ソーシャルレンディングはなぜ人気?投資目的や向いている人は?

「ソーシャルレンディング」という言葉の最近の検索トレンドを見てみると、昨年同月比で3倍以上に伸びており、2017年に入ってから急激に注目度が高まってきていることが分かります。

ソーシャルレンディングの検索トレンドGoogleトレンド「ソーシャルレンディング」(2017年12月時点)

では、なぜソーシャルレンディングはこれほどまでに人気を博しているのでしょうか?この記事では、ソーシャルレンディングが人気の理由と投資家の投資目的、向いている人などについて解説していきたいと思います。

  1. ソーシャルレンディングが注目される4つの理由
  2. ソーシャルレンディング投資家の投資目的は?
  3. ソーシャルレンディングに向いている人は?
  4. ソーシャルレンディング投資を始めるには?

ソーシャルレンディングが注目される4つの理由

ソーシャルレンディングという新しい投資手法が人気を集めているのは、主に以下のような理由があります。

小口で簡単に投資ができる

ソーシャルレンディングは、1万円から気軽に投資ができるため、「資産運用はしてみたいけど、大きな金額を投資するのは怖い」「まずは少額から始めてみたい」という投資初心者層からの支持が集まっています。

定期預金や国債などと比べて利回りが高い

ソーシャルレンディングの利回りは3%~10%程度となっており、定期預金や国債などと比べて非常に高い水準となっています。また、ソーシャルレンディングは不動産への投資や融資を行うことが多く、高利回りの不動産投資や不動産ファイナンスに小口で参加できるということが人気の理由と一つとなっています。

インカムゲイン型の投資ができる

投資で得られる利益には、投資対象を売却することで利益を得るキャピタルゲインと、毎月・毎年など定期的に金利収入や配当などが入ってくるインカムゲインの2つがあります。配当や優待を期待して株式投資などを行う個人投資家も多いため、数カ月から数年後に元本と決まった利息が手元に戻ってくるというインカムゲイン型のソーシャルレンディング投資は根強い人気があります。

なお、投資プロジェクトがうまくいかずに債務不履行となるケースや、投資対象の不動産の価値が大きく下落してしまったケース、ソーシャルレンディングの運営会社が倒産したケースなどによっては、元本割れが起こるリスクもありますので、各社のソーシャルレンディングサービスのページで、投資リスクはしっかりと確認しておくことが大切です。

代表的なソーシャルレンディングサービスの会社が上場

OwnersBook(オーナーズブック)というソーシャルレンディングサービスを運営するロードスターキャピタルが、2017年9月28日に上場を果たしたことで、ソーシャルレンディングというサービスへの注目度も一気に高まり、各メディアでニュースとして取り上げられる機会が一気に増えました。

これにより、ニュース記事などでソーシャルレンディングを目にする投資家が多くなり、投資人気が飛躍的に高まってきているという背景があります。

ソーシャルレンディング投資家の投資目的は?

ソーシャルレンディングは、投資参加者の裾野が広がりつつあり、初心者からセミプロの方まで幅広く検討され始めています。では、投資家がソーシャルレンディングに投資する主な目的は何でしょうか?

定期預金などで寝かせておくよりも資産運用をしてみたい

現在の定期預金や国債など低リスク商品は、元本割れリスクが非常に低い代わりに、利回りがほぼゼロに近いという状況です。将来への不安が強くなる昨今、貯蓄率の高い投資初心者が、「リスクを多少取ってでも、眠っている資産を運用しておきたい」という目的でソーシャルレンディングを始めています。

ローンが必要な不動産投資は怖いが、不動産投資自体は始めてみたい

不動産投資は、投資を始めるにあたってローンを活用したレバレッジ投資が基本となっています。しかし、20代・30代の若年層は将来が不確実な中で数千万円の借金を背負うということに大きな不安を抱えています。

このような状況下で現れたソーシャルレンディングは、投資を始める場合のローンが必要なく、手元の少額資金のみで不動産投資市場に参加でき、資金の拘束期間も数ヶ月から数年と短いという魅力があります。「少額で不動産投資をしてみたい」という投資目的でソーシャルレンディングを始めている方も増えてきています。

すでに他の投資を手がけているが、分散投資先として活用したい

ソーシャルレンディングは、他分野ですでに投資を行っている投資家にも注目されています。株式投資やFX投資ほどハイリスク・ハイリターンではなく、預金や債券(国債など)ほどローリスク・ローリターンでもないため、分散投資先の一つとして活用されています。

人気の投資手法にキャッチアップをして情報収集しておきたい

投資はつねに「情報」が成否のカギを握ります。「新しい投資手法を試しておきたい」という情報感度の高い投資家たちが情報収集の目的で続々と参入して生きています。

ソーシャルレンディングに向いている人は?

これからソーシャルレンディングを始めたい方やご検討されている方のために、ソーシャルレンディングに向いている人についてもご紹介をしておきたいと思います。

リターンのためなら、多少のリスクは取っても良い方

まず、ソーシャルレンディングは激しい値動きこそないものの、利回りが3%~10%と高いぶん、相応の投資リスクが生じます。たとえば、ソーシャルレンディング運営会社の破綻や投資プロジェクトの失敗などにより、元本割れや元本自体が返ってこないというケースがあり得ます。この投資リスクを許容できるという方でないと、ソーシャルレンディングで投資を始めるというのは難しいでしょう。

このリスクへの対応策としては、いくら利回りが良いからといって一つのプロジェクトに投資資金をすべて集中させず、複数の会社・複数のプロジェクトに資産を分散して投資をしておくことで、運営会社やプロジェクトの破綻リスクを分散させることができます。

短中期で投資をしたい方、資金を拘束されたくない方

自由に使える資金はある程度あるものの、結婚や出産のライフイベントが控えている方や突然の出費などに備えておきたいという方も、ソーシャルレンディング投資に向いている方となります。ソーシャルレンディングの投資期間は、数ヶ月~2年程度のプロジェクトが多いため、資金を長期間拘束されたくないという方におすすめです。

値動きに一喜一憂したくない方、本業に集中したい方

サラリーマンの方や自営業の方など本業を抱えている方は、株式投資やFXなどでリアルタイムの値動きで一喜一憂をしていては本業に差し支えが出ることになります。いったん投資をしたら、あとは投資期間が終了するまで待てばいいだけという仕組みのソーシャルレンディングは、投資や資産運用をあくまで副業にとどめておきたい、という方に向いていると言えるでしょう。

投資先の選択肢を広げたい方

ソーシャルレンディングは、比較的新しい投資ですので、今はまだ過渡期の段階です。ただ、ソーシャルレンディング市場は毎年数百億円ずつ規模が拡大しており、2018年度には市場規模が1000億円を超えるのではないかと考えられています。

個人投資家にとって、今後重要な投資の選択肢の一つとなりうる可能性を秘めていますので、「今のうちに少額からでも投資ノウハウを蓄積ししておきたい」「投資環境の整備が整った頃に本格的に投資ができるように準備を進めておきたい」という方にもおすすめです。

ソーシャルレンディング投資を始めるには?

ソーシャルレンディングは、まだまだ新しい投資ですので、まずはサービス大手数社から利用を始めてみると良いでしょう。記事内でもご紹介をしたOwnersBookは、東証マザーズ上場企業のロードスターキャピタル株式会社が運営しています。代表がゴールドマン・サックスグループで勤務経験があり、ボードメンバーも金融業界出身多数ということで、金融分野に非常に強い会社です。また、企業としての時価総額は2017年12月時点で100億円を超えており、企業規模にも安心感があります。

他にも、伊藤忠商事が株主となっており、代表がSMBC証券、ロイズ銀行を経験しているクラウドクレジットや、業界初のクラウドファンディング専業証券会社が運営するクラウドバンクなども注目のソーシャルレンディングサービスです。クラウドバンクは、2013年10月から開始されており、2017年10月時点で200億円のファンドへの応募金額を集めています。

ソーシャルレンディングは生まれてからまだ日の浅い投資分野ですので、リスク分散をするためにも、上記3社に加えて自分の投資スタイルに合った会社に分散して投資しておくことをおすすめします。

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HEDGE GUIDE 編集部

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