リミックスポイント子会社BITPoint、仮想通貨マイニング事業参画へ

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株式会社リミックスポイント(以下、リミックスポイント)の子会社である株式会社ビットポイントジャパン(以下、BITPoint)は、香港でマイニング事業やブロックチェーンテクノロジーコンサルティングやICOコンサルティング事業を手掛けるPassion Progress Limitedと仮想通貨マイニング事業に参画すると発表した。

BITPointはASIC(Application Specific Integrated Circuit)やGPUマイニング、国内マイニング事業者としてはじめて採用するという液浸冷却技術システムを用いたマイニングにより、ビットコインやライトコイン、イーサリアムなどの仮想通貨の調達を図る。

まず試験的に自社でマイニング投資を行い、一定の成果が確認された際にはクラウドマイニングといった本格的なマイニング事業を展開する予定だ。マイニングを展開する地域はアジア・中東・北欧・カナダ等を計画しており、さまざまな地域で分散投資を行いリスクヘッジおよびマイニング効果の検証を行う。消費電力量が抑えられたマイニング機器により一定の成果が出た場合には日本国内でのマイニング事業の展開も検討する見通しだ。

マイニング事業の成否は、安価な電力調達、ローコストオペレーション、安定した運用の3点が鍵を握るとされているなか、リミックスポイントは新電力事業により安価に電力を調達するノウハウを保有していることから、BITPointが仮想通貨取引所事業で培ったノウハウを組み合わせることで大きな成果を挙げられるとしている。

今回BITPointがマイニングに採用する「液浸冷却技術」はスーパーコンピューターなどで採用されている技術で、発熱する電子機器を不活性液に浸して冷却することで、機器の冷却にかかる電力を大幅に削減できるだけでなく、機器の消耗や劣化も抑制することができる技術だ。

一般的に、マイニング事業を行うためには、機器の発熱を抑えるため大規模な冷却ファンや空調設備、広大なスペース、膨大な電力が必要とされているが、「液浸冷却技術」を採用することで、冷却ファンや空調設備を利用することなく省スペース・省エネルギーでのマイニング事業を実現するという。液浸冷却技術を活用したマイニングは、環境負荷を抑えるだけでなく、機器の故障リスク低減、低コストによる投資利回りの向上なども期待できる。

すでにBITPointは2017年9月に金融庁より仮想通貨交換業者第一弾として登録され、仮想通貨交換業を行っており、仮想通貨の仕入・調達を行うことによりさらに安定収益化を実現することができるとしている。また、今回のマイニング事業によりさまざまな仮想通貨の調達を実現することで、今後の取扱仮想通貨の増加にもつなげる見通しだ。

【参照ページ】BITPointが仮想通貨マイニング事業に参画 -仮想通貨の仕入調達を強化すると共にマイニング運用保守事業も展開へ-
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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