

3-2. 他企業とBATの提携

BraveはYouTubeやTwitchの機能拡張機能として、気に入った動画やコンテンツにBATを付与できる「投げ銭」サービスを提供しており、特にYouTubeの生放送で投げ銭機能が浸透してきているため、この企業とのプロジェクトはBATの成長性をより表すものとなっています。

また、eスポーツチームや人気K-POPアイドルグループとの提携を発表したことでさらに話題になりました。

3-3. 新規取引所への上場

BATはBinanceなどの海外取引所での取引が主でしたが、最近ではCoincheckやbitFlyer、GMOコインなどの日本国内の取引所に上場しており、BATに投資する日本人も増加しています。

日本国内の取引所に上場するには、取引所の運営に将来性を認められ、金融庁の認可(俗に言うホワイトリスト)が必要なため、新しい取引所に上場することで、BATは将来性のある仮想通貨だという期待値が大きくなり、価格も上昇していくと考えられます。

④まとめ

BATの価格についてはBraveの今後の成長性が鍵を握るため、BATの取引を行うのであれば、Braveの利用者数や提携サービスなどに着目しながら投資を行うのが良いでしょう。BATは今後価格上昇の可能性が大いにあるため、今のうちにCoincheckでの購入を検討してもいいかもしれません。

The following two tabs change content below.
中島 翔

中島 翔

学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12